【アイナ・ジ・エンドも出演】プールが会場!?ライブアート”通底縁劇・通底音劇”「不思議な愛な富津岬」が新感覚すぎた
執筆者: ライター/黒川すい
テーマは旅、あっという間の約1時間
ライブの世界観は、まるで不思議の国のアリスのよう。約1時間にわたる演目は、旅をテーマにしています。ふたりの“アリス”を演じるアイナ・ジ・エンドさんと東京 QQQ のアオイヤマダさんは、お揃いのワンピースを身に纏い登場。ふんわりとした黄色のワンピース、プールサイドのピンク、プールの底で揺らめく水色……それぞれの色が甘美に響き合っていて綺麗です。1曲目には「幻影」を歌唱しました。
次々に登場するのは、個性が輝く魅力的なキャラクターたち。“跳ねない蛙”、“恋する灯台”、“踊る根”などに模した東京 QQQ のメンバーが、会場内を大きく使いながら迫力あるパフォーマンスを行っていきます。
白うさぎ姿で「華奢な心」を、情熱的な赤い衣装で「前髪上げたくない」を披露するアイナ・ジ・エンドさん。
4曲目には、ポールダンスに合わせ東京 QQQ のメンバー全員と一緒に踊りながら「宝者」を披露し、会場の盛り上がりは最高潮に。最後に“通底縁劇・通底音劇”テーマソングを観客と共に踊り、一体感を高めたままステージはフィナーレを迎えていきます。
プールサイドも舞台のうち!フィナーレを盛り上げるかの如く、私たちのすぐ目の前でも繰り広げられるパフォーマンスにドキドキしました。距離感がほんとうに近い!アリスたちの旅をただ見ているのではなく、一緒に旅している気持ちになれる演出がたくさん詰まっています。
写真からもお分かりの通り、この日はあいにくの曇り空。しかしながら、結果としてこれも演出のスパイスになっていたと思います。たとえば、それぞれのキャラクターの衣装が真っ白な空の中で映え、存在感を際立たせていたり。朝や夜といった様々な場面転換でも、すんなりと世界観に没入できたりして。終演後にはちょうど太陽が雲間から覗く瞬間もあり、天然ものの奇跡の演出が、よりこのライブを盛り上げたんじゃないでしょうか。とにかく面白い、新感覚のパフォーマンスの余韻に私は未だ浸っているところです。
ちなみに今回の「不思議な愛な富津岬」以降もスペシャルライブの予定はまだあるので、気になる人はぜひチェックしてみてください!
今後のスペシャルライブ予定について
https://100nengo-art-fes.jp/event/通底縁劇・通底音劇/
小林武史が語る、新たな試みとなる「通底縁劇・通底音劇」とは?
https://100nengo-art-fes.jp/2024/03/23/kobayashitakeshi-interview/
この記事を書いた人
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。
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