元AKB48平嶋夏海の愛車はイタリアのメーカー「モト・グッツィ」!競技にも積極的なバイク女子の気になるコト・モノ
平嶋夏海のNGは黒いバイク!?
服部 バイク選びのポイントやこだわりについて聞かせてください。どういったバイクが好みですか?
平嶋 好みはいろいろとあるんですけど、そもそもの話をすると私は身長が154cmと小柄なので、アメリカンだとポジションが合いにくいなど、乗れるバイクが限られてしまうことがあって。なので、まずは自分にとって乗り心地が良いバイクかどうかが判断の大きな基準になっています。今日乗っているV7 IIIレーサーにしても、厚底ブーツを履かないとつま先が届かなくて。
服部 あれ?そのブーツ、つま先のほうに穴が空いてませんか?
平嶋 これはチェンジペダルの位置に合わせて自分で空けました。こうすると使いやすいし、バイクに乗ったときの見栄えも良くなるので。
服部 めっちゃファッションじゃないですか。
平嶋 そうなのかな?厚底ブーツも足付きが悪いと危ないから履いているだけですよ?
服部 機能性を重視した結果、それがときにファッションとして映るものなんです。それにしても、そういうバイクの選び方もあるのか。俺は「このバイクに乗りたい!」が先にあって、ちょっと乗りにくくてもそれが個性だと思って受け入れちゃう。旧車だからっていうのもあるけど、特にフロントが重たいバイクが多くて。
平嶋 乗りにくいと嫌になりませんか?フロントが重いなら、アクスルシャフトやホイールなどバネ下重量を軽くしてみるのもひとつの手ですよね。サスペンションのスプリングより上にあるパーツを軽くするより、下にあるパーツを軽くするほうが何倍もの効果が得られると言われているので。
服部 さすが!勉強になります。でも、そこが旧車に乗る上で葛藤するところでもあって。やっぱり当時のパーツをできるだけ残したいんですよね。だからすごくアホな話だけど、俺はバイクをイジるんじゃなくてバイクを制御するために自分の体を鍛えることにしました。
平嶋 えぇ!?バイクのために筋トレを?それはすごい!
服部 そう。体もちょっとずつ絞れてきて。免許を取った当時は今よりさらに太ってて、腹がタンクに当たってたから。
平嶋 バイクで人生がより豊かになるなんて素敵ですね。
服部 それを言うなら平嶋さんこそめちゃくちゃ楽しそうな人生じゃないですか。仕事でいろんな種類のバイクに乗ってる姿を見てマジで羨ましいと思ってた(笑)。
平嶋 そうだったんですね(笑)。ありがたいことに、現行の国産車で乗っていないモデルはないんじゃないかってくらい乗らせていただいています。
服部 本当に羨ましい。国産ならどのメーカーが自分に合いますか?
平嶋 父がホンダ党でいまもCB1300に乗っていたり、私自身もVTR250以外にCT125・ハンターカブを所有しているので馴染みがあるのはホンダですね。ただ最近はカワサキも気になっていて、Z900RSとかいいなって思っています。
服部 あぁ~いいですよね!俺も気になってます。ホンダならCB1000Fも良さそうじゃないですか?
平嶋 今年の秋頃発売予定のモデルですね。まだ乗っていないので、乗り味を含めて気になるところです!
服部 楽しみだなぁ。ちなみに外観へのこだわりは?
平嶋 真っ黒なバイクを選ばない、というのは意識しています。
服部 実はそれを事前に耳にしていたので、今日はあえて真っ黒なバイクに乗ってきました(笑)。なんで黒は選ばないんですか?
平嶋 黒いバイクが魅力的という感覚はあるんです。でも、生で見てこそ伝わるかっこよさな気がしていて。私は自分のバイクをメディアで露出する機会があるので、真っ黒だと映えなかったりディテールが潰れてしまったりして、魅力がちゃんと伝わらないんじゃないかなと心配になってしまうんです。
服部 プロ意識からだったのか。平嶋さんはYouTubeでもツーリング動画やパーツ交換の動画を上げていたり、いろんな角度からバイクの面白さを届けていてシンプルにすげぇなって思います。
平嶋 ありがとうございます。でも、自分で全部できているかというとまだまだで、父に手伝ってもらっているからできているところが大きいですね。
服部 バイクの基本構造や機構について把握しているだけでもかなりすごいと思うけどな。いろんな発信を通じて、女性がバイクに乗る機会をもっと増やしたい気持ちはありますか?
平嶋 そうですね。実際に女性ライダーは増えてきていると聞きますし、もし自分が何かの役に立てたり後押しできる存在になれているなら嬉しいです。
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