【夏恋必勝法】マッチングアプリ疲れのあなたへ――恋活パーティー主催者が教える「コミュ力」磨き術
執筆者: ライター・コラムニスト/ミクニシオリ
「いい人さえいれば、恋愛や結婚がしたい」。
それこそが、現代を生きる若者世代の本音なのではないでしょうか。恋愛や結婚観に関するデータやニュースは日々発信されていますが「結婚しない若者」、「恋愛経験しない若者」など、目立つ見出しのものばかりが取り沙汰されていきます。
コロナ禍がマッチングアプリの普及を後押しし、出会いの選択肢が多様化する現代。これからの時代を担う若者は、どうすれば修羅化する今の恋愛市場で勝ち残っていくことができるのでしょうか。恋愛系インフルエンサーとして13万人のフォロワーを持つインフルエンサー・定時ダッシュちゃんが語る、恋愛〜結婚後にも欠かせない「コミュニケーション能力」の育て方とは?
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「恋愛したい」需要はあるも、出会いの場は偏った
現在は恋愛系インフルエンサーとして発信活動しながら、出会いを求める男女のための審査制パーティー『定ダナイト』 も主催している定時ダッシュちゃん、通称“定ダちゃん”。自身がマッチングアプリで出会った人とのエピソードに関する発信がバズったことがきっかけで、恋愛に関する発信や市場調査を続けています。
定時ダッシュちゃん(以下、定ダ)「私自身、マッチングアプリは個人的にも利用していて、 サービスも素晴らしいと感じていました。ですが当時は多くの人が『恥ずかしい』『怖い』『ハードルが高い』と感じていることを知って、現状を変えようと発信を始めました。
その一方で、インフルエンサーになる前には ラウンジ「オリエンタルラウンジ」でマーケティングを担当していたこともあり、リアルイベントを楽しく開催するノウハウも知っていました。マッチングアプリはとても便利な選択肢ですが、人によって精神的な負担になったり、チャット中心の交流が上手くいかないこともあります。そこで、もっとたくさんの人が恋愛を楽しめるようにと、審査制パーティーを企画することにしました」
女性フォロワーが多いという定ダちゃん。最初は、恋愛や結婚がしたいけれど、うまくいっていないというフォロワー女性と「いい女性がいれば付き合いたい」と要望を持っていた魅力的な男性友人たちを集めようというアイデアが生まれ、SNSで募集をかけたところ……なんと3日で100名以上の女性から応募が来てしまったのだといいます。
定ダ「私のフォロワーさんの中には、いい恋愛がしたいと思っているのに、なかなかパートナーを見つけることができない、すぐにお別れしてしまうなどのお悩みを抱えている女性が多くいます。フォロワーさんとはInstagramのストーリーなどを通じて日々交流していますが、出会いの場を求める需要は大きいと確信していました」
パーティーの初回は2021年12月、まだ新型コロナが落ち着ききらない時期でしたが、パーティーはマスク着用で、予約完売で開催されました。そこから数年、出会いの場としてのパーティーの需要はさらに増加しているといいます。
定ダ「都会だと、コロナ前は合コンや社内での飲み会、友人の紹介といった昔ながらの出会い方が一般的でしたが、コロナ時期にリモートワーカーが増加した一方で会社の飲み会がなくなり、仕事関連での出会いが激減しました。近年ではセクハラリスクへの意識の高まりもあり、かつて当たり前だった社内恋愛需要がかなり減少していると思います。
仕事で出会いがないとなると、プライベートで出会うしかない。ですが、私のパーティーに来てくださる方の中には『マッチングアプリで打ちのめされた』と感じている人々も多いです。いいねが来ない、デートがつまらないなど理由はいろいろあると思うのですが……コロナで男女が気軽に遊べる場もリセットされて、新しいコミュニティを見つけるのも骨が折れると。そんな事情もあって、遊ぶより『結婚して落ち着きたい』という気持ちが強まっている人も多くいます」
この記事を書いた人
ファッション誌や週刊誌、WEBメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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