セブン-イレブンのおにぎりを監修する「八代目儀兵衛」とは何者？銀座の「八代目儀兵衛」が美味しすぎてご飯を5杯おかわりした話大盛系男子がセブンのおすすめおにぎり2選を紹介＆実食レポ

「八代目儀兵衛」の実店舗に突撃！

Googleで調べてみると、意外にも銀座に店舗があるとのことで、早速「八代目儀兵衛」に行ってみました。「八代目儀兵衛」は京都と銀座の2箇所に店舗を構えているようです。

セブン-イレブンのおにぎりを取り仕切る“裏ボス”

場所は東急プラザ銀座のすぐ近く。土曜日のお昼に伺ったところ、すでに待ち合いのお客さんが数組いました。店舗前に掲示されている受付用QRコードを読み込むと順番待ちに登録することができ、自分の番が近づくとSMSで通知が送られてきます。そのため、暑い中でも外で待つ必要がなく、自分の順番が近づくまで悠々と銀座でのショッピングを楽しむことができます。人気店ながら待ち時間を快適に過ごせるよう配慮されていて、ホスピタリティがすごい。

東急プラザ銀座でウィンドウショッピングを楽しんでいると、自分の番が近づいてきたという通知（お知らせ）が届いたので、再度店の前に戻ります。自分の番が来るまでに注文するメニューを選びます。ランチのメニューは主に6種類。ひつまぶしやすき焼き、焼き魚などどれも米に合うラインナップとなっており、米料亭の本気を感じます。今回僕は一番人気の「満開御膳」を注文しました。

いざ着席すると、席には「八代目儀兵衛」による米へのこだわりが書かれていました。そこには「おかわり自由」の文字。どこまでもカスタマーファーストな「八代目儀兵衛」に涙を禁じえません。また常に炊きたて10分以内の土鍋ご飯を提供しているこだわりように、胸が高鳴ります。

「満開御膳」が到着。天ぷらや刺身にいくら、また焼き魚が2種と上品な和食料理の雰囲気を漂わせていますが、その正体は米泥棒。コナンの怪盗キッドもびっくりの変装です。

お茶碗には大きなおこげが。店員さんによると、卓上の塩を振って食べるのがおすすめとのこと。いざ塩を振って食べてみると、せんべいのようなパリパリ食感とともに、おこげ特有の香ばしさが口の中全体に広がります。

そしておこげの下から現れたのは、ツヤツヤの白米たち。米粒一つ一つにハリがあり、粒が主張しているのに口に入れるとふっくらと口の中でほどけます。僕が自宅で炊いた白米（写真下）と比較しても一目瞭然で、麻布生まれの貴公子と大阪の下町で生まれ育った僕が並ぶ、品質の違いが見た目で分かります。

その後は米泥棒たち“一人一人”からがっつりと白米を盗まれながら、すでに御膳のおかずたちでお茶碗4杯を完食。白米を掻き込むスピードは止まらず、「おかわり自由」の言葉に甘えて何度もご飯を注文する僕の姿に「ヤツはとんでもないものを盗んでいきました……遠慮です」と、ルパン三世の銭形警部も戦意喪失です。

そして最後は、卵かけご飯用に追加の「豊後の伊吹」を注文。やはりご飯の一番美味しい食べ方はＴＫＧです。

色濃い黄身は味がとても濃厚で、満足感たっぷりの卵かけご飯になりました。醤油の香ばしい風味と濃厚な卵が混ざりあい、究極のシメとなったご飯を口の中に掻き込み、5杯目のお茶碗を空にして食事を締めくくりました。

「ご飯監修 京都 八代目儀兵衛」の文字を頼りにセブン-イレブンのおにぎりのルーツを探ってみると、最高の米料亭にたどり着きました。ぜひ、セブン-イレブンのおにぎりにお世話になっている方も、そうでない方も一度お店に行ってみてください！