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「20年以上銭湯がなかった街」原宿で話題のハラカド「小杉湯」に入ってみた!気になる温冷交互浴や銭湯飯とは?

執筆者: ライター/黒川すい

小杉湯3代目、街の銭湯としての想いを語る

ここまで実際に小杉湯やチカイチを体験しながら、街に根付く銭湯を肌で実感してきました。さらに、銭湯文化を深堀りすべく、小杉湯3代目・平松佑介さんにもお話を伺います。

──原宿への2号店展開を決めたときの想いを教えてください。

平松さん(以下、平松) 銭湯に限らず、街の本屋さんや喫茶店、映画館や商店街ってどんどん失われていますよね。すべてがチェーン化されていくことが豊かなのか?考えることも多いです。そういう背景から、街にある銭湯の価値をもっと高めていきたいなと思って、原宿への出店を決めました。また、文化に関する経済を回す社会を作っていこうという挑戦の気持ちもあります。

──当然ながら、高円寺と原宿で雰囲気が異なっているのが面白いなと感じました。2号店のこだわりや、意識していることはありますか?

平松 地域に銭湯があることって豊かなことだと思います。この原宿には20年以上銭湯がなかったんですが、だからこそ0年目の銭湯を1から作ろうと思いました。高円寺と原宿では街の色が全然違うので、長い年月をかけて、原宿という街に馴染む銭湯を目指していきたいです。

──最後にこれからの展望や、チカイチをどのように盛り上げていきたいですか?

平松 街に住んでいる人たちや、働いている人たちにとっては日常の一部、そして原宿に遊びに来た人には、この街の日常を感じ取ってもらえるよう、毎日を積み上げていきたいですね。一度来ていただいて終わりにしたいわけではないし、テーマパークを作りたいわけでもなくて……。日常の中の小さな幸せを感じてもらうことを大切にしたいです。来るたびに何かしら新しい発見があるという場所をこれからも目指していきたいと思います。

小杉湯原宿
営業時間:7:00~23:00(最終受付22:15) ※時間帯によって入場制限あり
料金:大人/¥520 中人(小学生)/¥200 小人(未就学児)/¥100
定休日:毎週木曜日
小杉湯原宿公式サイト:http://kosugiyu-harajuku.jp/
チカイチ公式サイト:https://chikaichi.kosugiyu-harajuku.jp/

この記事を書いた人

アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。

Instagram:@mercredi_7.pm

Website:https://smartmag.jp/

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