「また会いたい」と思われる人は、ツッコミが優しい。30代映画プロデューサーがバイブルにする『ツッコミのお作法』【イケメンの本棚】
執筆者: ライター・コラムニスト/ミクニシオリ
「ツッコミ力」は人と調和しながら生きていく必要スキル

本書を読んでから、ツッコミに対する考え方が変化したというKさん。彼自身、現在は日常生活でも「優しいツッコミ」を活かす機会が多いという。
「例えば社内のWEB会議に入室した瞬間、ピリッと固い空気が流れていたときに、おばんです〜と言って入室してみたり(笑)。他部署のよく知らない人がいるときにも、後々“おばんですの人”として思い出してもらいやすいかな、と思っています。
僕自身、今も社内外のたくさんの人と仕事をすることが多いし、業界的にも人の出入りが激しい。仕事相手も一期一会になってしまうことも多いけれど、プロデューサーの○○さんとしてより、おばんですの人として覚えてもらったほうが、プライベートでも誘われやすいでしょうし、縁も繋がりやすいのかなと思います」
ビジネスの場では、保身のためにも「仕事上の肩書き」というミノをむしろ被るべきだ、という考え方の人も多いかもしれない。もちろん、どのくらいのおもしろさを表現するかは、時と場所、話している相手によっても変えるべきだろう。
トンツカタン・森本氏も、仕事や絡む相手などのTPOで、ツッコミとしての言葉選びを変えているのは、本を読めばひしひしと伝わる部分でもある。その力加減をコントロールできることこそがツッコミ力であり、コミュニケーション能力そのものにもなる。
「今、仕事でもプライベートでもコンプライアンスを求められる瞬間が増えていると思います。もちろん規律を守ることも大切だけど、コミュニケーションに置いてはあれもこれもと言葉を控えていくと、どんどん人間関係が希薄になっていくと思います。
テレビに出る芸人でもあるトンツカタン・森本氏の使いこなすツッコミは、このコンプラ社会でも伝えること、言葉にすることを諦めず、周囲と円滑に、そして楽しくコミュニケーションするために必要なスキルなのではないでしょうか。職場によくいるいるかいないか分からないおじさんにも、勘違いしたセクハラおじさんにもなりたくない人にこそ、この本を勧めたいですね」
相談の相手としても生成AIが選ばれるような社会で、人と人との関係を残しながら歳を重ねていきたいのなら、ツッコミ力とはなんたるかを学んでみるのもいいのではないだろうか。
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この記事を書いた人
ファッション誌や週刊誌、WEBメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。
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