”大人になんてなりたくない”ってヤツは、高円寺「スポットマン」に集まれ!注目のアーティスト町子 朔が個展開催
執筆者: ライター/TOMMY
秋といえば……スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋、そして“芸術の秋”! なんてスクラッチされまくったフレーズも、真夏のピークが去って、過ごしやすさを増していく今時期ならばすんなり受け入れられるに違いない。というわけで、昨年もこの時期にアートエキシビジョンを行った高円寺のカルチャースポット、古着屋「スポットマン(SPOTMAN)」からアートエキシビジョンのお誘いが。今年の主役の名は町子 朔(マチコ・ハジメ)。さて、今回はどんな展示となるのだろう?
目次
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Who is 町子 朔(マチコ ハジメ)?
1993年福岡県生まれ。
<経歴>
2017:スケートボードへのドローイング、スケートボードカンパニーへのデザイン提供などの制作活動を開始。
2022:Tシャツ・プリント・デザイン・コンテスト グランプリ受賞。
「第18回世界絵画大賞展」入選。
2023:「第58回昭和会展」入選。
<主な展示>
2023 「”Hajime Machico Art Sale & Exhibition Super “M” “」
2024 「”Speea and Young.”」
その他POPUPなどイベントを多数開催
Instagram:@hajime_machico
自身4度目となる個展のタイトルは「I DON’T WANT TO GROW UP」。
開催に際し、本人からコメントが届いている。
「I DON’T WANT TO GROW UP」は大人になんてなりたくない。という意味です。
この長いタイトルは、10代の頃の僕とその先の人生を劇的を変えてしまったパンクバンド“RAMONES”の曲から選びました。
もしご興味があれば、是非とも歌詞やMVを観て頂きたいのですが、とってもガキくさい心を歌っている曲で、この世界でこのまま大人になってしまったらどうなってしまうのか、わからないまま時が過ぎてしまうことにいろんな気持ちがグツグツと煮えてきて、ブチ撒けてしまいそうになっている歌詞なんですが、僕はこの夜にひとりでに細くなってしまっている気持ちを、ポップなメロディとシンプルなサウンドで真っ直ぐ歌うというこのRAMONESのスタイルが好きです。
そんなスタイルに僕は、”みんな本当を言えば、答えはもう心の中で決まっている”という表現を感じるのです。
僕は、パンクやロックンロールなど、ロックというものは何かを否定するものではなく、生きてしまう、感じてしまう、思ってしまう、そんな自分の心のあり方を肯定するライフスタイルだと思っています。
見た目や音や言葉は様々ですが、彼らRAMONESにそれを感じるのです。
そして、僕自身の表現したいもの全てにそのスタイルは深く関係しているのです。
また、高円寺という10年前上京して初めて暮らした街に、色々なことがありながらも、個展を開くという形でまたご縁があること。(マジでいろんなことがあったなぁ、※その頃の写真を見返しながら。)
そしてやっぱり、そういうつまらない大人になるくらいならこの人生やっちまおう。とこのタイトルに決めました。
ちなみにこのRAMONESの曲は、Tom Waitsが1992年に発表した曲(邦題:大人になんかなるものか)のカバー曲なのですが、こうしていつまでも人と人の間に普遍的に流れ続け、僕のハートにまで届いたことに刺さるものがあり、ミュージシャンにはなれないけれど、絵描きとしてこの曲をやってみるってのもいいなぁなんて思ったこともまたひとつのきっかけです。
長々と描きましたが、そんなこんなで個展がとても楽しみです。
こうして表現の場を与えてくださることにとても感謝しています。
残りの日々もこの心を大切にし制作に向き合いたいと思います。
期間中、皆様のご来場を心よりお待ちしております。
この記事を書いた人
メンズファッション誌やモノ系のWEBメディアを中心に、ファッション、モノ、アイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛する。
Instagram:@tommythetiger13
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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