話題作&バラエティに引っ張りだこの大友花恋が二日に一回観る映画とは?【WOWOW『フィクサーSeason3』に出演中】
執筆者: クリエイティブ集団/画画画
毎回様々なジャンルで活躍する著名人をモデルに迎え、大判カメラで10枚(ONE ROLL)の写真を撮影し、その写真からストーリーを紡いでいく連載「4×5(シノゴ)」。「4×5」という連載名は、大判カメラで使用されるシートフィルムのサイズが由来です。第6回のゲストは、モデルに役者にタレントにと幅広く活躍中の大友花恋さんをフィーチャー。今回はインタビュー後編をお届けします。
「表参道ヒルズのクリスマスツリーが圧巻すぎた」レンズを“4万枚”使用した“8.4m”のクリスマスツリーにうっとり♡
愚痴を言う時は早口になります(笑)
――大先輩の方々と絡む機会がすごく多いと思うんですが、やっぱり緊張しますか?
大友花恋(以下、大友) 緊張しますね。今日もこの前にドラマ『ハイエナ』(テレビ東京)の撮影をしていたんですけど、10年以上お芝居をやってるはずなのに、先輩と1対1で演じる時に、書類ケースに紙を入れる手がこうやって震えていたりとか(笑)。
――もうキャリアも10年になるんですね。緊張する理由というのは、先輩に見られているからとか?
大友 もちろん先輩のオーラとかお芝居に圧倒されたりとか、「さすがだな、格好いいな」って憧れることも多いんですけど、自分がもらっているこの役を成立させるためには、この動きがスマートにできないといけないなとか、ふと自分にプレッシャーを課した時に緊張しますね。それこそさっき(前編で)お話した、写真を撮ってもらう時の自意識の話に似ていると思います。普段、お芝居をしている時はそのキャラクターが考えてることに集中できていれば緊張はしないんですけど、ふとちょっとした動作とかに意識が向いた瞬間に、途端に「ああ、これが失敗したら」とか考えてしまって緊張しちゃうんですよね。
――smart読者には大友さんと同世代の方々が多いと思うのですが、大友さん自身も色々勉強したり先輩から教わったり、もがきながらもその中で力をつけてきたと思います。何かその中で感じたり学んだことはありますか?
大友 私がお仕事を始めて、大人の皆さんとたくさん接してきた中で「これは間違いないな」と思ってることは、大人の人が言うことはどんなことであれ、絶対的に正しいということです。色んな人がいると思うし、あなたは自分のことを分かってないとか、私はこうだからって思う瞬間も人や状況によってはあるかもしれないんですけど、やっぱり大人の人が自分よりも長い間考えた上で話してくれる言葉って正しいんですよ。その時の自分にはフィットしない言葉もあるかもしれないけど、どこかのタイミングで絶対に納得する時が来ると思うし、その相手が話してくれた言葉が言葉通りじゃない形で自分に届く瞬間というのも絶対に来ると思うので。その瞬間は理解できなくても、自分のレベルはその人の言ってることに追いついていないだけだから、納得がいかなくてもそういうものなんだって一回自分の中にインプットするように私はしています。
――それがたとえ今、理解できなかったとしても?
大友 今は納得できなかったり理解できなくても、回り回って分かる瞬間が絶対に来ると思っています。
――そうは言ってもこれまでに納得できなかった時もあると思います。そういう時に自分なりに発散するとかはありますか?
大友 めちゃめちゃ早口でマネージャーさんとおしゃべりします(笑)。納得いかなかったり、理解できなかった時の喋る速さはすごいです(笑)。「今日、私はこう思ったんですけど、全然できていなかったじゃないですか。でも、こうやって頑張ろうっていう気持ちもあったんですよね」みたいなことをダーッって喋りまくります。
――人に対する愚痴というよりは、自分の中で納得できなかったことをわーって出す感じですね。
大友 人の愚痴はあまり言わないですね。自分に対してです(笑)。自分が何でできなかったかというのを、自問自答していることをマネージャーさんにぶちまける感じですね(笑)。自分なりの分析を誰かに聞いてもらうことが多いです。
――今日の撮影に関してはどうでしたか?
大友 今日は良かった日でした。この撮影にも、のほほんときました(笑)。
――封筒に入れる手も震えるくらいで(笑)。それも、そういう仕草を普段やってないからというのもあるかもしれませんよね。
大友 ドラマだと、どうしても普段慣れていない行動とか、慣れていない言い回しとかもあるので、自分になじんでない行動っていうのがバレてしまうのは悔しいですね。そこを埋めていきたいです。今撮影しているドラマ(『ハイエナ』)の役も、割と慣れてない、初めての弁護士役なんですよ。リーガルドラマを観るのは好きで、視聴者として触れてきた世界ではあるけど、自分が実際に裁判とかに行くこともなければ、被疑者の立場でいくことも当然ないですし。生の、本当の感情っていうのはなかなか触れられないものですからね。
――弁護士役となると、言い回しだったりも独特ですよね。
大友 独特です。あとは自分の実年齢よりも少し年齢も上の役で、周りのキャストの皆さんとのバランスをみても、年齢の順番が役と実年齢とで入れ替わったりしていて。それもあって、なるべく自分は大人っぽく見せたいなという思いもあるので、余計に模索している最中っていう感じです。
この記事を書いた人
2022年に始動した、オルタナ育ちのエキセントリッククリエイティブ集団。「ガガガ」と読む。合言葉は「ヴィジュアルショック フロム ウォーターヒップ」!スチール撮影、動画撮影などのディレクションから、シューティング、スタイリング、ヘアメイク、キャスティング、デザインまでトータルでプロデュースする。STANFORD所属。
Instagram:@gagaga_tokyo
Website:https://www.stanford-group.com/creator/creator-38261/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
この記事をシェアする
この記事のタグ