【窪田正孝サウナ愛を語る】汗を流し、全身で水と遊んだ感動の熊本サウナ旅
執筆者: smart編集部
※この記事は2022年smart10月号に掲載中の記事を再編集したもので、記載した情報もその時点のものです。
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九州には来たことがなかったし、
本当に憧れの地だったんです。
――サウナ旅、 お疲れ様でした。
窪田正孝(以下、窪田) 本当にお疲れ様でした。 ありがとうござ いました。
有本祐輔(以下、有本) これ、 仕事でした? (笑)
窪田 ちょっと怪しいですよね (笑) 。
――今回の企画のきっかけは以前、窪田さんを取材させていただいたときに 「九州に行ってみたい」 というお話になったことでした。
窪田 九州には来たことがなか ったし、本当に憧れの地だったんです。特に熊本は、水質が東京とは全く違うと聞いていて。熊本市は水道水が地下天然水でミネラルが豊富だから、お米や野菜、普段口にする食事やそれを作る過程もそうだし、お風呂もそうだし、日常的に使う水がやっぱり違うんですよね。こんな贅沢なことってないよなぁと思う。熊本の人たちってみんな、 肌もキレイじゃな い?
有本 今日行った田迎サウナみたいに「水風呂の水、 飲めます!」みたいなの、 関東近郊では考えられないもんね。
窪田 改めて、天然水の素晴らしさを知りました。
――今日はそれぞれ何セットしましたっけ?
窪田 今日すご いよね、 僕は6セット(笑) !有本くんは、 8セット!?
有本 自分でも不安なのが、 ちょっとこの後帰りのフライトのストレスで、
都内に帰ってから家の近所のサウナに行くんじゃないか?っていう。
窪田 そこまで行ったら、やっぱり本物だ。
有本 サウナは歯磨きですからね。歯を磨かないと気持ち悪いのと同じ状態で、サウナ入らないと、みたいな。
――窪田さんは、 普段はどれくらいのペースでサウナに行きますか?
窪田 ハマってよく通っていた時期もあったけれど、 最近はちょっとペースも変わってきました。 有本くんみたいに〈日常のもの〉というよりは、 ちょっと贅沢な気分のときとか、 なんか気持ちが優れないときに行ったりして います。 要はバランスで、 サウナだけに行くんじゃなくて岩盤浴をしたり、 よもぎ蒸しや酵素浴に行ったり、 適度に運動もする。そういう風にほかに好きなものとバランスを取ると、 サウナに行ったときにまた良さがわかる。 毎日やっていると体も慣れちゃうし、 という距離感が今は丁度いいんです。
―-じゃあ今日は、非日常ですね!
窪田 今日はもう完全にスペシャルデー!サウナを始めて2~3年だけれど、一日でこんなに入ったのもこんなに心地いい気分になったのも初めてです。感動するようなヤバいサウナにも出会えたんだから……。こんな素敵な日は、なかなかないですね。
――ではまず、カンデオホテルズのスカイスパから感想をお伺いしていきます。
有本 たとえば家族旅行でこういうところに泊まったりするの、すごくいいと思う。
窪田 新しくてキレイだし、大人も子供も嬉しいよね。今日も撮影中、ホテルのみなさんが「特別に!」って水風呂の温度を少し下げてくれたんだけど、お話を聞いたら定期的にサウナの温度を上げたり水風呂の温度を下げたりする“サウナのお祭り”的なイベントも企画しているらしくて。そういうおもてなしって素敵だなと思いました。しって素敵だなと思いました。
有本 外資系のホテルだと、なかなかできない発想だよね。日本の企業ならではというか。
窪田 こういう大きなホテルにサウナがあると、いろんな人がサウナの良さを知るキッカケにもなるし、すごくいいことだなって思います。やっぱりまずは興味を持ってほしいから。
――熊本サウナの名所「湯らっくす」はいかがでしたか?。
有本 僕は3回目の訪問なんだけど、メディテーションサウナがすごく良かった。自分のペースでロウリュして、好みの湿度にできるのがいいなぁ。狭いからちょっと水をかけるだけですぐ湿度が上がるしね。アウフグースサウナとメディテーションサウナ、どっちが好みだった?
