インストバンド、fox capture planはご存知ですか?
30代に突入し、年齢のせいか友人、仕事仲間の間でTVドラマが話題にのぼることが多くなってきました。
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もしかしたら、今誰かと話して一番盛り上がるのはドラマの話かもしれません。
今クールも実によく観ています(寒い冬はおうちで過ごしたくなりますね)。
日常に潜む“明日は我が身”な事象を切り取る『就活家族~きっと、うまくいく~』(テレビ朝日系列、毎週木曜よる9時)、
毎回快哉を叫ばずにはいられない痛快な医療ドラマ『A LIFE』(TBS系列、毎週日曜よる9時、
堤真一さん演じる、名前の通りさえない“万年係長”っぷりがゲラゲラ笑える『スーパーサラリーマン左江内(さえない)』(日本テレビ系列、毎週土曜よる9時)、
水野美紀さんの身の毛もよだつ“怪演”に呼吸も止まる『奪い愛、冬』(テレビ朝日系列、毎週金曜よる11時15分)などなど、
佳作揃いな今クールですが、なんといっても『カルテット』(TBS系列、毎週火曜よる10時)です。
まず、劇中音楽がいいです。(もちろん椎名林檎さん提供の主題歌「おとなの掟」もいいです)
日常生活でいい曲が流れてきたら無意識に『SoundHound(サウンドハウンド)』(音楽認識検索アプリ)を起動し、何の曲かを特定しようとするくらいには現代っ子な私ですが、初回からガンガンスマホをテレビに向かってかざしていました。
その気になる劇中音楽を手がけるのが、【fox capture plan(フォックス キャプチャー プラン)】という、日本の3人組のインストゥルメンタルバンドです。
どうでしょう?ジャズピアノトリオ編成を軸にした、ポストロック、ドラムンベース、ダブステップなどの要素を取り込んだ楽曲が新感覚でアガります。このドラマでバンドの存在を知り、楽曲を順に聴いていますが、冬の太平洋側特有のまっつぁえー(真っ青の)空にとっても合います。
4/8(土)に東京・渋谷で開催される都市型フェス「SYNCHRONICITY’17(シンクロニシティ)」にも出演が決定しており、今年の夏フェスでも観られる機会が多くなりそうです。
そして、何より役者勢の演技が素晴らしい!
ドラマ名の「カルテット」とは“四重奏団”を意味し、松たか子さん、満島ひかりさん、高橋一生さん、松田龍平さんが楽団を組んでいるのですが、演奏はもちろん、丁々発止の会話のやり取りは一瞬も見逃せません(さすがは『東京ラブストーリー』『最高の離婚』を手がけた坂元裕二さん脚本)。
その四人が素晴らしいのは言わずもがな、目が離せない快演を見せているのが吉岡里帆さん!カルテットの4人が訪れるライブレストランの従業員役を演じています。元地下アイドルのどこかミステリアスな雰囲気を帯びた魔性の女性で、接客業であるがゆえに常に笑顔を絶やさずにいるが、その目は笑っていない……という一風変わった役柄なんです(毎回「目が笑ってない」と突っ込まれるのがお決まり)。
第三話での、満島ひかるさん演じるすずめへの異性への誘惑テクニックを教授するくだりは「なんとまぁ……!」と思わず絶句してしまうほどのお見事さ。
「キスしちゃったらダメですよ?いつキスしてもおかしくないぞ、の距離を作るまでが女の仕事です。ペットボトル1本分の距離を保ってください。女からキスしたら恋は生まれません」
ペットボトル1本分………
こんな魔性の女性にはかないません。
そんな吉岡さん、smart1月号(2016.11.24売り号)の企画「人気女優&アイドルからのクリスマスプレゼント」に登場していました。
異性にあげたいプレゼントはプラネタリウムというロマンチックな一面を披露していたのが印象的でした。
何はともあれ『カルテット』、明日の第4話以降も目が離せません~!
(編集・熊谷)
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