元カレを殺した女と“優しすぎる夫”の真実――ドラマ『恋愛禁止』伊原六花×佐藤大樹が語る狂気と愛

二人の『○○禁止』ほか、熱狂していること・ヒヤッとした出来事を深掘り！

──ここからは作品に絡めた質問をいくつか伺っていきたいと思います。まずタイトルでもある『恋愛禁止』にちなんで、『○○禁止』を教えてください。いま止めたいと思っていることってなんですか？

伊原　『甘い物禁止』。本当に甘い物が大好きで、ずっとお菓子を食べちゃうんですけど、脂肪肝に気をつけなきゃ……！と思ってて。だから糖を摂ることを止めたいです。

佐藤　どんなに帰るのが遅くなっても、録画してたテレビ番組を観るまで絶対寝ないんです。それに加えて、最近はYouTubeまで観るようになったので、ほどほどにしないといけないなと思ってます。だけどテレビや動画を観る時間が、リフレッシュにもなっているんです。

──そこの線引きって難しいですよね。

佐藤　今って最終話まで一気に観れるじゃないですか。だからいつ止めようかなと悩んでいるうちに、結局最終話まで観てしまうこともあります。気づいたら、数時間後にはもう家を出なきゃいけない時間になっていることも多いです。

──本編の中に出てきた「恋愛は人を狂わせる」という言葉が印象的でした。その“狂わせる”にかけて、いま熱狂しているものについて教えてほしいです。

伊原　私は編み物ですかね。

佐藤　（伊原さんの編み物）すごいですよね。

──現場でも編み物はやられていたんですか？

伊原　そうですね。現場や移動中、お家なんかでもやっちゃいます。それこそ寝なくちゃいけないのに、「この網み目まで……」とついつい切り上げるタイミングが掴めないこともあるくらいです（笑）。

──今は何を作られているんですか？

伊原　海老のお寿司です。

佐藤　海老のお寿司！？（笑）。

伊原　あとはシャリの部分をもうちょっと作れば完成するんです。マネージャーさんが海老好きなので、プレゼントしたいなって思ってます。

佐藤　すごいよね。相当な時間がかかると思うのに、こうやってキャストやスタッフさんに手作りの作品を作ってきてくれるんです。

──ちなみに佐藤さんも何かもらったり……？

佐藤　僕の熱狂していることにも関わってくるんですけど、いまハンギョドンのグッズを集めるのにハマっています。そのマスコットを、伊原さんが作ってきてくれました。

──続いて、ドラマの内容に着目して、やっぱりスリリングな展開が多いですよね。それにちなんで、最近ヒヤッとしたことがあれば、教えていただきたいです。

伊原　瑞帆を演じる上で、よくする仕草があるんです。その動きをするときに絶対カメラに映る部分があるんですけど、そこが蚊に刺されまくってしまって……。どうしても跡が残ってしまうので、メイクさんに対して申し訳ない気持ちになりました。その時期ならではのヒヤッとした出来事です。

佐藤　ドラマの撮影香盤を見て、しっかりと準備をして向かうんですが、ある日、自分が見ていたのが実は違う日の香盤だったことに気づき焦りました。隙間時間で復習し直して、なんとか周りにバレずに演じきれたんですが、あれはかなりヒヤッとしましたね。ちなみに本番ではセリフ1回も間違えていません。

伊原　え？本当に？セリフ間違えなかったの？

佐藤　うん。あ、でもお芝居の本番中に寝てしまったのはありました。

伊原　そう！それこそヒヤッとした出来事なんじゃない？

佐藤　寝るお芝居ではあったんですけど、本当にガッツリ眠っちゃっていました。

伊原　でも起きるタイミングも完璧だったんですよね。

佐藤　足をポンとつつかれたら起きる芝居をすることになっていたんです。その合図があったとき、夢の中で怒られているかと思って慌てて飛び起きました……（笑）。