結木滉星が語る、30代のファッションと仕事観、ゴルフとサウナで整う日常
執筆者: ライター・エディター/鈴木恵理子
smart創刊30周年を記念して、既に『smart』で活躍していたり、『smart』が注目している次世代のおしゃれな方たちをピックアップ。最近のおしゃれ事情やいま興味のあることを伺いました。トップバッターは、smart専属モデルとして様々な撮影に参加してきた結木滉星さん!
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smartフレンドでsmart専属モデルの結木滉星さん

Profile/結木滉星(ゆうき・こうせい)
1994年12月10日生まれ、大分県出身。俳優、smart専属モデル。主な出演作に、フジテレビ『1995~地下鉄サリン事件30年 救命現場の声~』(2025)、テレビ東京開局60周年 ドラマ8『テレビ東京×WOWOW 共同製作連続ドラマ ダブルチート 偽りの警官』(2024)など。現在、日本テレビ系水曜ドラマ『ESCAPE それは誘拐のはずだった』が放送中。待機作に映画 『消滅世界』がある。
Instagram:@kouseiyuki_official
TikTok:@kouseiyuki
幅広い役柄に挑戦したい30代。ゴルフやサウナでリフレッシュしています。

レザーブルゾン¥396,000/チノ(モールド☎03-6805-1449)、ニット¥19,800、パンツ¥22,000/ともにパブリック トウキョウ(パブリック トウキョウ カスタマーサポート☎03-6629-2337)、Tシャツ¥13,200/ユナイテッド トウキョウ(ユナイテッド トウキョウ 神宮前店☎03-6629-2336)、その他/スタイリスト私物
─最近気になるファッションは?
結木滉星(以下、結木) 夏も好きですけど、やっぱり冬のほうがいろいろ着られるから楽しい。最近はスカジャンが気になってます。古着っぽい、ちょっとやんちゃな感じに挑戦したい。30を過ぎて少しファッションが落ち着いてきちゃったので、また派手な感じに戻したい気分です。普段は代官山や渋谷のセレクトショップに行くことが多いです。
─プライベートの近況は?
結木 相変わらずゴルフにハマってます。最近あんまり行けてないけど、熱は冷めてないですね。悔しさとナイスショットの快感にハマって、もう4、5年になりますね。昔みたいに走ってボールを追いかけることもなくなって、ちょっとは上達したかなと(笑)。あと、先輩や後輩とスーパー銭湯のサウナに車で行くのも好きです。他の趣味も見つけたいですけどね。逆に言えば、その2つくらいしかないんで(笑)。
─最近のお仕事について教えてください。
結木 今やっている役が、ほんとに“嫌なやつ”なんですよ(笑)。これまでのイメージにないタイプで、いいところがまったくない。だからこそ共通点を探したり、自分の中の負の感情をふくらませて役に生かすようにしています。そこが今いちばんのチャレンジですね。
─これから挑戦してみたい役は?
結木 幅広くいろんな役に挑戦してみたいです。いま逆に「どこまで若い役を演じられるか」も試してみたい。回想シーンでもいいから、少年時代を自分で演じてみたいですね。
─smartで印象に残っている撮影は?
結木 群馬でロケした回ですね。撮影がバタバタだったけど、スタッフさん含めて“ワンチーム”な感じがあってすごく楽しかった。髪色変えたり、試行錯誤の中でみんなが信頼し合っている雰囲気が心地よかったです。
─今後、smartと一緒にやってみたい企画はありますか?
結木 趣味のゴルフに絡めたものとかいいですね。今、ゴルフってすごくファッション的になっていて、ウェアを普段着に取り入れている人も多い。「この格好でゴルフするの!?」って驚くようなスタイルもあるし、逆に「この服でプレーできるんだ」って思う人もいると思うんです。昔はもっとスポーティな印象でしたけど、今は本当におしゃれ。いろんなブランドがゴルフラインを出していて、“おじさんのスポーツ” ってイメージはもうないですね。僕らの世代だからこそできる“ファッション×ゴルフ”企画で、新しい魅力を見せたいです。
─今後の展望について教えてください。
結木 やっぱり朝ドラや大河は狙っていきたいですね。どちらかというと時代劇に似合うタイプの顔だと思うので(笑)。日本の文化や歴史の中に生きる人を、自分の体を通して表現できたら嬉しいです。役者としても、人としても“深みのある30代”を過ごしていきたいですね。
─仕事で大切にしていることは?
結木 楽しいことが好きなんです。だから仕事も、まずは自分が楽しむことを大切にしてます。なかなか難しいけど、やっぱり自分が楽しめていないと、見る人も楽しんでくれない。作品でも雑誌でも、そういう“空気” って必ず伝わると思うんです。
─smart30周年に寄せて、読者へメッセージお願いします。
結木 時代的に雑誌を手に取る機会って昔より減っちゃいましたよね。でも僕の中ではやっぱり“原点”なんです。雑誌で服を覚えたり、気になるスタイルを真似したり。僕のちょっと下の世代までは、みんなそうやってファッションを学んでいた気がします。だから今の若い子たちにも、もう一度見てほしいなって思うんです。照明やロケーションも含めた“空気感”があってSNSとは違う世界がある。僕自身すごくアナログ人間なので(笑)。実際にお店に行ってモノを見たり、雑誌をめくったりする時間が好きなんです。smartを通して、「雑誌っていいな」って感じてもらえたら嬉しいです。
この記事を書いた人
11年間の編集プロダクション勤務を経て、2011年よりフリーランスに。雑誌やムック、ウェブなどで、ヘアやビューティページを中心に活動中。暮らしに役立つ実用系やメンズのビューティ記事の経験も豊富。好物は古物や古道具。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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