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【シルバーウィークに行きたい注目の個展】なんともエモい。気鋭の画家・落合翔平、自身最大規模の個展が9月23日まで開催中

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【シルバーウィークに行きたい注目の個展】なんともエモい。気鋭の画家・落合翔平、自身最大規模の個展が9月23日まで開催中

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9月も半ばに差し掛かり、夏の背中がようやく見えてきた今の時期。よく耳にするのが“〇〇の秋”というフレーズ。ベタなところでは「食欲の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」、そして忘れちゃならない「芸術の秋」。とはいえ普段からアートに慣れ親しんでいない者にとっては、美術館を訪れたり美術書に手を出すという行為自体がハードル高めなのも事実。そこでアートビギナー諸君にオススメの個展が絶賛開催中とのことでご紹介をば! 気になるアーティストの名前は落合翔平。

落合翔平ってどんな人?

近年では、ファレル・ウィリアムズ主催のデジタルオークションハウス「JOOPITER」への作品提供や、xiangyu、yonawo、MONO NO AWARE といったアーティストのビジュアルを手がけるなど、国内外で活動の幅を広げている彼が、⾃⾝にとって過去最⼤級の個展としてYUKIKOMIZUTANI(TERRADA ART COMPLEXII 1F) にて開催しているのが『THIS IS OCHIAI SHOHEI』だ。

本展覧会では、彼の⼈⽣そのものを切り取り、⾃⾝を構成する要素を集積した作品群を⼀挙展⽰。作品のモチーフとなっているのが、スニーカーや日用品、食品にオモチャなど⽣活に根差した馴染み深くもどこか懐かしいアイテムたち。そのどれもが彼の目を通してダイナミックかつ予測不能な形状や⽴体感で表現されており、不思議と心の奥底にある何かを刺激する。そんななかでも注目したいのが、自身過去最⼤サイズとなるペインティング作品だ。圧倒的な存在感で訪れた者に衝撃を与えるに違いない。さらに新たな試みとなる⽴体作品も展⽰されており、作品制作を追ったドキュメンタリー映像も上映。タイトル通り、落合翔平の現在、その全てが詰まった展覧会と言えよう。

ここで、展示作品の一部を抜粋してご紹介。

【シルバーウィークに行きたい注目の個展】なんともエモい。気鋭の画家・落合翔平、自身最大規模の個展が9月23日まで開催中 「Kicks」H1030mm×W1456mm×D70mm 使用画材:木製パネル、画用紙、えんぴつ、ペン、絵の具【シルバーウィークに行きたい注目の個展】なんともエモい。気鋭の画家・落合翔平、自身最大規模の個展が9月23日まで開催中
「植物006」W400mm×H200mm×D40mm 使用画材:木製パネル、画用紙、えんぴつ、ペン、絵の具【シルバーウィークに行きたい注目の個展】なんともエモい。気鋭の画家・落合翔平、自身最大規模の個展が9月23日まで開催中 「植物005 」W400mm×H200mm×D40mm 使用画材:木製パネル、画用紙、えんぴつ、ペン、絵の具【シルバーウィークに行きたい注目の個展】なんともエモい。気鋭の画家・落合翔平、自身最大規模の個展が9月23日まで開催中GUMI」H1030mm×W728mm×D40mm 使用画材:木製パネル、画用紙、えんぴつ、ペン、絵の具、スプレー【シルバーウィークに行きたい注目の個展】なんともエモい。気鋭の画家・落合翔平、自身最大規模の個展が9月23日まで開催中静物003」H1320mm×W2400mm×D100mm 使用画材:木製パネル、画用紙、えんぴつ、ペン、絵の具【シルバーウィークに行きたい注目の個展】なんともエモい。気鋭の画家・落合翔平、自身最大規模の個展が9月23日まで開催中「ミニ四駆」H1030mm×W1456mm×D70mm 使用画材:木製パネル、画用紙、えんぴつ、ペン、絵の具

本人コメントも届いているので、ここに掲載する。

「こんにちは、みなさん。画家の落合翔平です。『THIS IS OCHIAI SHOHEI』は僕にとって過去最⼤級の個展となります。本展⽰を開催するにあたっ て、⾃分と改めて向き合った結果、⽣まれ育った埼⽟・⼤宮の“地⽅都市的なごった煮感”がルーツであることに気づきました。庶⺠的で当たり前にそこにあるものを、モチーフに選んでいるのもそういう理由があるかもしれません。今までは⼈⼯物の魅⼒を最⼤限に引き出すことを⽬標に制作していましたが、今回は⾃然物にも⽬を向け、双⽅が共存することで⽣まれるパワーの表現に挑戦しました。来て頂いた皆さまにもそのパワ ーを感じていただければ幸いです。本展を開催されるにあたりご協⼒頂いた皆様に改めて感謝を申し上げます」

先に掲載した作品を注視してみてほしい。そこで気付かされるのが、力強い筆圧がゆえ消しゴムでも消し切れず残された鉛筆の線。そして貼り絵のような⽅法で⾏われる修正。これら現代のデジタル社会と逆⾏するようなアナログ的な⼿法を用いることで浮かび上がった「正解の線」 は、⾝近なモノと⾃分との関係を考え直すきっかけとなり、見る者に新たな視点をもたらす。…なんて小難しいことは考えず、とりあえず会場を訪れて、作品の世界観に触れてみよう。ちょうど今週末はシルバーウィークの連休もあるし、この機会にエモなアート体験をぜひ!

Profile/落合翔平(おちあい・しょうへい) 
埼⽟県⼤宮⽣まれ。多摩美術⼤学⽣産デザイン学科 プロダクト専攻を卒業後、テレビプロデューサー吉⽥正樹に師事し、エンタ ーテイメントを学んだのち、2018 年より画家として活動を開始。

展⽰
2022年 11⽉ MAT「落合総合センター」
2022年 8⽉ MEDEL GALLERY SHU「COUNTER PRESS」
2022年 7⽉ 渋⾕ TRUNK (HOTEL)「A[R]T THE HOTEL」
2022年 2⽉ 代官⼭ 蔦屋書店「DAIKANAYMA SHOWCASE Vol.1 落合翔平」
2021年 9⽉ 下北沢reload「ディストーション」
2020年 2⽉ 新宿眼科画廊「落合の作業部屋をまんま持って来た展」
2020年 1⽉ 下北沢CAFE ZINC「新井英樹さんのマンガの絵を落合翔平が描く展⽰・下北沢」

賞歴
2020年「星野リゾート×エイベックス CREATORS WALL」グランプリ
第 216 回ザ・チョイス⼊選(選者:佐々⽊俊さん)

公式HP
公式Instagram:@ochiaishohei
公式X:@ochiaishohei

INFORMATION

展⽰タイトル:THIS IS OCHIAI SHOHEI
会期:〜2023年9⽉23⽇(⼟)
開廊時間:12:00〜18:00(⽕、⽔、⽊、⾦、⼟、祝日)
休廊:日曜日、月曜日
会場:YUKIKOMIZUTANI(TERRADA ART COMPLEXII 1F)
〒140-0002 東京都品川区東品川1-32-8 Terrada Art ComplexⅡ 1F
TEL:03-6810-3885
https://yukikomizutani.com

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TOMMY

TOMMY

メンズファッション誌やモノ系のWEBメディアを中心に、ファッション、モノ、アイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛する。

Twitter:@TOMMYTHETIGER13

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