【ヴィム・ヴェンダース監督最新作】映画『PERFECT DAYS』で女優デビューを果たした中野有紗が登場!「ありのままの私でニコを演じました」
執筆者: ライター・エディター/佐藤玲美
中野「年齢は私と同じくらいで、主人公の平山さんの妹の娘なんです。平山さんは質素で穏やかな生活を送っている一方で、ニコの母親の生活はとてもセレブ。ニコの母親も平山さんの生き方をあまり良くは思っていないんですね。ただ、ニコは親の価値観に左右されず、自分の目で平山のおじさんを見たいという気持ちがあって。どこか自分たちとは真逆の生活を送る平山のおじさんを心の拠り所にしている部分がある女の子です」
熊谷「この作品には、役所広司さんを始め魅力的な俳優さんが多数出演しています。演技をしているなかで心がけたことはありますか?」
中野「素晴らしい俳優の方々と一緒の空間で演技をさせていただいたのは貴重な経験でした。そんな中で、自分で役を作っていくというよりは皆さんで作り上げた空気感や流れに身を任せていくような感覚でしたね。あとは、台本に書かれていない部分にも想像を膨らませたりして、役に対して自分なりに肉づけしていくような作業はしていました」
熊谷「カンヌ国際映画祭を経て、日本での公開は12月22日からなので、ぜひ僕も映画館で観たいなと思っています」
Profile/中野有紗(なかの・ありさ)
モデル・女優 モデルとして 広告や雑誌などで活躍中。ヴィム・ヴェンダー ス監督作品『PERFECT DAYS』に役所広司演じる主人公の姪役で出演。12月22日より公開。
Profile/熊谷隆志(くまがい・たかし)
1994年スタイリストとして活動を開始。1998年フォトグラファーとしての活動もスタート。 広告・雑誌等で活動するかたわら、様々なファッションブランドのブランディングやショップ内装、植栽のディレクションなど、幅広い分野で活動。公式Instagram@takashikumagai_official
『PERFECT DAYS』
12月22日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
ドイツの名匠ヴィム・ヴェンダース監督が役所広司を主演に迎え、東京の渋谷を舞台にトイレ清掃員の男が送る日々の小さなゆらぎを繊細に描いた物語。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され役所広司が日本人俳優としては2人目となる最優秀男優賞を受賞。
監督:ヴィム・ヴェンダース
脚本:ヴィム・ヴェンダース、 高崎卓馬
製作:柳井康治
出演:役所広司、柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和
製作:MASTER MIND
配給:ビターズ・エンド
2023/日本/カラー/DCP/5.1ch/スタンダード/124分
ⓒ 2023 MASTER MIND Ltd.
撮影&スタイリング=熊谷隆志
ヘアメイク=小澤麻衣(mod’s hair)
インタビュー&文=佐藤玲美
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この記事を書いた人
東京在住のライター・エディター。『smart』『sweet』『steady.』『InRed』など、ウィメンズ、メンズを問わず様々なファッション誌やファッション関連のwebでライター&編集者として活動中。写真集やスタイルブック、料理本、恋愛心理、インテリア関連、メンタル&ヘルスケアなどの本の編集にも携わる。独身。ネコ好き。得意ジャンルはファッション、ビューティー、インテリア、サブカル、音楽、ペット、料理、お酒、カフェ、旅、暮らし、雑貨など。
Instagram:@remisatoh
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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