窪田 どちらも良さがあるよね。今日は熱波師さんにアウフグースをしていただいたけど、パフォーマンスを見ているというか、ダンスみたいで視覚的にも楽しかった。これだけサウナ界でも聖地化している「湯らっくす」だし、熱波師さんの本格的なアウフグースを体験できるっていうのは1つの醍醐味だと思う。意外だったのは、水風呂の温度が℃だったこと。有名店は水風呂の温度が低めな印象があるけど、℃っていうのが逆にすごくマイルドで気持ち良くて、ずーっと入っていました(笑)。少しずつ肌に馴染んで、だんだん皮膚から冷たい水が経皮吸収されるように入ってくる感覚で、朝からバキバキにととのっちゃった(笑)。
――以前から有本さんが窪田さんを連れて来たかったという「田迎サウナ」にも、念願叶って訪問することができました!
窪田 35年以上の歴史がある田迎サウナに初めて連れて行ってもらって、今日はちょっと過去一番……。田迎サウナが本当に良かった。あの水風呂は、ちょっと他にはないかも。
有本 嬉しいね。
窪田 色んな人の汗とか水分とか、いろんなものが歴史みたいに壁に残って、いい味になっているのも一つの良さで。施設自体はすごく古いんだけど、ちゃんと清掃が行き届いていてとても清潔だよね。イヤな感じがしないんです。きっと、ダメになったところがあったら全部新しいものに取り替えるんじゃなくって少しずつ直しているんですが、そこもすごくお洒落。ずっとやってきたものを大事にしているのが分かるから、そういう部分にもすごく惹かれました。
有本 ちょっと若いときだとさ、あれをお洒落だと思えないじゃん。
窪田 わかる、思えないよね。
有本 やっぱりね、歳を過ぎてくるとあれがお洒落に見えてくるんですよ。窪田 あの中にいるときだけ、時間が止まってるというか、昔に帰った感じがして。子供の頃に通ってた駄菓子屋さんをちょっと思い出したり(笑)。ここでは他のお客さんや常連さんに挨拶するのがマナーなんだけど、それって本当は当たり前のことなんだよね。人ってね、顔を合わせたら挨拶するはずなんだけど、今あんまりそういうこともしないじゃないですか。ちょっと挨拶したら「変な人」みたいに思われたりするけど、本来はそうではないから。そういう習慣が今も普通にあるっを改めて教えてくれた気がする。有本 そうそう。サウナ室でも休憩
スペースでも、会ったら挨拶する。「こんにちは!」「こんにちわー! どこから来たのー!」みたいなね。地元の人と話したりして楽しかったよね。︱窪田正孝とサウナ旅、次はどこを狙いましょう?(笑)
窪田 どこ行くう⁉(嬉)
有本 九州、まだまだ攻めたいなあ。北海道も行きたいね。旭川を拠点にして、いくつか回るとか。
窪田 いいね。北海道だったら、今回みたいなペースでは取材できないかも(笑)。。んな幸せな企画が続いていったらめちゃめちゃ嬉しい! あ~楽しかったなあ……。
有本 仕事して、撮影して、こんなに最高な気分って……。
――サウナにたくさん入った後なので、今日のふたりはかなりのリラックス状態というか、ぼーっとしちゃいますよね(笑)。お風呂って、そもそもプライベートな場所じゃないですか。
窪田 そうそう。朝イチの初めのカットの撮影のときは、一瞬だけ冷静になる瞬間があって。みんなが現場で一生懸命準備してくれているし、自分は水着姿だし、「あ、仕事なんだよな」って。だけど一回入ったら全部吹き飛んじゃった(笑)。
――自然体で楽しんでいただけてよかったです!
有本 サウナは飽きるってことがないし、特に都内は昨今のブームもあって激混みしているけど、近所の銭湯に行ってみるとか、自分の居心地がいい場所を探すのも楽しいよね。第2回があるように、頑張りましょう!
窪田 本当に楽しかったです、ありがとうございました!
熊本サウナ旅MAP
今回、窪田さんとsmartサウナ部が訪れたサウナはこちらの3カ所。それぞれのサウナ間は、車で10分~20分もあれば移動できる(※交通事情による)ので、旅行で訪れる際はレンタカーやカーシェアで巡るとスムーズ!
Profile/窪田正孝(くぼた・まさたか)
1988年8月6日生まれ、神奈川県出身。2006年俳優デビュー。役者として数々のドラマや映画に出演し、NHK連続テレビ小説『エール』(2020年)では作曲家の古関裕而をモデルにした主人公を務めた。映画『MIRRORLIAR FILMS Season4』内「おとこのことを」『マイ・ブロークン・マリコ』、『ある男』(2022)、2023年には主演映画『スイート・マイホーム』が公開予定。
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サウナに魅了された人たちが、それぞれのサウナ愛を持ち寄るWEB連載[smart サウナ部]! ナビゲーター(部長)は、“週8サウナ”を自負するスタイリストの有本祐輔さん。サウナに関する情報をお届けしています。
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