【元ヤンの純愛 vs 男子9人の青春】Netflixが仕掛ける“恋リアの新境地”が熱い!「ラヴ上等」の衝撃と「ボーイフレンド」S2への期待
執筆者: ライター/石野志帆
男性同士の恋と友情を主役に、 高純度の関係性を描く「ボーイフレンド」
告白を急がない恋リアが、こんなにも刺さる理由


風が吹くモダンなビーチハウスに集まったのは、9人の男性出演者、通称“Boys”。全員の唯一の共通項は、「恋愛対象が男性である」ことだ。彼らに課せられるのは、「1カ月の共同生活」と「コーヒートラックの運営」という、2つのミッション。Boysはひとつ屋根の下で暮らし、コーヒーを売って生計を立てながら、これまで背負ってきたバックグラウンドや恋愛観、人生観を自然に語り合うようになっていく。

今までの人生で経験してきた葛藤や迷いについても、特別に構えることはない。安心して自己開示できる関係性の中で心の距離が縮まり、やがて友情や恋心へと変わっていく過程が丁寧に描かれるのが印象的だ。
恋をした人なら誰もがわかる、恋リアが恋リアたる瞬間

コーヒートラックの営業日には、狭い車内で一緒に作業する相手を指名できる場面もある。想いを寄せる相手から選ばれたときの高揚感、1日中一緒に過ごせる特別な時間のときめき。反対に、意中の相手が他の誰かと行動しているときの、胸の奥がざわつく感覚――。恋をしたことのある人なら誰もが共感できる感情が、恋愛リアリティ番組の醍醐味としてしっかり描かれている。
この記事を書いた人
TV局ディレクターや心理カウンセラーを経て、心を動かす発見を伝えるライター。趣味はリアリティーショー鑑賞や食べ歩き。海外在住経験から、はじめて食べる異国料理を口にすることが喜び。ソロ活好きが高じて、居合わせた人たちの雑談から社会のトレンドをキャッチしている。
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