【大友花恋は休日も気を抜かない女】今年から始めた“とある習い事”を熱心に継続中【テレビ東京・ドラマ8『ハイエナ』に出演】
執筆者: クリエイティブ集団/画画画
毎回様々なジャンルで活躍する著名人をモデルに迎え、大判カメラで10枚(ONE ROLL)の写真を撮影し、その写真からストーリーを紡いでいく連載「4×5(シノゴ)」。「4×5」という連載名は、大判カメラで使用されるシートフィルムのサイズが由来です。第6回のゲストは、モデルに役者にタレントにと幅広く活躍中で、10月20日(金)放送開始のドラマ『ハイエナ』(テレビ東京系)に出演中の大友花恋さんをフィーチャー。まずはインタビュー前編をお届けします。
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ここだけの話……実は人混みが苦手です(笑)
――撮影お疲れ様でした。
大友花恋(以下、大友) ありがとうございました。
――今回、大判カメラで“ワンロール=10枚”しか撮らない撮影を体感してみていかがでしたか?
大友 楽しかったです!一枚ずつパシャパシャってテンポよく撮るので、なるべく考える時間が長くならないように意識しました。「はい、撮ります」と言われてから時間があると、この角度ってどうなのかなとか、ファッションモデルをやっていた時はこのお洋服の見せ方でいいのかなとかっていう迷いが結構出てきちゃうんです。そうなると、いつもの自分の安定した動きしかできなくなるっていうイメージがあって難しかったんです。デジタルカメラで「パシャ、パシャ、パシャ」って撮ってもらう時は、なるべく何も決めないで自然体のままカメラマンさんに撮ってもらうことが多いんですけど、今回は一枚ずつ丁寧に決めてから撮るっていう感じだったので、考えすぎないように音楽をかけてもらって、それにずっと揺られてるようにしていました。
――こういう撮影は普段はあまりないですよね。今回、事前にこういう感じでやるよっていうのを聞いて、何か意識したことはありましたか?
大友 今日のカメラマンさん(斎藤大嗣さん)は、ずっと長い間お世話になっていたカメラマンさんだったので(笑)、何も考えなくても繋がれるだろうなっていうのはあったので、カメラの前に立って流れに身を委(ゆだ)ねようと思っていました。
――今日の服を着てもらっての感想も教えてください。コーディネイトのポイントは柄ということでしたが。
大友 新鮮じゃないですか?いかがでしょう?私自身、普段はピンクとかはあまり着ないし、柄物もボーダーとかチェックとかシンプルな柄は着ますけど、花柄やロゴが大きく入ってるものや、動物とかのモチーフがあるものをあまり着ないのですごく新鮮でした。でも、この淡く映るというか、デジタルほど鮮明に映らないカメラだからこそ、この洋服の強さが気持ちよくて、いい感じに切り取っていただけて嬉しいです。
――なるべく普段は着なさそうな衣装で攻めたかったんですよね。普段はどんなファッションが多いですか?
大友 普段はなるべくクリーンな格好をするように意識しています。仕事柄、その日初めて会う方も多いですし、突然どなたかにご挨拶することもあるので、楽すぎない格好をいつもしています。でも、かっちりし過ぎると女っぽさとか抜け感みたいなのがなくなっちゃうので、シャツだけどワイドパンツを合わせるとか、ジャケットを着るけど色で黒は入れないとか、「クリーンだけど、どこか抜け感がある」みたいなファッションが自分の追い求める形です。
――普段からかなりファッションに関しては考えているんですね。
大友 コーディネイトに関してもそうですが、考えるのが好きなんですよね。お出かけする際はもちろん、お仕事現場に行く時も、今日は一日中一人で、誰にも会わない完全プライベートでオフ日も割と着飾ってというか、キレイにしていますね。
――たとえば、オフの日だからといって上下スウェットで、帽子被ってどこかに出かけるのはないということですか?
大友 帽子は好きで家にいっぱいあるはずなのに、被ると楽すぎる格好になっちゃうから、あんまり被らないです(笑)。
――ファッションがそういう感じだと、オフの日に出かける時はわりとしっかりメイクもするほうですか?
