実力派コント師・ラバーガールの“ストロングスタイル”なLIVEの模様をレポート!
去る3月10日(水)、「ラバーガールリクエストアワー2021」が東京・渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホールにて開催された。このライブの模様は3月22日(月)0時より、有料動画配信がスタートする(リンクはコチラから!)。
「完売必至!村上隆のアパレルコレクション」話題の“TM/KK”最新作はお花のジャカード織りジャケットが欲しすぎる
飛永「去年1年間(有観客)ライブができなかったので、リハビリ的な感じもありつつ、まず舞台に立つことから始めてみようかな、という気持ちでやりました」
大水「本当に久々だったんで最初はちょっと緊張したんですけど、3本目で結構体力の使うネタをやって、緊張どころじゃなくなりました。それよりも、足腰が本当にフラフラになって……後のネタはそれをごまかすのに必死でした」
飛永「よく観てくれたら、一瞬フラッとしてるときがあります。配信ではぜひそちらも注目してください」
『キングオブコント』に2度の決勝進出を果たす実力派コント師・ラバーガール。ライブ直後にお話を聞くと、結成19年目とは思えないほどの謙虚さがうかがえた。
このライブは、ラバーガールの持ちネタから30本を事前にリストアップし、その中から来場者アンケートでリクエストされたネタを時間の許す限りランダムに披露するという、ストロングスタイル。
ネタ抽選にはあまり時間を割かず、とにかくやれるだけネタを披露しまくる。そして最後には、惜しげもなく新ネタも披露。ネタ準備の時間はMCのいけだてつやが繋ぎ、少しも観客を飽きさせることがない。ラバーガールファンはもちろん、お笑いファンにはたまらない、非常に贅沢なライブだ。
ライブが始まったと同時に「距離が空いてるから笑いが少ないんでしょ? 配信では笑い足せばいいよね?」と、序盤から会場を沸かせるふたり。
1本目の『振り込め詐欺の電話』から、どのポイントでも笑いが起きる非常にあったまった会場。その雰囲気から、自分たちの好きなネタを観られる観客の幸せが感じ取れた。
MCのいけだが「肉体労働」と比喩した3本目のネタ『ソファー』(とにかく足腰がキツいコント)が抽選箱からひかれた瞬間、会場からは盛大な拍手。ふたりからは「うわぁ〜」と悲鳴が。実際ネタ中にはアドリブも組み込まれ、元々ネタを知っているファンもさらに楽しめるネタとなっていた。
そのほか、大水が「今日一回も練習してないなぁ〜」と不安を漏らした『再会(未来からきたやつ)』や、代表ネタの『猫カフェ』『保育園』など、次々と色の違うコントを披露。
貴重な『漫才』の冒頭では、大水の「芸人オマージュ」が怒涛の連発。これも「リクエストアワー」ならではの見どころの一つだ。
そして、会場が待ち望んだ新ネタ。ネタ終わり、人生で一回言ってみたかった「邪魔するで〜」が言えたと喜ぶ大水。
ラバーガールは、最後まで勢い劣らず合計12本のネタをやり遂げた。
いけだてつやによるネタ繋ぎのMCも、「一発ギャグ」「大喜利」など、何で繋ぐかをサイコロの目で決める形で、こちらも即興ストロングスタイル。サイコロの5の目には「ゆってぃ」の文字が。配信では、ゆってぃが出るか出ないかも、密かな楽しみにしてほしい。
PROFILE
大水 洋介(おおみず・ようすけ)
1982年12月12日生まれ。
Mercibeaucoupの鳥柄セーターは、4年前の酉年の時に購入。次の酉年まで着ようと思っているとのこと。
飛永 翼(とびなが・つばさ)
1983年2月13日生まれ。
全体的に「安いEXIT」を目指しているとのこと。
取材・文/佐々木 笑
この記事をシェアする