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連載eスポーツの輪〜e-sports donuts

eスポーツキャスターの第一人者・岸大河のファッション論。この男、スーツからカジュアルまで死角なし!?

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この日は「メゾン ミハラヤスヒロ(Maison MIHARA YASUHIRO)」のパーカーとシューズ、や「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」のパンツを着用。

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eスポーツ業界のフロントマンや業界の活性化を担う存在にインタビューを行うsmart Webの連載『eスポーツの輪〜e-sports donuts』。第5回のゲストは、プレイヤーとしてeスポーツの黎明(れいめい)期から活動を開始し、キャスターに転身した今も大会やイベントの司会、実況、解説などで活躍中の岸大河さん。eスポーツウォッチャーの方はご存知かもしれませんが、岸さんはファッションの機運が高まるeスポーツシーンの中で指折りのお洒落さん。

eスポーツ業界において常に人目に触れる立場の人物は、日頃どんなものを身につけているのか?現在までの経緯を振り返りつつ、好きなスタイルや普段のバッグの中身からスタイリッシュな視点を掘り下げます。

プロサッカー選手を目指すも
引きこもりの過去。
ゲームとアルバイト漬けな毎日

――まずはゲームとファッション、それぞれの入り口についてから伺います。興味を持ったのはいつ頃ですか?

岸大河(以下、岸) 先にハマったのはゲームでした。きっかけは中学1年生の終わり頃に初めて触れたインターネットの世界。オンラインゲームやホームページを制作することが楽しすぎるあまり、学校に行かなくなってしまったほどです。ただ、当時は本気でプロサッカー選手を目指していて、全国的にも有名な都内のクラブチームに所属していました。なので、みんなが学校に行っている時間に自分は引きこもってネット三昧、サッカーのために家を出る、みたいな生活でしたね。

――その生活はいつまで続いたのでしょうか?

岸 高校進学の際にサッカーで上を目指すのは諦めました。そして高校入学を機にゲーム沼から抜け出そうと思い、いろいろと試してみましたがどれも長続きせず……。結局、高校卒業までゲームとアルバイトばかりを繰り返す日々を送りました。

eスポーツキャスターの第一人者・岸大河のファッション論。この男、スーツからカジュアルまで死角なし!?

――2008年、当時19歳の岸さんはプレイヤー名「stansmith」でゲームの大会デビューを飾ります。将来について考え出したのはいつ頃でしたか?

岸 「ゲームで稼げたらいいな」と、安易ながら思い始めたのは17、8歳くらいです。でも、その頃はまだプロゲーマーの存在は今ほど認知されておらず、競技シーンも活発ではなかったので将来像は漠然としていて。“stansmith”の名前はアディダスのスニーカーから取りました。と言ってもそれほど深い意味はなく、履いている人が多いのでみんなが知っている存在だろうと思ったからです。

――ファッションに気を配るようになったのはもう少し大人になってからということですね。

岸 はい。割と最近の話です(笑)。当時の自分は、サッカー仲間や兄など周りにファッション好きがいたのでファッション雑誌をよく目にしていました。ですが家とサッカー場、あるいはアルバイトの往復がほとんどだったので、オシャレをして外出する意識や機会は正直なかったんですよね。身なりを気にするようになったのは2013年に選手活動を終えて、14年からゲームキャスターとして本格的に動き出した頃です。

――きっかけは何だったんですか

岸 MCや実況者として表舞台に出る際にジャケットくらいは着ようと思って、そこからですね。日本国内でゲーム業界の規模が広がり、今まで以上にたくさんの人が見てくれているんだなという実感があったので。それに僕がキャスターに転向した当時、韓国やアメリカなどeスポーツが盛んな国ではスーツを着ているゲームキャスターが増えていました。なので、ゲーム特有のアンダーグラウンド感の払拭(ふっしょく)だったり、これは“競技”だとアピールする意味も込めて着るようにしたんです。

両国国技館で行われたVALORANTのトーナメント「Red Bull Home Ground」に実況解説で参戦。Photo@YossyFPS

――今まで着る機会がなかったタイプの服選びに、とまどいはなかったですか

 最初の頃はTシャツやカットソーの上にとりあえずジャケットを合わせるだけだったので、言ってしまえば雰囲気重視というか。徐々に着方のパターンを考えるようになり、セットアップやスーツスタイルに意識が向いていきました。気になったものをサイトで調べたり、銀座や新宿、表参道にある店舗へ足を運び、直接触れることで学んでいった感じです。スーツの歴史や文化を知ったことでハマってしまい、一時期はクローゼットに大量のスーツが(笑)。今では落ち着き、夏用冬用合わせて5〜6着ほどを着回しています。

この記事を書いた人

本田圭佑

本田圭佑

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