大友 そうです!一人でいて誰にも会わない時に、とびきりのスカートとかを履いたりして(笑)。
――でも、人混みは嫌いなんですよね?(撮影中に人混みが苦手で、人が多い街にはあまり行きたくない話で盛り上がりました。たとえばライブ会場となど)
大友 人混みは苦手です(笑)。
――人混みが嫌いなら、ファッションを本当に楽しむ時はいつなんですか?
大友 現場(仕事)の時が一番楽しんでいます!
――メイク中にも軽く話したんですが、何も予定がない時があまり好きじゃないとおっしゃっていましたね。
大友 そうなんですよ(笑)。空白の時間があまり得意じゃなくて、一日のうち、どこかに予定が欲しいんです。なので、お休みの日があると、ピラティスに行って英会話に行ってとか、じゃあ整体の予約しよう、美容院の予約しよう、みたい感じで結構予定を詰め込んでいます!
――オフの日でも予定を入れたいっていう感じなんですね。今、オフの日に一番これをしている日が多いというのは?
大友 今、一番行くのは英会話ですね。40回コースを予約していて、もう期限が迫ってきたんですよ。来年までなんですけど、期間があるので、どんどん予定を入れていかないと(笑)。
――英語は役でも活きるかなと思って習い始めたんですか?
大友 そうですね。役もそうだし、他の仕事とかでも何か使う時があるかもしれないし、昔、ゲッターズ飯田さんのラジオにおじゃました時に「英語とダンスをやりましょう」と言われれたのがずっと頭の片隅にあって、どこかで習おうと思っていたんですけど、この春から一念発起して習い始めました!
――ダンスも?
大友 ダンスは得意じゃないので、一瞬バレエはやってみたんですが、やっぱり向いてなかったです(笑)。
――英会話を続けているってことは、英語は自分に合っていたんですか?
大友 そうですね。学ぶの楽しいなって思いながら。
――結構喋れるようになったんですか?
大友 英語の先生と一対一でおしゃべりするっていう方法になっているんですけど、伝えようという思いがあって、表情と勢いがあると、ある程度はみんなとコミュニケーションを取れるんですよ。なので、「文法はこう」とか「過去形、未来形」とかっていうよりも、パッションというか、心意気を学んでいます(笑)。
――習っていると、プライベートやお仕事で海外に行ってみたいなという思いはやっぱり膨らんできますよね。
大友 夢は膨らみますね。
――行きたい国とかはありますか?
大友 モロッコに行ってみたいです。モロッコって色んな小物が可愛かったり、ハンドメイドが盛んな国だったりするんですよ。ラグとかも有名ですし、そういう雑貨とかを見て回ったり、あとはモロッコ料理ってあんまりイメージが湧かないと思うんですけど、タジン鍋を使った料理とかがあって、お野菜もお魚もお肉もバランスよく美味しい国だって聞いたので、行ってみたいと思っています。
――元々はモデルが芸能活動のスタートですか?
大友 ざっくりとした流れでいったら、読者モデルをやっている流れで事務所に入り、お芝居のレッスンを続けているうちに雑誌の『Seventeen』モデルに合格して、それ以来『Seventeen』でのモデル活動とお芝居をずっと一緒にやってきた感じです。
――今は役者もやりながら、バラエティー番組でも活躍されていますが、モデル業と役者業とタレント業の使い分けというか、全然ベクトルが違う方向のお仕事をする際の切り替え方や気をつけていることがあれば教えて下さい。
大友 切り替えるというのはそんなに意識していないかもしれないです。ずっと大友花恋のまんまです。昔から学校とかの成績も、得意教科もなければ苦手教科もないっていうタイプだったんです。何かに突出していることもなく、能力をグラフで表すと、特にある項目が凹(へこ)むこともなくという感じで。性格的に、色んなことをまんべんなくやるのが好きだったんですよね。だから、お芝居に挑戦する時は、自分なりに考えてきたお芝居のやり方で臨むし、バラエティーも自分なりのやり方で模索するし、こうやって写真を撮っていただく機会があればモデルとしてやるし、全く考え方を変えてとか、スイッチを切り替えてっていうことよりも、まんべんなく自分ができる最大のパフォーマンスをしていくっていうのがお仕事全体に共通して思っていることです。
――お仕事に関して、答えを探しながらやってきたことはたくさんあると思うんですが、今後トライしてみたいこととかはあったりするんですか?
