「Mステ出演は前代未聞」Dリーグ完全制覇のCyberAgent Legit・ena&地獄が語る、2連覇へのプレッシャーと次なる“出発”
執筆者: 音楽家・記者/小池直也
ディレクター・FISHBOYから学んだ社会性
――ROUND.1のショーケース「Departure」についても振り返ってもらいたいです。
ena:あれはSHOW君が「Departure(出発)」というタイトルを考えたんだよね。
地獄:ショーディレクターはFISHBOYさんなんですけど、ダンスの方向性がイメージできた後に納得のいくタイトルが浮かばなかったらしいんです。そこで完全優勝を達成して次なる夢への再出発、というのが振り付けの感じとも合うなと思い提案しました。結果的にも勝てたし、良い形で出発することができましたね。
――それから、ROUND.2「Groove Stay Golden」で81.4%の大勝となったのは驚きました。
地獄:対戦相手のBenefit one MONOLIZの作品も本当に素敵な作品でした。ステージ袖でJUDGEの結果発表を見てビビりました。
ena:始めはJUDGEのゲージの色が青すぎて、壊れたかと(笑)。びっくりはしたんですけど、踊り込む時間があった分、自信はありました。(Chris)Ackeyのエースパフォーマンスも「12.5%(満点)獲れるっしょ」というマインドで普段から練習していたはず。
地獄:Legitはエース項目の勝率でいうと低いんですよね。
ena:だからこそ、同じLOCKERとしてリスペクト。彼のパフォーマンスに気合をもらいました。
――2ブロック制についてはいかがですか?
ena:各ショーケースをしっかり作り込めるので、ありがたいですね。
地獄:2週間に1ラウンドという前代未聞のスケジュールを5年間やってきましたからね……。あとは別ブロックの試合を端から観戦する機会は今までになかったので勉強になっています。
ena:「こんなに盛り上がってるんだ!」と思いました。
地獄:最初は無観客でのスタートでしたが、今は2デイズ開催でこんなに人が集まるんですよね。初年度から参加している自分たちとしては感慨深いです。

――初年度から同じディレクターが率いるチームは、LegitとBenefit one MONOLIZだけになりました。FISHBOYさんの存在というのはみなさんにとって大きいですか?
地獄:先輩であり、大人ですからメンバーとは目線が違って、見えなかった視野を広げてくれます。また、自分の意見を押し付けるんじゃなくて、僕らの思いを汲み取ってくれるんですよ。ダンサーとしてだけでなく、人としても本当に尊敬しています。
ena:あとダンサーは社会勉強の機会が少ないので、踊り以外の部分でもいろいろと教わっています。
地獄:例えば本当に初歩的な話ですが「挨拶は立ち止まってする」とかね。それができるだけで気持ちいいじゃないですか。あとは謙虚な姿勢であることなど、数多く学ばせてもらっています。
――他にもチームに関わって成長できたと思えるポイントはあります?
地獄:年下のメンバーとチームを組んだのはLegitが初なんですよ。それは個人的に学びが多かったですね。僕がサラリーマン時代に培った経験も伝えられるし、彼らとFISHさんの仲介役も自分の役目かなと感じています。
ena:初期シーズンはもっと頑固でした。自分は昔から仕切りたがりなんですよ。生徒会長や行事も率先してやりたがっていました。そういう性格が今は活きているのかなと思いますが、時を経て他人の意見も聞けるようになってきたかなと。誰かの意見を聞いたときも否定から入らないように心がけてます。
この記事を書いた人
音楽家/記者。1987年生まれのゆとり第1世代、山梨出身。明治大学文学部卒で日本近代文学を専攻していた。自らもサックスプレイヤーであることから、音楽を中心としたカルチャー全般の取材に携わる。最も得意とするのはジャズやヒップホップ、R&Bなどのブラックミュージック。00年代のファッション雑誌を愛読していたこともあり、そこに掲載されうる内容の取材はほぼ対応可能です。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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