朝ドラ『風、薫る』主演・上坂樹里が語る、写真集『日是好日』に詰め込んだ“10代最後の私”と20歳の決意
執筆者: ライター・エディター/佐藤玲美
2026年前期のNHK連続テレビ小説『風、薫る』のW主演の一人に選ばれた、ネクストブレイク筆頭株の俳優・上坂樹里さんが、20歳の誕生日となる7月14日にファースト写真集『日日是好日』を発売した。自然あふれる長崎・五島列島の地で、10代最後の瞬間を切り取った作品に込めた想いから、朝ドラ主演への意気込みまでを聞きました。
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10代最後の飾らない素の自分を詰め込みました
――今回が初めての写真集ですよね?
上坂樹里(以下、上坂)「はい。初めてです。今年の1月にお話をいただきました。写真集を出すのは夢の一つでもあったし、20歳の誕生日に発売ということもあって、さらに嬉しかったです」
――打ち合わせではどんな希望を出されたのでしょうか?
上坂「10代最後の期間に撮影するので、10代のありのままの自分を出せたらいいなという思いがありました。あとは、夏生まれなので夏の太陽とか自然を満喫できるような場所で撮影をしたいという希望を出して、長崎の五島列島で撮影をすることになりました」
――上坂さんは神奈川出身ですよね? 長崎とは何かご縁があったのでしょうか?
上坂「特にそういうわけではないのですが、今まで訪れたことのない場所に行くことで、その場所の自然を存分に感じたいという思いがありました。景色だけでなく、地元のご飯だったりそういう土地のものを全て楽しんでいる、今の自分にしか出せない表情を切り取っていただけたのではないかと思います」
――五島列島は美しい自然や、豊かな歴史と文化、そしておいしいグルメが魅力の島ですが、いかがでしたか?
上坂「最高に楽しかったです。撮影は3泊4日だったのですが、飛行機に乗ってから船で島に渡って。その時間もとても特別で楽しい時間でした」
上坂樹里1st写真集『日日是好日』より
――モデルとしても活躍されている上坂さんなので、撮影は慣れていると思いますが、写真集の撮影で印象に残っていることはありますか?
上坂「普段の撮影では、お洋服をキレイに見せることが大切なので、ピシッと背を正す気持ちがあるのですが、今回の撮影では、カメラを向けられても素のままの自分でいられたかなと思います。他にも思い出に残っていることはたくさんあるんですけど、その中でも実際に魚釣りをしたことが印象に残っていて。
自分が釣ったアジをさばいていただいて、その場でお刺身で食べたのですが、今まで食べたことがないくらいおいしくて。食べている最中も撮影は続いていたんですが、“おいしい”って噛み締めているときの表情とかが本当に素のままで、普段あまり見せることのないカットになっているかなと思います」
上坂樹里1st写真集『日日是好日』より
――19歳最後の時間を切り取るために自分で心がけていたことはありますか?
上坂「カメラを意識せず、自然なままでその場を楽しむことを大切にしていました。撮影前から、あまりああしよう、こうしようとかは考えず、そのままの自分でカメラの前に立とうと思っていました。撮影が始まってからは、そんな気持ちも忘れて、本当に純粋に旅を楽しめた気がします」
――撮影を担当した神藤剛さんからは何かオーダーはありましたか?
上坂「あまりなかったのですが、室内でちょっとしっとりしたシーンの撮影のときに“カメラはあるけど、今から完全に一人の世界観に入ってみて”という言葉をいただいて、ちょっとそういう雰囲気を意識しながら撮影したりというのはありました」
――『日日是好日』というタイトルに込められた思いとは?
上坂「スタッフのみなさんから提案していただきました。『日日是好日』(どんな日もかけがえのない1日として大切に生きるという意味)の意味も好きですが、この漢字の並びも素敵だなと思いました」
――smart読者は、上坂さんと同年代のおしゃれ男子なのですが、この写真集をどのように楽しんで欲しいですか?
上坂「今まで、見せてこなかった私がいっぱい詰まっていると思うので、一緒に旅をしているような気持ちでページをめくっていただけたら嬉しいです」
――この写真集を見て、夏休みに五島列島に行きたいと思う読者もたくさんいると思うので、観光大使になったつもりで五島列島の魅力を伝えていただけますでしょうか?
上坂「本当にお魚がおいしいので、釣りは本当におすすめです。あとは、地獄炊きという郷土料理があって。茹で上げたうどんが大鍋ごと運ばれてきて、飛び魚の焼きあごだしにつけたり生卵に絡めて食べるんですけど、それがめちゃくちゃ美味しいんです。あとは、あおさも美味しかったです」
――今回、写真集を作った経験は、今後の活動に活かされると思いますか?
上坂「今の自分だからこそ作れた作品だと思うので、これから3年後、5年後に見返したときに、この写真集の中にいる自分を懐かしく、ちょっと羨ましく振り返るようなものになったかなと思います。初めての写真集だからこそ、そこで得た感覚があると思うので、自分を振り返るたびに大切にしたいなと思います」
この記事を書いた人
東京在住のライター・エディター。『smart』『sweet』『steady.』『InRed』など、ウィメンズ、メンズを問わず様々なファッション誌やファッション関連のwebでライター&編集者として活動中。写真集やスタイルブック、料理本、恋愛心理、インテリア関連、メンタル&ヘルスケアなどの本の編集にも携わる。独身。ネコ好き。得意ジャンルはファッション、ビューティー、インテリア、サブカル、音楽、ペット、料理、お酒、カフェ、旅、暮らし、雑貨など。
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