eスポーツキャスターの第一人者・岸大河のファッション論。この男、スーツからカジュアルまで死角なし!?
――スーツスタイルの時のこだわりは?
岸 「自分の体にフィットしたものを選ぶ」。「いつも同じ印象をならないようにシャツやネクタイなどを変える」。「重たくならないように色や素材に気を配る」とかですね。大したこだわりはありません(笑)。あとはスーツ同様、レザーシューズにもハマった時期があるので、靴選びは今でもスーツ着用時の楽しみです。最近だとタッセルローファーを履くことが多いですね。
――好きなブランドはありますか?
岸 最近は「ラルディーニ(LARDINI)」を着ることが多いのですが、思い入れがあるのは「ヒューゴ ボス(HUGO BOSS)」。僕がスーツを購入しようと思った当時、レアル・マドリードの選手と同じスーツが買えるという広告記事を目にしたんです。チームの公式スーツがボスだったわけなんですが、その頃のレアル・マドリードといえばクリスティアーノ・ロナウドなどのスタープレイヤーが揃っていて、なによりも僕が大好きなサッカー選手であるジダンが監督を務めていたチーム。「これは間違いないものだ」という個人的な思い入れで、彼らと同じスーツを買ったことを覚えています。
シンプルなファッション観。
その出発点は、妻にあり。
――ここからは私服や持ち物についてお聞きしていきます。ブランドアイテムを身につけている印象がありますが、興味はいつ頃から?
岸 それこそスーツより最近の話ですね。実は、「メゾン ミハラヤスヒロ(Maison MIHARA YASUHIRO)」や「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」など、デザイナーズブランドを着るようになった発端(ほったん)は妻との出会いにあるんです。以前の僕は割と無難なスタイルを好み、お金もそれほどかけていませんでした。着たことのない方向性の洋服を妻が教えてくれて選択肢が広がり、ファッションがさらに楽しくなりました。
――ということは岸さんのスタイルは奥様好み?
岸 結婚前の話なので、付き合っている彼女に気に入ってもらいたいという気持ちはありましたね(笑)。ただ、自分の好きなテイストや着てみたい服がわかるようになった今は、妻の好みから外れることも……。
――スタイルが枝分かれしちゃったんですね(笑)。洋服の好みに変化は?
岸 奇抜なデザインよりシンプルで着やすい服が好きなのはずっと変わっていないです。ブランドロゴが前面に出ているようなものはちょっと苦手。楽に着られる服が好きな理由は多分スーツの反動ですね。スーツを着ているといい意味で緊張感が生まれるので、そこから解放されたときはリラックスした状態でいたいんだと思います。
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