大友 雑誌のモデルはまたやりたいです。ずっと『Seventeen』専属でモデルをやってきて、それがずっと“普通”のことだったんですけど、二年ぐらい前に『Seventeen』を卒業して専属モデルじゃなくなった時に、すごく不安定な気持ちになったんです。大きい船に乗って進んできて、その中で色んな景色を見てきたので、自分一人で船を漕がないといけないっていうのは、こんなに難しいんだってことをすごく思いながら過ごしてきた二年間で、頼れるものがないと自分で頑張らなきゃいけないなっていう思いもあったんです。けど、そういう修行のような二年間を過ごして、また帰れる雑誌ができたら、今度はその雑誌に私はどういうことができるかなっていうのが、新しい挑戦としてできたらすごくうれしいなと思っています。
あとは、文章を書くのも好きなので、雑誌で連載をやったりとか、新聞やウェブで連載をやったりとか色々やってきたんですが、今はそういう書く機会が少ないので、文章を書くことももう少しやりたいです。あと、お芝居とバラエティーとか、ジャンルを問わずに全体を通して言えることとしては、もうちょっと落ち着いた人になりたいです。すぐに家でせかせかしちゃうんですよね。これでいいのかなって分かんなくなって、言葉で埋めたりとか、行動で埋めたりとか、生きるテンポが速くなったりしちゃうので、もっと落ち着いてどっしりと構えて、必要なところに必要なものをポンポンと当てていける人になりたいと最近は思います。
――バラエティーも色々な方々と共演することも多いので大変ですよね。
大友 自分の役割は考えて臨むようにはしています。バラエティーに出る時に、私はこの中では若者の意見代表なのかなとか、ここは男性の出演者さんが多いから、女の子っていうキャラクターで行ったほうがいいのかなとか。自分の中でイメージしながらバラエティーの現場に行って、スタッフの皆さんと打ち合わせをする中で、事前に自分で考えてきたことと番組の皆さんの意向みたいなものをすり合わせてからバラエティは臨んでいます。
(了)
撮影中はあいみょんの楽曲を流しながら、自然体で撮影に臨んだ花恋さん。カメラの好不調(往年の名機のため、カメラの不調がよくある)の波がある中、終始笑顔が素敵でした。後日公開の大友花恋インタビュー後編では、役者の話を中心にアレコレをさらに深掘りしていきます。
シャツ¥64.900、ブラウス¥50.600、パンツ¥63.800/以上すべてケイコ ニシヤマ(エンケル☎03-6812-9897)、その他/スタイリスト私物
Profile/大友花恋(おおとも・かれん)
1999年10月9日生まれ、群馬県出身。2012年に『悪夢ちゃん』(日本テレビ系)で地上波連続ドラマデビュー。雑誌『Seventeen』では歴代最長となる8年間専属モデルを務めた。ABEMA『今日、好きになりました。』レギュラー見届け人。2023年は『正しい恋の始めかた』(テレビ朝日系)で主演を務める。ほか、ZIP!朝ドラマ『パパとなっちゃんのお弁当』(日本テレビ系)など。現在は『フィクサーSeason3』(WOWOW)、『トークサバイバー2』(Netflix)、『ハイエナ』(テレビ東京系)に出演中。
photographer=斎藤 大嗣
stylist=青木紀一郎
Hair & Make-up=速水昭仁
videographer / filmmaker / director =Mo-chang-co
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この記事を書いた人
2022年に始動した、オルタナ育ちのエキセントリッククリエイティブ集団。「ガガガ」と読む。合言葉は「ヴィジュアルショック フロム ウォーターヒップ」!スチール撮影、動画撮影などのディレクションから、シューティング、スタイリング、ヘアメイク、キャスティング、デザインまでトータルでプロデュースする。STANFORD所属。
Instagram:@gagaga_tokyo
Website:https://www.stanford-group.com/creator/creator-38261/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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