伝説の双子と新世代の双子が語り合う”ストリートの真髄”…裏原を創ったアニキたちが唸る令和のインディペンデント精神

執筆者: エディター・ライター/齊藤美穂子

smart創刊30周年を記念して、お洒落な仲間&先輩が大集合!1995年の創刊当時から本誌に縁のある兄貴たちが、smart世代の気になるクリエイターとのペアスナップで登場。今回は、“アニキ”に双子のクリエイター・山野辺一徳さん&山野辺勧二さん、その“フレンド”に同じく双子のクリエイター・YAMEPI©さん&TAKERUさんを招き、世代の垣根を超えた対談をお送りする。

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双子のクリエイター・山野辺一徳&山野辺勧二は、同じく双子のクリエイター・YAMPEI&TAKERUが気になる

双子のクリエイター・山野辺一徳&山野辺勧二と、同じく双子のクリエイター・YAMPEI&TAKERUの対談

写真上・Profile/左・山野辺一徳、右・山野辺勧二
90年代から2000年代初頭にかけて、日本のストリートシーンを象徴する存在として本誌『smart』などに登場し、カリスマ的な人気を集めた双子兄弟。伝説のショップ「NOWHERE」からキャリアをスタートし、A BATHING APE®では約27年間にわたり企画・デザインなどを担当。現在は、様々なブランドでクリエイティブ・ディレクターとして活動中。

左・山野辺一徳(兄)@kazunoriyamanobe_kzn
T-SHIRT:CITY COUNTRY CITY
BOTTOM:COTTON RESEARCH CLUB
SHOES:NIKE
WATCH:ROLEX
ACCESSORY:goro’s

右・山野辺勧二(弟)@kanjiyamanobe_knj
T-SHIRT:CITY COUNTRY CITY
BOTTOM:COTTON RESEARCH CLUB
SHOES:NIKE
WATCH:ROLEX
ACCESSORY:goro’s

写真下・Profile/左・YAMEPI©、右・TAKERU
2001年生まれの東京を拠点に活動する双子クリエイター。YAMEPI©︎はアーティストとして、音楽・ファッション・アートを自由に横断しながら、自身の感性で時代を切り取る発信者。TAKERUはグラフィックデザイナー兼編集者として、インディペンデント雑誌『COMET MAGAZINE』を手がけ、ビジュアルの核を担う。両者のプロダクトは国内外から注目を集めている。

左・YAMEPI©(兄)Instagram:@yamepi_01
T-SHIRT:A BATHING APE®
BOTTOM:USED
SHOES:Timberland
WATCH:BAPEX® TYPE1
ACCESSORIES: Justin Davis × STAR WARS, BOYS RING, and MORE…

右・TAKERU(弟)Instagram:@tttk_tk
T-SHIRT:A BATHING APE®
BOTTOM:USED
SHOES:Timberland
WATCH:BAPEX® TYPE1
ACCESSORIES: Justin Davis × STAR WARS, BOYS RING, and MORE…

「あれ? インスピレーション俺ら? 」みたいな(笑)。(一徳)

──最初にお互いの存在を知ったのは?

YAMEPI© 雑誌ですね。裏原系の誌面で山野辺さんたちを見ていました。

TAKERU 雑誌が好きで、昔からよく読んでいたんです。裏原カルチャーに興味を持ったのは雑誌『POPEYE』でWTAPSの西山徹さんの存在を知ってから。それからエイプとか裏原ブランドの古着も着るようになりました。

勧二 「昔の自分たちみたいな若い子がいる」と耳にして雑誌をチェックしたら、確かにモヒカンだったりして僕らの匂いを感じたんですよ。

一徳 「あれ? インスピレーション俺ら?」みたいな(笑)。あれは面白かったですね。まさか20年以上経って、当時の俺らみたいな子たちが出てくるなんて思わなかったので。

勧二 で、2年くらい前に原宿の道端で偶然すれ違って、お互い顔は知っていたから「ああっ!」てなって(笑)。

YAMEPI© 本当に驚きました。雑誌の中の人と現実で会えた感覚というか。

一徳 そこからインスタでつながって、時々連絡を取り合うようになりました。

勧二 二人のすごいところはDIY精神。雑誌やブランドを自分たちで企画からデザイン、流通までやっているのがとにかくカッコいい。

一徳 しかも楽しんでやっているのが伝わってくる。そこが僕らと通じる部分です。

YAMEPI© 僕たちから見て山野辺さんたち裏原世代の魅力は、ムーブメントをみんなが一丸となって盛り上げていたところです。

TAKERU 原宿という街全体がカルチャーとして成り立っていて。インディペンデントにやっている感じが本当にカッコいいと思います。

一徳 世代を超えてつながったので、この先何か一緒に企画をやりたいですね。

この記事を書いた人

出版社でファッション誌の編集を経て、フリーエディター兼ライターに。現在は雑誌や書籍、Webなどをメインに、幅広いジャンルで記事を制作。 趣味は陶芸と金継ぎ、料理、旅。2020年に移住し、湘南暮らしを満喫中。

Instagram:@hana0910

Website:https://smartmag.jp/

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