アメリカの“理想と現実”を表現したブランド「KYOU」を知ってるか？定番3アイテムに迫る

“今日”を生き抜くための服を届ける、今注目の新ブランド「KYOU」（キョウ）をご存知でしょうか。デザイナー自身がアメリカに渡り、“想像していた理想のアメリカ”と“目で見て感じた実際のアメリカ”を表現しているブランドです。

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今シーズンの注目ポイントは特殊刺しゅう、オリジナルジャガード、プリントの3つです。ロードトリップの道程で、デザイナーの目に焼き付いた情景を刺しゅうや服に込めているそう。今回は、そんな「KYOU」（キョウ）の定番アイテムを3点、ご紹介します。

デザイナーが大いに影響を受けたRiver Phoenix（リヴァー・フェニックス）を着想源に、生前の彼が着用していたデニムをイメージしたKYOU（キョウ）定番のテーパードデニム【JUDE】です。

生地にはリーバイス社が赤耳から耳なしに移行した1980年代後半に生産された通称【ハチマル】のタイプをリプロダクトした生地を採用。コレクションのコンセプトと時代背景がマッチングした素材で加工によるシボ感、アタリが出やすいデニム生地となっています。

今シーズンはオリジナルグラフィックプリントに用いたモチーフを使用し、起毛刺しゅうを施しました。立体に縫われた刺しゅう糸を手作業でカットしながら起毛させ、丁寧にブラッシングで毛の流れを再現しています。グラデーションやぼかしの表現ができることが特徴です。

こちらも、一つ目にご紹介した JUDE” WITH ABSTRACT Standard by 80s Reproduced Denim と同じく【ハチマル】のタイプをリプロダクトした生地を採用しています。

異なるのは裾にあしらわれたこちらのイチョウ！モチーフのイチョウは、デザイナー自身がアメリカで過ごした原体験、感銘を受けた土地には必ずと言っていいほど色づくイチョウの木、色づき枯れ果てていく葉が景色の一部としてあったことから採用されました。 

刺しゅうには国内でも有数の刺繍工場で加工し、糸と糸が橋渡しのようにつながっている独特のフリンジ刺しゅうを用いるなどこだわりが詰まっています。美しい秋らしさが足元を彩ります。

KYOU（キョウ）の定番アイテムとして継続展開していくヘビーウェイトスウェットは、デザイナー自身がが幼少期に大きく影響を受けた実兄と同じ洋服を色違いで購入し、シェアしていたエピソードから”BROTHERS”の名称がつきました。

今シーズンは衿のレザーを本革のウォッシャブルレザーに変更したほか、製品で洗い加工を入れており一度水通しをしています。そのため、購入後でも洗濯後の縮みを感じさせないつくりとなっています。

シーズンカラーとして新色MINTも展開。明るく爽やかな色合いが目を惹く一着です。

また、身頃のスウェット生地も変更し、目付や肉感はそのままに、タオルのようなパイル状に編立てることで空気を含んだ快適な着心地の裏毛生地を採用。ファスナーにはEXCELLA®ジップを使用し、古臭さと高級感のミスマッチを楽しめるブランドの定番アイテムとなっています。

他にも、カジュアルな雰囲気の中に、アメリカの大きな自然やデザイナー憧れの人物の面影が垣間見える、素敵なデザインが目白押し。いつものファッションにアクセントを加える一着になること間違いなしです！

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