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先行販売は明日6月9日。GEEKS RULE最新作はサイバーパンクアニメの金字塔『GHOST IN THE SHELL』

執筆者: ライター/TOMMY

1990年代のオリジナルデータを使用し、原画を当時よりも忠実に再現!

何よりも特筆すべきは、1995年版のオリジナルデータが使われている点ではないだろうか。

実は現在販売されている各種マーチャンダイズ商品のほとんどで使用されているデータは、1995年のオリジナル公開時のものとは別物。2008年にリマスター版の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2.0』も公開されているため、そちらを使用しているものも多い。そんな中、ギークスルールでは90年代のオリジナルピースと同じデータを採用。さらに高度な分版技術とシルクスクリーンでの多色刷りの合わせ技によって、当時ものより忠実に原画の再現を試みたという。

その作業は、版元では保有していなかったデータ探しから始まり、完成までにかかった時間は約10カ月にも及んだそう。

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また、本アイテムがオマージュしたというヴィンテージピースと見比べた際に勝るとも劣らないのが、そのプリント技術である。細部に至るまで精緻に描き出されたライン、義体の肌の質感をも表現する繊細で立体的なグラデーションや、奥行きを感じさせる影の描写には、唸らせられるばかり。ちなみにコピーライトにも差違が見受けられる。シルクスクリーンならではのアナログな表情も、1980年代の当時に描かれたサイバーパンクな世界観によくマッチしている。

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フロントだけでなく、“IT FOUND A VOICE…  NOW IT NEEDS A BODY”と記されたバックプリントにもこだわりが。もはやお家芸ともなった“ブラックマジック”と呼ばれるプリント技法と色の濃淡、そして高度なシルクスクリーンの製版技術を駆使し、何度も修正を繰り返した結果、浮かび上がるような表現に成功したという。決して派手ではないが、見る人が見ればその技術力の高さが一目瞭然だろう。

この記事を書いた人

メンズファッション誌やモノ系のWEBメディアを中心に、ファッション、モノ、アイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛する。

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