【HANA】CHIKA「美の先入観を壊したい」本音で語るライブパフォーマンスへの情熱
執筆者: エディター・ライター/齊藤美穂子
多くの人々が持つ外見や年齢への偏見を打ち破り、才能や個性を尊重する独自のコンセプトが話題となったオーディション番組『No No Girls』。ちゃんみなプロデューサーのもと、誰かに決められたNO、自分で自分を否定するNOの呪縛を打ち破り、たくさんの「YES」を抱きしめながら生まれたガールズグループ“HANA”。今回は、CHIKAのインタビューをお届けする。
【HANA】MAHINA「できないは言わない」ヤンチャ末っ子が語る挑戦の覚悟と笑顔の秘密
※この記事は2025年4月24日に発売した2025年smart6月号に掲載した記事を再編集したもので、記載した情報もその時点のものです。
CHIKA/良くも悪くも嘘はつけない。表現の礎にある正直な心
――どんな幼少期でしたか?
CHIKA ステージが大好きでした。お遊戯会で大声で歌っていたり、『はらぺこあおむし』の劇では、一人だけで演じる最初のりんご役をやりたがったり。歌もダンスも最初は習い事としてスタートしたものだったけど、いつの間にか将来の夢になっていきました。その夢が現実的な目標に変わっていったのが高校時代。
中学までは歌やダンスをやっている子が周りにいなかったけれど、高校はその世界を目指している子が多くて、志が高い環境に飛び込むことで、プロになることがリアルになったし、一緒に追いかける仲間ができたことが、私にとって大きな転機だったと思います。あの出会いがなければこの道を諦めていたかもしれない。
――現時点での自分の推しポイントは?
CHIKA 最近特に、“私はやっぱりライブが好きだな” って再確認していて、だからこそライブパフォーマンスは負けないし、負けたくない。アーティストの本質はライブにあると信じているから、特別な空間の中で生まれる生の歌声やダンスを届けたいですし、二度とは訪れない感動を共有していきたい。これから何度でも味わいたいから、本当に長く音楽を続けていきたいんです。そして、音楽を通して、いつか美に対する概念をちょっとでも変えられたら。美の先入観や偏見を取り払い、もっと広く選択肢を持ってもらえるような存在になりたいです。
この記事を書いた人
出版社でファッション誌の編集を経て、フリーエディター兼ライターに。現在は雑誌や書籍、Webなどをメインに、幅広いジャンルで記事を制作。 趣味は陶芸と金継ぎ、料理、旅。2020年に移住し、湘南暮らしを満喫中。
Instagram:@hana0910
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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