【令和版ストリートスナップ】注目バンドのボーカル、有名スケーターほか“スタイルがある男”はかっこいい
執筆者: smart編集部
ファッションも趣味もライフスタイルも、自分らしさを貫くのが真のお洒落さん。インスタグラムのフィードだけではわからない、リアルな男女全32人の声を取材した、令和版・ストリートスナップをお届け!
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目次
【バレーボール界の若手イケメンをスナップ!】超新星2選手は古着、テック系ファッションに興味津々
05_[ミュージシャン/Kaito(Paledusk)HIPHOPやUKサッカーから受けた影響を自身のスタイルへ]
「これすごいですよね? 4本のマフラータオルを組み合わせて作られたリメイクのベストで。オーサムボーイのお店で、自分のブランドのポップアップをしたときにいただいた大切なアイテムなんです」。そう自慢気に話してくれたのは、飛ぶ鳥を落とす勢いで、国内外問わず精力的に活動する日本のバンドPaleduskのボーカルKaitoさん。ロックシーンに縛られることなく、アグレッシブに動き回る彼は、ジャンルの垣根を超えてアーティストやファッションブランドとの繋がりを築き上げ、自身のバンドの音楽やファッションにそれらを落とし込んでいる。「オレは天あまのじゃく邪鬼なんですよね。なので流行にとらわれずに、周りの人たちのスタイルに刺激を受けつつも、自己流のファッションを確立させるようにしています。最近注目しているのは、UKのラッパーたちで。UKサッカーシーンで着ているユニフォームを、彼らがラフにシルエットも綺麗に着こなしているのを見ると刺激を受けますね。自分でアクセスピースってブランドもやっているんですけど、そこにもアウトプットしています」。サッカーとHIPHOPが好きなKaitoさんらしいジャンルにアンテナを張りつつも、最近注目しているのはさらに若い世代とのこと。「地元福岡の若いフォトグラファーやイラストレーターとかのSNSを見るのが好きで、自分のバンドとも絡めて一緒に活動して福岡の人たちをフックアップしていけたら面白いですね」。
ベスト=オーサムボーイ、Tシャツ=ノーブランド、パンツ=アクセスピース、サングラス=ブレインデッド
PROFILE/Kaito(Paledusk)
国内外問わずさまざまなフェスにも出演する今注目のバンドPaleduskのボーカル。自身のブランド〈アクセスピース〉のディレクションをするなど、その活動は多岐にわたる。Instargam:kaito_paledusk
06_[スケートクルー/Heel Collective Sota,Retsu,Onabu,Tommy クルーを象徴するアイテムに今のムードをミックスさせて]
(写真左上から時計回りに、Sota /Retsu / Onabu / Tommy)
都内を中心に活動するスケートアパレルブランドのHeel Collective。個々のキャラが際立つ人間性と、キャッチーでスケーター以外からも注目されるアパレルのデザインを武器に、毎年さまざまなイベントを開催するなど精力的に活動する、今注目のクルーだ。そんなスケーターたちのファッションに対する考え方とは?「身長を生かしてパンツは大きめでトップスは小さめなことが多いですね。滑っているときにシルエットでもカッコよく見えるように意識しています」(Retsu)。「オレは沖縄から上京して、東京のフレッシュなお店に触れることで、スケーターが注目する旬なブランドやシルエットへ次第に変わってきました」(Onabu)。「最近だと、ハードコアバンドのTURNSTILEのファッションにグッときています」(Tommy)。「オレはスケートしててパンツがボロボロになっちゃうので、安くて使い勝手のいいH&Mのパンツを多用しています。昔はスノーボードをやっていたので、あの人たちのB-BOYなスタイルから影響を受けて、今のスタイルになりました」(Sota)。それぞれのこだわりを持つ彼らは、自分たちのブランドや旬のスケートブランドに、H&Mやユニクロの低コストで普遍的なアイテムを合わせることが多いのだとか。そんなスケートクルーは、4月1日に撮り溜めたビデオを完成させて都内で試写会を行う予定で、韓国にも進出予定なのだとか。今後を見据えた動きをする彼らは、着実にステップアップをはかる稀有な集団だ。
[Sota]トップス=ヒール コレクティブ、パンツ=H&M、スニーカー=ナイキ/[Retsu]トップス=ヒール コレクティブ、パンツ=ポップ トレーディング カンパニー、スニーカー=コンズ/[Onabu]キャップ=シュプリーム、トップス=ヒール コレクティブ、パンツ=リーバイス、スニーカー=ナイキ/[Tommy]トップス=ヒール コレクティブ、パンツ=ブレインデッド、スニーカー=ヴァンズ
PROFILE/Heel Collective
都内を中心に活動するスケートアパレルブランドのクルー。過去には試写会で地方を回るツアー開催や、吉岡賢人とタッグを組んだ複合イベントを開催するなど、今ストリートシーンで注目を集める存在。
Instagram:heel_collective
07_[FTCショップ スタッフ・スケーター/笹本海都 趣味を突き詰めた先にある 洗練された飾らないカッコよさ]
〈コザカナ〉というあだ名が付くほどの釣り好きなスケーターで、普段はFTCのショップ スタッフ兼モデルとして活動する笹本さん。少し見ない間に随分と凛々しく大人な色気も出てきた彼は、ストリートシーンを中心にプロップスも高い人物だ。「いつも自分が働くFTCのアイテムを中心にコーディネイトしています。基本はパンツ太めで、トップスも肩が動きやすいサイズ感で選ぶようにしています。スケボーも釣りも動きやすくてストレスのかからない格好が多いですね。あとはシンプルなものを着ることが増えたんですけど、僕のファッションやスタイルは、サンフランシスコのスケートクルーのGX-1000から影響を受けているんですが、オーバーサイズな服装に身を包んでいて汚い。でもスケボーが上手くてカッコいい。そんな武骨なスタイルが気に入っています」。LAのスケーターから
影響を受けつつも何処か洗練された東京のスタイルを感じさせるのは、きっと彼が都内のスタイルのある先輩やスケーターたちと関わり合ってきたからなのではないだろうか。そして、この日も撮影後にこのまま川崎まで釣りに行くと話す笹本さんは、友人と〈メトロポリス フィッシング〉というブランドを創っており、今後ルアーメーカーとコラボアイテムをリリースする予定だと話す。メーカーコラボをするまで趣味を突き詰める彼のスタイルは、同世代からの憧憬の的になっている。
全身 =FTC、メガネ=ゾフ
PROFILE/笹本海都
釣りとスケートボードを得意とするFTCスタッフ兼モデル。ファッション誌やカルチャー誌で何度もモデルとして登場し、友人と〈メトロポリスフィッシング〉というブランドも創っている。Instagram:_kozakana_
Photography_RYO KUZUMA, RYOHEI OBAMA, CHO ONGO, SATOSHI OMURA
Text_Teneight, smart
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