【あのちゃんインタビュー】ぼくが本当に音楽を大切にして活動しているってことを伝えていきたい【1stフルアルバム『猫猫吐吐』に込めた想い】
執筆者: コンテンツディレクター/田島 諒
2020年にano名義でソロアーティスト活動をスタートさせた、あのちゃんことanoが待望の本誌初登場!12月13日にリリースしたばかりのファーストフルアルバム『猫猫吐吐(ニャンニャンオェー)』に込めたアーティストとしての想いをインタビュー。
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“猫猫吐吐”は僕のユーザーネームでもあったんです
――待望のファーストフルアルバム『猫猫吐吐』が12月13日にリリースされました。タイトルの読み方は〈ニャンニャンオェー〉ですが、この意味から教えてください。
「“猫猫吐吐”というワード自体は、昔からゲームをするときのユーザーネームで使っていたり、プロフィールにひっそり書いたりしていたんで、ぼくのことを知っている人にはなじみのある言葉だと思うんです。今作はソロ初のフルアルバムで、ぼくにとってすごく大切な作品になったので自分が一番気に入っている造語をタイトルにしたいと思って、音のノリもいいし、いい感じなので『猫猫吐吐』にしました」
――メジャーデビュー以降に発表してきた大ヒットチューンの収録はもちろんですが、2枚組の構成でインディーズ時代の楽曲も入れていますよね。ここには何か意図はありましたか?
「ぼくのことを最近テレビで知った人は、インディーズ時代にどんな音楽をやっていたのか知らないと思うんですよね。そんな人に向けては自分のことをより深く伝えられるかなと思いますし、昔から応援してくれているファンにはより喜んでもらえるんじゃないかなと思って。それに、こうしてフィジカル音源をリリースするということがすごく嬉しいので、形に残るものだからこそ充実した内容にしたいと思ったんですよ」
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――たしかに今作『猫猫吐吐』は、anoさんにとって初のフィジカル音源となるわけですもんね?
「はい。時代的にはデジタル配信が主流なわけですけど、ぼくも学生の頃にCDを聴いて感動したり記憶に残っていることがあるのでフィジカルの存在は今でも大切だと思いますね。この『猫猫吐吐』もCDを手に取ってプレイヤーに入れて聴く、という音楽体験自体を楽しんでくれたら嬉しいです。そしたら思い出としてアルバムが残るし、聴いてくれた人が10年後、20年後に思い返すこともできるんじゃないかと思うので」
この記事を書いた人
DMRT inc.所属。数々のインディペンデントカルチャーメディアを経て2016年に独立。ロック全般をベースとする音楽コンテンツの制作、メディアディレクション、地域振興系メディアのエディットなどを行う。日夜チャリで渋谷を爆走する漆黒のCITY BOYとして、365日スコッチを手放さない。
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