スニーカーの偽物はこう見抜く!スニダン鑑定精度99.96%の衝撃…その裏側は想像の100倍ハイテクだった
執筆者: ライター/黒川すい
2.鑑定
続いては鑑定のエリア。このエリアは、新品と中古で分かれているのが印象的でした。特に中古の場合、新品とは状態が違うため、難易度が上がりやすいのだそう。中古=ベテランの鑑定士が視ることが多いようです。
例えばどういうポイントを確認しているかというと、その一つが箱のラベル!どうやらラベルの内側にあるRFID(=メーカーが出荷する際に使用している管理番号)にも法則性があるそうなんです。箱の本物性を確認することで、中身も本物である確率が格段に上がります。そして、箱のチェック後は、手元で商品の情報を調べながら見極めていくとのこと。
NIKEやadidasは、偽物が多い&クオリティが高い!頭に入っている各ブランドごとの傾向と照らし合わせながら、細心の注意を払って鑑定していきます。
なお、真贋レベル星5(最難関……!)になると、鑑定士2人体制で、より細かくチェックが行われます。
スニーカー以外のカテゴリーの鑑定も忙しなく行われていましたよ。個人的に関心を引かれたのは、ホビーのエリア。ここには、カードやフィギュアが多く集まるそう。ポケモンカードやPOP MART(ポップマート)の人気がとにかく高い印象で、鑑定している姿をよく見かけました。
ホビー系の商品は、中身を開封せずに鑑定を行うことも多いそう。シュリンクの張り具合や止め方、箱のデザインなんかをチェックの基準にしている様子。梱包素材の成分をデータ化して、本物と偽物を見比べることもあるのだとか。
この記事を書いた人
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。
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