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連載熊谷隆志連載 Tokyo Fashion Tribe

神尾楓珠「10年先も走り続けたい」――主演ドラマ『すべての恋が終わるとしても』への想いと俳優人生の現在地

執筆者: ライター・エディター/佐藤玲美

スタイリスト・フォトグラファーをはじめ、マルチに活躍する熊谷隆志さんの雑誌smartでのご長寿連載『Tokyo Fashion Tribe』。11月号は前回に引き続き、神尾楓珠さんが登場。10月から、葵わかなさんとW主演を務めるドラマ『すべての恋が終わるとしても』(テレビ朝日系)がスタートします。今回はドラマの見どころから、ご自身の俳優という仕事にかける想いまで語っていただきました!

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神尾楓珠「10年先も走り続けたい」――主演ドラマ『すべての恋が終わるとしても』への想いと俳優人生の現在地

それぞれの恋愛模様に、自分の思いを重ねて楽しんでいただきたいドラマです

熊谷隆志(以下、熊谷)「そして10月からスタートするドラマ『すべての恋が終わるとしても』に出演する神尾さん。今日もまさにドラマの撮影中の合間を縫って、このTFTの撮影に来てくださいました。こちらは冬野夜空さんのノベライズ原作の作品になるそうですが、原作は読まれましたか?」

神尾楓珠(以下、神尾)「作品に入る前に読ませていただきました。いろんな恋愛の形が散りばめられていて、多くの人が共感できるような内容になっているなと思ったので、原作の持つそういうリアルな感情を表現していけたらいいなと思いました」

熊谷「140ワードの短編集が、どのようなストーリーを紡ぎながら映像となっていくのかがとても楽しみなのですが、神尾さんが演じる大崎真央はどんな人物ですか?」

神尾「高校時代から絵が好きな青年で。誰に対しても人当たりがよく柔らかな印象があるんですが。かなり掴みどころのない人物なのかなと思います。基本優しいんだけど、本当に思っていることは言わなかったりとか、自分の中で隠さなければいけない感情を表に出さないところなんかはちょっと大人びているのかなと思いました」

熊谷「現在、撮影の真っ只中とのことですが、演じる上でこだわっていることはありましたか?」

神尾「彼の持つ柔らかな人柄というのが表現できるように、ということは常に意識して演じています」

熊谷「作品に入るときに監督からアドバイスされたことなどはありましたか?」

神尾「細かいことはあまりなかったですね。ただ、キャラクターの持っている雰囲気だったり、(葵わかなさんが演じる恋人の羽沢)由宇といるときの空気感とか、そういったところのお話はありましたね」

熊谷「ノベライズ原作の作品って、オリジナル作品と演じ方に違いはあるんですか?」

神尾「コミック原作だと、登場人物のイメージがビジュアルで描かれているので、それに寄せていく作業があるのですが、ノベライズの場合は、ビジュアルがない分、自由度が高いんじゃないかとは思います。そういう意味では自分で作り上げていく楽しさみたいなものもありますね」

熊谷「この作品の見どころを教えてください」

神尾「恋愛ドラマで、僕ら以外の恋愛模様も色々描かれていく展開になっています。その中には、自分と似たようなキャラクターもいると思うので、誰かしらに共感しながら物語の世界を楽しんでもらえたらいいなと思います」

この記事を書いた人

東京在住のライター・エディター。『smart』『sweet』『steady.』『InRed』など、ウィメンズ、メンズを問わず様々なファッション誌やファッション関連のwebでライター&編集者として活動中。写真集やスタイルブック、料理本、恋愛心理、インテリア関連、メンタル&ヘルスケアなどの本の編集にも携わる。独身。ネコ好き。得意ジャンルはファッション、ビューティー、インテリア、サブカル、音楽、ペット、料理、お酒、カフェ、旅、暮らし、雑貨など。

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