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上戸彩、“普段通り”でこの透明感……“ナチュラル美”の秘密と15年ぶり写真集の舞台裏台湾の街も楽しめる写真集『Midday Reverie』

執筆者: ライター・エディター/佐藤玲美

台湾ロケはまさに真昼の夢想のような時間でした

上戸彩が自身15年ぶりとなる写真集『Midday Reverie』を発売

――コンパクトなスケジュールでの撮影となりましたが、台湾を楽しむ時間はありましたか?

「はい。私はマッサージの中でも台湾マッサージが一番好きなんですね。なので撮影終わりに、『スタッフさん全員にマッサージをプレゼントするのでみんなで行きましょう!』とみんなで一緒に行って、スタッフさん全員が一列に並んで施術してもらいました。脚もボディも全身マッサージを満喫できたのが印象に残っています」

――台湾はおいしいものが多いことでも有名ですね。

「食べ物は全てがとてもおいしかったです。なので、日本に戻ってきてからも、まだ食べ足りなくて、しばらく台湾系の料理が続いてしまったくらい(笑)。あとは、果物がとても美味しかった。新鮮でみずみずしくて甘いんです。地理的には、南国フルーツがおいしい場所だと思うんですが、改めて果物のおいしさを発見しました」

――そんな台湾の魅力もいっぱい詰まった写真集ですが、この写真集を見て“この夏は台湾に行きたいね”というモードになった読者のためにおすすめのスポットを教えてください。

「台南、おすすめです。台湾の代表的な観光地として有名なのは、台北だと思いますが、そこから新幹線(台湾高速鉄道)で1時間半くらいで台南に行けるんです。ちなみに台湾は日本の新幹線技術を採用しているんですね。(日本の700系新幹線をベースにした700T型の車両が使われている)それもすごく素敵だなと思って。また、台湾のみなさんは親日の方が多く、いろんなところに日本語の説明なんかもあるので、とても過ごしやすいんです」

上戸彩写真集『Midday Reverie』(宝島社)より

上戸彩写真集『Midday Reverie』(宝島社)より

――台湾の新幹線もぜひ乗ってみたいです。

「台南は台北に比べてちょっとレトロな雰囲気。ちょっと懐かしさのある街並みに、素敵なカフェやバーがたくさんあるイメージ。ぜひ街歩きを楽しんでほしいです」

――『Midday Reverie(ミッドデイ・リヴァリー)』というタイトルに込めた思いとは?

「日本語に訳すと真昼の夢想という意味なんですが、(写真集の)デザイナーさんから提案いただいて。私の中でも、子供が3人いるのに家を空けて撮影に行けたロケの日々は夢のような時間でした。今、『またこういう撮影をしましょう』となっても、もう難しいなと思います。子供も成長してきたこともあり、あのタイミングだから実現した夢の時間だったので、この言葉はぴったりだなと。また、デザイナーさんが写真を選んでくださっているのですが、私が目をつぶっている写真を多めに選んでくれているんです。なので、台湾で過ごした時間こそが真昼の夢想だったのかなと。そういう世界観からこのタイトルに決まりました」

――3児の母でもある上戸さん。撮影の前後もお忙しかったと思いますが、写真集に向けて準備したことはありましたか? 写真集で表現されている透明感は日々のどんな努力で維持しているのでしょうか? 事前準備も含め、美しさを保つ秘訣を教えていただきたいです。

「気持ちとしては(写真集に向けて)いろいろ努力したかったです。『写真集に向けて年単位で体を作りました』とおっしゃっている方もいるじゃないですか。そういうお話を聞いて、私も……という気持ちはあったのですが、そんな時間もなく(笑)。気がついたら“写真集撮影@台湾”ってスケジュールアプリに書き込まれていまして。『(撮影前の)トレーニングの時間は?』って(マネージャーさんに)聞いたら、『冬になる前の緑が青々としている時期に撮影したいので』と言われて。『それじゃ、しょうがないね』となって、普段のままの私が写っています(笑)」

上戸彩写真集『Midday Reverie』(宝島社)より

上戸彩写真集『Midday Reverie』(宝島社)より

――それこそがこの作品の魅力だと思います! 完成した写真集を見て、15年前の作品と比べられたり、自分について新たに気づいたことなどはありましたか?

「普段、昔から変わらないね、とよく言ってもらうんですけど、しっかり歳は重ねているなと思いました。ちゃんと前回の写真集から15年経ったんだなと。それはとてもいい意味で。なので、笑いジワもそのまま残したり、ありのままの今の年齢の自分を(写真集の中に)残しておきたかったんです。そういう意味でも、自分にとっていい記録になったなと思っています。昔の写真と比べると表情なども含め、人間らしさが深まってきたなという気がしています」

――写真集の中でご自身が一番好きな1枚は?

「海で撮った夕日のシーンがすごく好きなんですけど、1枚選ぶとしたら、写真集の1ページ目」

――それはどういった思いがあるのでしょうか?

「『上戸彩の写真集ってこの1枚から始まるのね』という顔から始まっているんです。ページ構成や写真のレイアウトなどは全てデザイナーさんが組んで提案してくださったんですけど、ファーストデザインが上がってきたときに、“一発目(写真集の最初のページ)がこれかー”と思って。(他の写真と)差し替えてくださいと言うこともできたんですけど、この表情から始まる写真集も(私らしくて)面白いなと思ったので、あえてデザイナーさんにお任せしました」

――では、幻の1枚となっていた可能性も?

「そうですね。キレイな私だけを並べることはできたと思うので、あえてこの写真を選ぶんだっていうのが私の中でも面白くて」

――読者のみなさんには、その写真はぜひ写真集でチェックしていただきたいと思います。smart読者にはこの写真集をどのように楽しんで欲しいですか?

「台湾を一緒に旅する気持ちで楽しんでもらえたら嬉しいです。写真集ってモデルとなる被写体が中心で、被写体がキレイに写っているというような作品が一般的だと思うんですけど、小鳥さんの写真は風景もすごく大切にしてくださっていて。なので、その場所に上戸彩が存在しているという新しい形の写真集になったかなと思います。なので、私を見てくださいというよりも、台湾の空気感の中にいる私を見ていただけたら嬉しいですね」

この記事を書いた人

東京在住のライター・エディター。『smart』『sweet』『steady.』『InRed』など、ウィメンズ、メンズを問わず様々なファッション誌やファッション関連のwebでライター&編集者として活動中。写真集やスタイルブック、料理本、恋愛心理、インテリア関連、メンタル&ヘルスケアなどの本の編集にも携わる。独身。ネコ好き。得意ジャンルはファッション、ビューティー、インテリア、サブカル、音楽、ペット、料理、お酒、カフェ、旅、暮らし、雑貨など。

Instagram:@remisatoh

Website:https://smartmag.jp/

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