「死ぬ一秒前までお笑いでいたい」75歳、テリー伊藤の“103台購入ストーリー”と人生論を聞きに横須賀のガレージへ!
不定期開催の「ガレージセール」にご期待!?
服部 車はもちろんですけど、テリーさんはファッションも自分の感性を大切にしていますよね。
テリー 若い頃からファッションが好きで、いまでも2週間に一度くらいは洋服を買いに行きます。そりゃ昔と比べたら感覚はいくらか鈍ったのかもしれないけど、そんなことは関係なくて。この歳になってから見えるファッションの景色があるから面白いんです。
服部 すごく素敵です。そういられるための秘訣ってあるんですか?たとえば「自分を変えない」とか。
テリー 人間は本来、変わっていったほうがいいんですよ。昨日の自分なんか信じちゃだめです。俺は自分が作った番組も観ません。過去を追ってもしょうがないんだから。
服部 大切なのは前に進むことですね。勉強になります。
テリー まあ昔の女にはつい電話しちゃったりするんだけど。
服部 良い話が台無しじゃないですか!
テリー そんなに真面目に生きなくても大丈夫ってことだよ(笑)。好きなように生きるのが一番なんだから。
服部 テリーさんって持ってる服の量が多いと思うんですけど、車みたいに売ってまた新しい洋服を買うんですか?
テリー 体型がそんなに変わらないから昔買った洋服も着られるし、手放すタイミングがなかなかなくて。だから良いものから変なものまで山のようにありますよ。でも車と同じでコレクションしているわけじゃないから、ちゃんと価値を理解してくれる人がいたら手放していいと思ってます。
服部 メディア出演するときのけっこう強めな衣装とか、テリーさんの私物って気になる人が多そうだし、お店を構えて販売するのもありな気はしますけどね。
テリー 衣装は仕事着として割り切ってるところがあるから、実はそんなに大したものではなくて。誰にも見せたことのないようなすごいのがいっぱいある(笑)。あんまり商売っぽい感じになるのは嫌だから、ここでガレージセールでもやりながら考えようかな。
服部 それはナイスアイディアですね。ここに来ればテリーさんの愛車も見られるわけですし。
テリー そうそう!来るタイミングによって車も変わってるだろうし、面白いんじゃないかな。また遊びに来てください。
服部 ぜひまた!今日はありがとうございました!
Profile/テリー伊藤
てりー・いとう●1949年生まれ、東京都築地出身。演出家・テレビプロデューサー。早稲田実業中等部、高等部を経て日本大学経済学部に入学。大学卒業後、テレビ番組制作会社のIVSテレビに入社。「天才たけしの元気が出るテレビ」、「ねるとん紅鯨団」などヒット番組を手掛ける。その後独立し、テレビ東京「浅草橋ヤング洋品店」を総合演出。「サッポロ生搾り」、「ユニクロ」、「プロピア」、「MGローバー」などCM演出を手がけるほか、数多くの本も出版。自身のYouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ」更新中。
テリー伊藤のお笑いバックドロップ
テリー伊藤インスタグラム:@terry_itoh
Profile/服部昌孝
はっとり・まさたか●1985年、静岡県浜松市生まれ。2012年に独立。人気アーティストや有名俳優のスタイリングをはじめ、エディトリアルディレクションやテレビCM、ミュージックビデオ制作など多岐に渡り活動を展開。2020年に制作プロダクション「株式会社服部プロ」を発足。2024年秋冬シーズンからモーターサイクルカルチャーを軸にしたブランド「SHIDEN(紫電)」のディレクターとして始動。
服部昌孝インスタグラム:@masataka_hattori
服部のマシン愛インスタグラム:@hattori__motor_machine
SHIDENインスタグラム:@shiden_beyond_the_speed
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企画・インタビュアー=服部昌孝
写真=宇佐美直人
構成・文=本田圭佑
編集=熊谷洋平
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