「世界遺産・熊野古道にあるDIYサウナ」薪割りから火起こしまで全て自分で！唯一無二の“自前サウナ”を体験してみた

この記事の画像一覧を見る（14枚）

「サウナを1から作る」。サウナ愛好家なら、誰しも憧れる響きではないでしょうか。というわけで今回は、薪割りから自分で行う和歌山県の『Kumanoko Sauna』を体験してきました。

「撮った写真を缶のラベルに」思い出の新しい残し方“Snap Drink（スナップドリンク）”とは？浅草で開催中のイベントを体験してみた

空き家をリノベーションした木の温かみ溢れる1棟貸しの宿

今回ご紹介する『Kumanoko Sauna』ですが、人口70人ほどの和歌山県の集落・高原に位置しています。空き家をリノベーションした1棟貸しの宿『SEN. RETREAT TAKAHARA』に併設されているサウナとのこと。お盆に実家（岐阜県）に帰省するついでに、車で足を運んでみました。到着までは、だいたい5時間前後といったところでしょうか。ちなみに現場付近に看板は一応あったものの、まあまあ入り組んだ山奥にあります。土地勘がないことも相まって、道に迷いながら現地を目指すことになりました……（笑）。

やっとの思いで到着したのが、こちら。無人なので、静かに自分と向き合ったり、気心知れた家族や友人と安心した時間を過ごせたりするのがポイント。自然の声……この時期だと特に蝉をはじめとした虫たちの大合唱がよく聴こえてきました。

普段、東京で過ごしていると街の喧騒や人混みがデフォルトです。だからこそ、こうやって大自然が育む音に触れるのって、なんだかいい感じかも（ただ扉の開閉など、油断しているとすぐに虫が室内に入ってくるので要注意！）。「いい感じかも♡」と言いつつ前述の通り、出入り一つとっても、夜＝虫との闘いだったので、サウナは翌朝に入ることに。到着した日は、広々とした宿の中でまったりのんびりとネットフリックスを観たり、BBQをしたり。

BBQの食材は、地元の新鮮なものばかりだそう。宿代に食事（夕・朝）も込みで入っているため、チェックイン時点で冷蔵庫に豊富な食べ物がいっぱいでした。お肉はもちろん、肉厚な龍神椎茸も絶品！

そのほか、和歌山の美味しいご当地お菓子やおつまみ、ビールなどもたっぷり置いてあります。余ったものは持ち帰りもOKとのこと。今回、私含め家族3人で訪れたのですが、その人数でも到底食べきれないほどの量だったので、持ち帰りは確実。帰宅後も和歌山を感じられるのは嬉しいです。

基本的にリビングで過ごしていましたが、個室もたくさんあったので、プライベート空間もばっちり。湯舟はなかったですが、宿の中にシャワールーム1室も完備されています。なお、屋外にはシャワーだけの棟もあり、そこには男性用・女性用それぞれ2室ずつありました。