【UVERworldの“タブーなき”25年】TAKUYA∞が語る原動力と誇るべきもの、そして東京ドームでファンとの絆を感じた瞬間smart本誌でファッションを学んだ

執筆者: 音楽家・記者/小池直也

オーストラリアでのベストフードは炊き立ての白飯

記録映画『UVERworld THE MOVIE: 25 to EPIPHANY』が公開となったUVERworldの真太郎

――オーストラリアで行われた映画撮影の現場エピソードなども聞きたいです。雨の日も多かったと聞いていますが。

TAKUYA∞:UVERworldって何かと雨の日が多いので(笑)、雨に対する捉え方が前向きなんですよ。僕は写真を撮るのが好きなんですけど、雨が降ると路面の反射が1.5倍くらい増えて、きれいに写るんです。だからオーストラリアで雨が降ったら「今日は写真を撮りに行こう」とか「塵やゴミが落ち着いて走りやすいな」と考えてました。

どちらかというとスタッフさんが心配してましたね。天候のことだから誰のせいでもないのに「申し訳ないです!」と謝ってくれるんですけど、メンバー全員で「そういうのは気にならないタイプなので」と返して爆笑してました。

真太郎:あと、シドニー・オペラハウスの近くを6人で歩きながら撮影していたら、途中の角から出て来たアラブ系のおばちゃん3人と不意に並んでしまって、気付いたら計9人で闊歩(かっぽ)していたのは面白かったです(笑)。

克哉:観光地のシドニー・オペラハウスは当初入れない予定だったのに、たまたま中に入れてもらえて、幻想的な建築と地元の聖歌隊のみなさんの歌に感動しましたね。

――現地で一番美味しかったものは?

TAKUYA∞:現地のものは何ひとつ食べてません(笑)。「丁寧な食生活」を人生のど真ん中に置いて生きているので、全部自炊。前の晩から水に浸した酵素玄米を朝炊いて、日本の食材をおかずに食べてました。

克哉:僕は現地で食べられる日本食が美味しかったですね。でもTAKUYA∞が撮影中に突然「飯盒(はんごう)炊飯しようぜ」と炊いてくれた白飯が一番上手かった(笑)。海苔と塩だけだったのに最高。炊き立ての飯ほど美味しいものはない……。

真太郎:現地のレストランには全然行けなかったんですけど、撮影中のケータリングで出された食事が本当に美味しかったです。

克哉:22時くらいになると閉まる店が多いんですよ。

真太郎:ホテルの近くにいい感じのバーがあるとも聞いていましたが、結局行けずじまいでした。

記録映画『UVERworld THE MOVIE: 25 to EPIPHANY』が公開となったUVERworldの真太郎

――ちなみに本誌「smart」はUVERworld結成より5年ほど先駆けていまして、今年秋に創刊30周年を迎えました。みなさんは読まれてましたか? 

TAKUYA∞:もちろん買ってました。ファッションは「smart」で学ばせてもらってましたよ。他に熱い雑誌はなかった気がします。

真太郎:スタイリストさんの1週間コーデが好きでよく読んでました。

克哉:購読してました。モノクロのページも隅々まで読んでましたからね(笑)。地元・滋賀県は情報が全然ないんですよ。「smart」を読んで裏原に行くみたいなことをしてました。お金がなかったので、ファミレスで時間を潰してから、Apeに並んでグッドイナフの服を買うみたいな。30周年おめでとうございます。

――ありがとうございます! では25周年を終えて、次なる目標を教えてください。

真太郎:26周年も変わらず同じ熱量を維持していきたいですね。

克哉:最近は海外公演もしているので、いい音楽を作って届けるべき人に届けていけたらいいなと思ってます。

TAKUYA∞:世界中に行きたいですね。1ステージごと全力で挑めるように日々、いいステージをするための生活習慣を丁寧にしていこうと思ってます。毎日の10キロランも継続してやっていければ。

記録映画『UVERworld THE MOVIE: 25 to EPIPHANY』が公開となったUVERworldのTAKUYA∞、真太郎、克哉

映画タイトル:『UVERworld THE MOVIE: 25 to EPIPHANY』

映画タイトル:『UVERworld THE MOVIE: 25 to EPIPHANY』

映画タイトル:『UVERworld THE MOVIE: 25 to EPIPHANY』
公開日:2025 年 12 月 12 日(金)2D、2025 年 12 月 26 日(金)SCREENX、4DX、ULTRA 4DX
©2025, Sony Music Labels Inc. & CJ 4DPLEX Japan

Profile/UVERworld(うーばーわーるど)
滋賀県出身の6人組バンド。2023年7月には初となる日産スタジアム公演を行い、二日間で約15万人を動員。同時に“男祭り Reborn”を開催し、男性のみで7万人を動員し自身の記録を更新するなど2025年に結成25周年、デビュー20周年を迎えさらに進化と歩みを止めず自身を更新し続ける姿が様々な世代、性別、国籍のファンからの絶大な支持を集め、その活動はさらに拡がりを見せている。
Instagram:@uverworld_official
X:@UVERworld_dR2

ヘアメイク:mikitaro(Octbre.)
Instagram:@mikitaro_octbre

撮影=松嶋希七
インタビュー&文=小池直也

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音楽家/記者。1987年生まれのゆとり第1世代、山梨出身。明治大学文学部卒で日本近代文学を専攻していた。自らもサックスプレイヤーであることから、音楽を中心としたカルチャー全般の取材に携わる。最も得意とするのはジャズやヒップホップ、R&Bなどのブラックミュージック。00年代のファッション雑誌を愛読していたこともあり、そこに掲載されうる内容の取材はほぼ対応可能です。

X:@naoyakoike

Website:https://smartmag.jp/

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