【長谷川慎×古屋呂敏インタビュー】「あっ、チューしちゃった!」ドラマ『恋をするなら二度目が上等』で魅せる極上の“拗らせ恋愛模様”と大人の色気
執筆者: ライター/黒川すい
役どころとは違う!?リアルでは駆け引きナシで恋愛にぶつかるタイプ?
──それではここからは、お二人の恋愛観についてお聞かせください。“高校時代の初恋”がこの作品の大きなテーマになっているかと思いますが、初恋のエピソードがあれば教えていただきたいです。
古屋:初恋ですか!記憶も定かじゃないんですけど……(笑)。たしか中学生くらいだったと思います。
──アプローチなんかもされたり?
古屋:しましたね。一応告白までして、返事は有耶無耶(うやむや)だったんですけど、一緒に下校してました。いい思い出です。
──甘酸っぱいですね。長谷川さんはいかがですか?
長谷川:僕はなんだろう……。あ、幼稚園の頃、お泊り会があって。そのとき、隣りで寝ていた子を可愛いな~って思いました。
古屋:緩くていいね~!
長谷川:進展は全然なかったですが、心が動いたのはその時が初めてだったと思います。
──宮田は、この初恋を“黒歴史”として最初封印していましたが、お二人も恋愛に関しての黒歴史や失敗談、トラウマなどはありますか?
長谷川:いや、ないかな(笑)。
古屋:結構切り込んだ質問ですね(笑)。僕は相手を好きになると、のめり込んでしまうところがあって、若い頃は他の物事を蔑(ないがし)ろにしがちでした。例えば、恋愛にがむしゃらになっちゃって、仕事に対して力を抜いているような感じにもなったりとか……。それが失敗談ですね。大人になってからは、もちろん止めるようになりました。
長谷川:あ、じゃあ僕の失敗談は……。
古屋:じゃあってなに!?
長谷川:いまの呂敏さんの話を受けて、僕も甘酸っぱい失敗談があったなと思ったんです。
古屋:お、いいね。詳しく聞かせて。
長谷川:小さい頃、付き合う感覚とかはまだなかったんですが、両想いみたいな状態の子がいたんです。バレンタインデーのときチョコももらったんですよ。それで、ホワイトデーにお返しをしようとずっと思ってました。学校に行けば渡せるだろうと軽く考えてたんですけど、その子が転校してしまって。結局、渡せずに終わっちゃった……ということがありました。
──切ないエピソードですね。
長谷川:だから渡せるときに渡さなきゃなって、その時強く思いましたね。
──再会してからの宮田と岩永が見せる“恋の駆け引き”が本作の見どころのうちの一つかと思います。お二人は、駆け引きは得意なタイプですか?
長谷川:聞いた話によると、駆け引きとか要らないって。そういう噂があるようで。
古屋:そういう説もありますね。
長谷川:それからはシンプルでいいのかなって思いました。それに僕自身、もともと結構素直に言動で伝えるタイプなので、駆け引きはできないですね。巷(ちまた)でよく聞く「LINEの返信を遅くする」とか、そういう駆け引きはないです!
古屋:僕の場合は、いま演じている崇の役に若干近いんですが、想いは真っすぐに伝える派なので、駆け引きはしないです。でも、やきもちは焼いちゃいますかね(笑)。
──ご自身の役に対して、恋愛のアドバイスを送るなら何と伝えたいですか?
長谷川:宮田はすっごくガードが固くて、それ故にちょっと誤解されやすいんです。崇からアプローチをもらっているんだけど、「嫌いなの?」って思われてしまうくらい相手に対して素っ気ない。自分の愛情表現が少し下手というか……。ストーリーの展開上、そういう役ではあるんですけど、もっと甘えられるところは甘えちゃえばいいのになと思います。
古屋:崇って恋愛が上手な気がするんですよね。僕自身も演じながら「こんなことされたら沼っちゃうだろうな」と思ってしまうんですよ。そういう魅力が崇にはあるので、僕がアドバイスできるようなことはないと思います。崇のほうが上級者な気がしますね(笑)。
──最後にお二人から作品の見どころをお聞かせください。
長谷川:宮田と崇の日常的な会話はもちろん魅力的ですが、所々で起きるハプニングや、二人の距離感の変化もハラハラして楽しめるんじゃないかなと思います。この恋はどう決着がつくのか、毎週見届けていただきたいです。
古屋:これは性別というより、人が人を想う気持ちのあったかさ・繋がり、それに加えて、自分の経験から生まれるこじれが感じられる作品だと思います。観ている人が自分を投影できるようなシーンもきっとあると思うんですよね。だから、そこを楽しんでいただきつつ、崇と宮田の恋の物語に注目していただけたら嬉しいです。
お二人の掛け合いのテンポ感の良さや、撮影のエピソードから終始和やかな雰囲気が伝わってきました。恋愛観に関しても、役柄に共通する部分・異なる部分それぞれ垣間見えた印象です。これらの要素がどのように作品内に落とし込まれているのか、物語から目が離せません!
(了)
Profile/長谷川 慎(はせがわ・まこと)
1998年7月29日生まれ。神奈川県出身。今最も旬なダンス&ボーカルグループTHE RAMPAGEのパフォーマーとしても活躍し、舞台「ロミオとジュリエット」では主人公・ロミオ役を好演。ドラマ「自転しながら公転する」「シガテラ」「顔だけ先生」など話題作への出演が絶えない。
長谷川慎公式Instagram:@makoto.hasegawa.official
長谷川慎公式X(旧Twitter):@makoto_lo_olzzz
Profile/古屋 呂敏(ふるや・ろびん)
1990年6月2日生まれ。京都府出身。「仮面ライダーセイバー」や日曜劇場「VIVANT」、恋愛リアリティシリーズ「オオカミちゃんには騙されない」出演など俳優としても躍進する傍ら、モデル・フォトグラファーとマルチな才能を発揮する。
古屋呂敏公式Instagram:@robin_officialjp
古屋呂敏公式X(旧Twitter):@mynameis_Robin
この記事を書いた人
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。
Instagram:@mercredi_7.pm
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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