元カレを殺した女と“優しすぎる夫”の真実――ドラマ『恋愛禁止』伊原六花×佐藤大樹が語る狂気と愛
執筆者: ライター/黒川すい
──瑞帆と慎也の関係性含め、これからの展開も楽しみです。さて、出演が決まった際の気持ちについても改めて伺えますか?
伊原 最初にざっくりとしたストーリーを読ませていただいて、これは面白くなりそうだなと感じました。どの役もすごく重要なので、誰がどの役を演じるんだろう?とワクワクしました。
佐藤 原作を読んで、これは絶対に演じたいな!と思いました。個人的にサスペンスやミステリーがすごく好きなので、そういう意味でも出演できることが嬉しかったです。
──サイトを拝見したところ、原作とドラマでは展開が異なる部分もあるんですよね。その違いに対する感想や、印象のギャップはありましたか?
伊原 原作と(本ドラマの)台本を両方とも読んで、どちらも面白いなと思いました。原作者である長江さんがドラマ版の結末も考えてくださっているので、その絶対的信頼感は揺るがなかったです。また、色々なキャラクターが膨らみを持って描かれている点は、ドラマならではの表現方法だと感じています。
──佐藤さんはいかがですか?
佐藤 この間の完成披露試写会のときに初めて知ったんですけど、小説とドラマだけじゃなくて、実は文庫本でもまた違った結末が用意されているそうなんです。「全部で3パターンがある」と長江さんがおっしゃっていたので、面白いなと感じました。そして伊原さんもおっしゃっていたように、小説よりもドラマの方が、一人一人の人間性や裏の顔にフォーカスしているところがポイントです。毎週どの人物にスポットが当たるかドキドキしながら観てもらえるんじゃないかなと思います。
──登場人物それぞれが深掘りされていくということで、考察にも拍車がかかりそうですね。ちなみに、お二人が演じられている役とは、ご自身と何か共通点ってありますか?
伊原 どの作品でも何かしら1つは共通点が見つかるんですけど、瑞帆に関しては共通点がないかもしれないです。彼女は、思っていること全てを自分から発信していくわけではなくて、ミステリアスなイメージ。オレンジや黄色ではなく、落ち着いた青っぽい雰囲気です。自分との共通点はないけれど、そここそが瑞帆の魅力なんじゃないかなと思います。
──理解するにあたって難しさはありましたか?
伊原 意外と難しさはなかったです!瑞帆が巻き込まれ体質なこともあり、色々な人と絡むので、周りの方々のお芝居に助けていただいていました。もちろん自分なりに役作りをして臨んではいたんですけど、現場に行ってから変化することも多かったです。皆さんのお芝居あってこその瑞帆だと思います。
──佐藤さんは、慎也との共通点はありますか?
佐藤 共通点か……。
伊原 いっぱいあるじゃない。
佐藤 いや、あんまりないんですよね(笑)。自分のことより相手を優先する感じ、言い換えると面倒見の良さは、通ずるものがあるかもしれません。僕自身、FANTASTICSでリーダーを務めていることもあり、人のお世話をするのが好きです。
伊原 人のお世話好きなんですか?
佐藤 はい!
この記事を書いた人
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。
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