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「週5でディズニー通い」浅川梨奈が語る、映画『49日の真実』撮影秘話と推し活ライフ

執筆者: ライター・エディター/佐藤玲美

主演映画『49日の真実』が劇場公開中の浅川梨奈

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朝ドラ『おむすび』への出演や、舞台『きたやじ オン・ザ・ロード〜いざ、出立!!篇〜』でヒロインを務めるなど目覚ましい活躍が注目を集める浅川梨奈。現在、主演を務めた映画『49日の真実』が劇場公開中。ワンシチュエーションの長回しが話題となっている本作の見どころから、素顔が垣間見える推し活トークまで、ギュッと詰め込んでお届けします!

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前代未聞のワンシチュエーション……長回しで一層団結力が高まりました!

――映画『49日の真実』が公開中です。主人公たちの友人の49日の日を描いた作品なんですよね。

浅川梨奈(以下、浅川)「はい。親友の自殺の真相を突き止めるために生前、彼女と近い間柄だった男女が集まるところから物語が始まります。私が演じた高橋まどかは、自殺した優子の親友でハキハキしていてリーダーシップが取れるような女の子かなと思います」

――今回は、ワンシチュエーションで15分を超える長回しで撮影されたことが大きな話題となっています。作品の中では、15分程度ですが、カメラを回していたのは30分超だったとお伺いしました。これは、役が決まった時点で俳優さんたちはみなさん知っていらっしゃったのでしょうか?

浅川「オファーの段階でワンシチュエーションで、長回しで撮影したいというお話はお伺いしていました。すごく面白そうだねってマネージャーさんとお話ししてお受けさせていただきました。でも、お受けしてから改めてお話を聞いたら、私がイメージしていた長回しとは全く違っていたんです。私は、劇場の舞台のようなセットで正面から長回しで撮影するっていうイメージを持っていたんです。でもそうではなく、カメラが右を向いているタイミングで、左側で紗幕をつけ照明を遮って夜の設定を作り、右側のキャストとは違うキャストがお芝居をして、そのシーンを撮り始めると、今度は右側に出ていたキャストが着替えに行って、カメラが右に戻ってきたときには、着替え終わってキャストが座っている……みたいな、とんでもない状態だったんです(笑)」

――それは、俳優さんだけでなく、スタッフさんもみなさんが息を合わせないと難しそうですね。

浅川「台本だと27ページ分、カメラマンさんも30分近くカメラを持ったまま長回しをしている状態で。この場面は3回撮影したのですが、そのシーンはキャストもスタッフさんも同じ集中力を持って現場にいて。中前(勇児)監督も、カメラの向きなどの指示を出しつつ自ら小道具さんのお手伝いをするなど、チーム一丸となってそのシーンを作り上げていく雰囲気で、私もやりがいを感じたし、初めての経験でとてもワクワクしました。最初にイメージしていたことよりももっと面白い状況に身を置くことができたのがとても楽しかったし、そのときの集中力は凄まじかったなと今振り返っても思います」

――30分の長回しのシーンを3回撮影された中で、途中でどなたかがミスって最初からやり直し……みたいなことはあったんですか?

浅川「それがなかったんです。多少それぞれセリフの語尾が変わったり、セリフの順番が入れ替わったりっていうのはありましたが、話の展開がおかしくなったり、セリフを噛んだり、出番を間違えたりっていうのは全くなくて。その場にいる全ての人がプロフェッショナルとして自分の役割を完璧に果たしていたと思います」

――ミスがなかったのに3回、撮影した理由というのは?

浅川「まず、1回やってみて、みんなあまりの凄まじさにウッとなりつつ、(手応えがわかったところで)もう一度やってみようとなって。それが1回目よりもよかったので、最後にもう1回やろうということになって。その合計3回です」

――素朴な疑問なのですが、長回しで1カットを撮ることによって、どんな効果があるんでしょうか?

浅川「ドラマや映画などの作品を撮るときは、シーンごとに撮影をしていくのですが、最終的にそれを繋げて作品に仕上げていくんですね。その場合は、前のシーンの終わりと同じところから気持ちを作って、“つながる”ように演技に入っていくんです。撮っているスタッフさんや編集するスタッフさんもプロなので、そういった撮り方でも、シーンごとに観ている方が違和感を感じるようなことにはならないですが、やはりワンカットで撮ることによって、途中で気持ちが途切れることがなくなるから、その分、臨場感は増していくと思うんです。また、長回しという普段やったことのないことへの挑戦だったので、その場にいる全員の集中力と緊張感がワンカットに詰め込まれていったので、やはり、そのリアリティは観ている人にも感じていただけるものなんじゃないかなと思います」

――そのお話をお伺いしてから作品を観ると、さらに物語の世界に没入できる気がしてきました。

浅川「キャストとスタッフのみなさんとのチームワークはもちろん、信用と信頼感もそのシーンには詰まっていて。きっと監督もその場で生まれる臨場感そのものを大切に撮りたかったんじゃないかと思います。でも、27ページの長回しの前にも、実は10ページ程度の長回しのシーンもあったんです」

――10ページでもかなり大変ですよね?

浅川「そうなんです。“このシーンもかなりヤバいね”となってたんですけど、先にそのシーンを挟んだことで、こんな感じで長回しを撮っていくんだっていうのをみんなが理解できたので、27ページに挑むいい前準備ができたんじゃないかと」

この記事を書いた人

東京在住のライター・エディター。『smart』『sweet』『steady.』『InRed』など、ウィメンズ、メンズを問わず様々なファッション誌やファッション関連のwebでライター&編集者として活動中。写真集やスタイルブック、料理本、恋愛心理、インテリア関連、メンタル&ヘルスケアなどの本の編集にも携わる。独身。ネコ好き。得意ジャンルはファッション、ビューティー、インテリア、サブカル、音楽、ペット、料理、お酒、カフェ、旅、暮らし、雑貨など。

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Website:https://smartmag.jp/

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