【生理&PMS】症状が理解されず、辛い思いをした女性は約6割!【ツムラが生理の経験のある女性6000人に調査】
女性ならば、誰もが付き合っていかなくてはならない「生理」と「PMS」。男性をはじめ、生理を経験しない人は、体感することができないからこそ、女性の体についての理解を深めたり、気持ちを汲(く)み取ることが大切になってくる。そこで今回は、“自然と健康を科学する”でおなじみの、医療用漢方製剤のNo.1メーカー・ツムラが、15〜49歳の生理の経験がある6000人に行った「生理・PMSへの本音」に関するアンケート調査の結果を紹介する。
出典:「生理・PMSの本音と理解度調査(ツムラ調べ、2022年3月)」
調査概要:
■実施時期:2022年1月27日~2月1日
■調査手法:インターネット調査
■調査対象:全国の15~49歳の生理を経験した人 、6000人
※構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
目次
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約7割が
生理痛やPMSの症状が辛くても
我慢していたことが判明!
■約7割の女性が生理痛やPMSの症状を我慢している
15~49歳の生理を経験した人6000人に、生理痛やPMSについて聞いたところ、生理痛やPMSの症状が辛くても、いつも通り仕事や家事を行う、通学することがあるかと聞くと、「頻繁(ひんぱん)にある」(31.0%)、「時々ある」(41.6%)で、合計(72.6%)の人が「生理痛やPMSの症状が辛くてもいつも通りにする」ことがわかった。生理痛やPMSの症状が辛くても、約7割の人は我慢しながら家事や仕事をしたり、通学するというのが、実態のよう。
■我慢してしまう理由は、「表現しにくい」「わかってもらえない」「我慢するものだから」
生理痛やPMSで辛いときに、周りの人に伝えるかと聞いたところ、49.8%と約半数が「伝えない」と回答。伝えない理由は、「症状やその辛さを表現しにくいから」(27.9%)、「相手にわかってもらえないと思うから」(26.5%)など “伝えにくさ”を理由とした回答に続き、「我慢するものと自分自身が思っているから 」(22.7%)、「人に言うべきではないと思っているから」(20.6%)など、生理痛やPMSは“我慢するもの”という意識がいまだに根強いこともわかった。
■約6割が生理痛やPMSの症状を理解してもらえず、辛い思いを経験している
生理痛やPMSの症状について周囲の人に理解してもらえず 、 辛い思いをしたことがあるかと聞くと、約6割が「辛い経験をした」と回答。
症状について
具体的に聞いてみると……
- PMSで気分が落ち込んでしまっていると、メンタルが弱い人だと思い込まれてしまう(23歳・群馬県)
- 生理前だからイライラしていることが夫に理解してもらえず 、夫の機嫌も悪くなってしまう(29歳・埼玉県)
- 中学生の頃、生理痛がひどく、体育の授業を休みたいと女性の体育の先生にそのことを伝えたが、「みんな我慢している」と言われて授業を休ませてもらえなかった(23歳・滋賀県)
- 生理は病気じゃないと誤解されていてあまり取り合ってもらえなかった(29歳・東京都)
- 本当に痛いのに、「甘えるな」と言われた(33歳・京都府)
- 女性の人に「私も生理にはなるけど、そんなふうにはならない。本当にその不調は生理と関係あるの?」と言われた(38歳 ・東京都)
個人差が大きい
生理痛やPMSの症状。
辛さを表現しくい
原因になっている
■全身の「倦怠感」から気持ち的な「イライラ」まで症状は多種多様
生理痛やPMSの症状による辛さを共有できない要因のひとつに 、「症状やその辛さを表現しにくい」ことが挙げられる。辛さを伝えられない・表現しにくいことが、相互理解が難しいことにつながっているといえる。
生理痛やPMSの症状を具体的に聞いてみたところ、生理前や生理中に感じる症状は、「腹痛」(71.3%)が最も多く、次いで「腰痛」(55.8%)、「イライラ感」(55.6%)、「頭痛」(45.9%)、「眠気」(44.4%)などが続く。生理に伴う症状の辛さといっても、症状だけでも人それぞれということがわかる。
■「腰が砕け散る」「グサグサ刺される」など、痛みの感じ方も人による
生理痛やPMSで感じる痛みを言葉で自由に表現してもらうと、下記のような回答が得られた。一見してわからないようでも、とても辛い痛みを感じていることがわかる。
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