「夢中に勝てるものは何もない」GENERATIONS・中務裕太がダンス番組『R4 STREET DANCE』での“激闘”を終えて改めて思ったこと毎週月曜深夜~放送中のフジテレビ『R4 STREET DANCE』
執筆者: ライター/黒川すい
2024年7月15日(月)より放送が開始された『R4 STREET DANCE』。この番組では日本のトップアーティスト・ダンサーが集結し、クルー=チームを結成。3カ月(1シーズン)を通して、様々なテーマに沿った複数のダンスバトルを繰り広げ、NO.1クルーを決定するというものです。
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今シーズンは、異なる事務所に所属する4組のボーイズグループから、ダンスに定評のあるメンバーがRep.(レップ)=代表者が集まりました。彼らは、世界初のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」に所属するDリーガーから、自分のクルーに引き入れたいメンバーをドラフト形式で選抜し、6人組のクルーを作り上げていったのだとか……。前回に引き続き、この記事では、GENERATIONS・中務裕太さんが率いるクルーを直撃!ラウンド1を中心に振り返っていただきました。
アツい初戦を終えて……練習時のエピソードなど気になる裏話を公開!
──本日の収録(ラウンド1~3)について、体感的にいかがでしたか?
中務裕太(以下、中務) そうですね、時計を見たら、(リハーサル含め)現場に入ってからもう13時間くらい経っていたので、びっくりしました(笑)。来たときは太陽が出ていたのに、もう真っ暗になっていて……(笑)。だけど、時間の経過が分からないくらいすごく(時間が)短く感じました。やっぱりダンスをしているときは夢中になれますね。夢中に勝てるものは何もないなと改めて感じます。それに、僕たちのチームだけじゃなくて、ほかのチームも同じように夢中になっていたのが、見ていてすごくよく分かって。すごくいい空間だったなって感じました。
──HINATAさんは、いかがでしたか?
HINATA 改めてナマで普段別のチームで戦っているDリーガーの人たちのパフォーマンスを観ると、自分ももっと頑張らないとなって思えました。あと収録を経て、“ダンスをやってみたい”と視聴者の方が思えるような環境が作り出せているなと感じたので、やっぱりテレビを通して、この空間をもっと知ってもらいたいです。
──今回の収録を通して、気になるチームはありましたか?
中務 宮近くんのチームはすごく個性があるので、まとまるのかな?とずっと思ってたんですけど、今日見たときに一体感のすごさを感じましたね。それぞれの個性を、チームとして上手く集約していて、観ている側もワクワクしました。良い意味で一番裏切られたなと。
──ラウンド1について、どうしてあの曲を選んだのか、経緯などはありますか?
中務 昔ダンスバトルに出ていたときからあの曲がかかっていて。僕の中で青春の曲なので、選びました。アーティストになって12年、ダンスを始めて24年経ちましたが、「昔の想いをちょっと忘れてんな」っていうのがあったので、この曲を聴いて初心を思い返したいなと思ったんです。
──1回しか全体で合わせられないルールだったかと思います。どれくらいの時間を使って、合わせの練習ができましたか?
中務 結構やりましたね。後半は体動かないくらいでした(笑)。
──何を重点的に行ったかなど、練習時のエピソードを教えてほしいです。
中務 僕はRyoくんとの組み技があったので、体力が続く限りやろうってことで取り組んでいました。作品が完成したの自体は早かったので、振りを細かく合わせたりとか。クオリティを高める作業を中心に行いました。
──組み技があったRyo-spinさん、練習時に印象的だったことはありますか?
Ryo-spin 今回入れさせていただいた組み技は、自分がブレーキンで活動しているチームでやっているものでもあるんですけど、結構な練習を重ねてやっとできる技なんです。今回は限られた時間だったので、正直最初は成功するのかどうか、心配な部分もあって……。だけど組み技はもちろん、チームワークの良さがないとできない技が多い中で、スムーズに決まることが多くて、それはこのチームだったからこそと改めて感じました。何をするにも息が合うなっていう感覚ですね。
──今回の発表順についてはどうでしたか?
中務 個人的には3番目が良かったんですよね。それかラストを狙っていて……。実際は2番目でしたけど、それでも自分たちが表現したいことは形にできたので、結果的には良かったなと思っています。
──ラウンド1のテーマが『RAGE(怒り)』でしたが、最近あった悔しかったこと・怒ったことなどはありますか?
中務 卵を使いきれずに、賞味期限が切れたこと。
メンバー一同 あ~!それは悔しい!(笑)
中務 あと2個なのに……!って感じでね。その怒りをラウンド1ではぶつけました。
──絶妙な個数でしたね(笑)。YUYAさんはいかがですか?
YUYA 面白いことがない……。
メンバー一同 (笑)
YUYA 面白いことが言えないこの状況が今まさに悔しいんですけど……(笑)。今日の結果を踏まえて、悔しさと “見返すぞ”というメラメラした気持ちがあります。奮い立った気持ちになりました。
──今後の戦力はなにか見えてきましたか?
中務 パッションだったり気持ちを全面に押し出したりすることは、今回できたなって思うんですけど、ほかのクルーがスタイリッシュな路線で魅せてきたので、僕らもその要素を取り入れていきたいですね。パッションとスタイリッシュさ、そのギャップが面白いんじゃないかなって。
KANAU 僕たちメンバーは気持ちやバックボーンを大切にしているので、これからもそれを出せるような作品が作れればいいなって思います。あとは、やっぱりどのチームも、生き様的なものがよくパフォーマンスに乗っかっているなって感じたので、僕ももっとそれを出せるようにしていきたいです。
(了)
前回のインタビューで感じられたガッツや情熱。それが見事に表現されたラウンド1のパフォーマンスを、様々な角度で振り返ってみました。今回は残念な結果となりましたが、バトルはまだまだ始まったばかり……!アベンジャーズらしく、ここからのし上がっていく姿が楽しみですね。Dリーグとは違う新たなワクワクに出会えるダンス番組、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。気になるクルーを見つけて、いっしょに応援しましょう!
この記事を書いた人
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。
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