【HANAクロストーク】YURI×CHIKA×MOMOKA×KOHARUが語る“本物”マインドとデビューへの覚悟
執筆者: エディター・ライター/齊藤美穂子
多くの人々が持つ外見や年齢への偏見を打ち破り、才能や個性を尊重する独自のコンセプトが話題となったオーディション番組『No No Girls』。ちゃんみなプロデューサーのもと、誰かに決められたNO、自分で自分を否定するNOの呪縛を打ち破り、たくさんの「YES」を抱きしめながら生まれたガールズグループ“HANA”。これからの時代を変えていく、世界に勇気と希望を与えた7人によるクロストークをお届けする。今回は、YURI、CHIKA、MOMOKA、KOHARUの4人が登場してくれた。
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※この記事は2025年4月24日に発売した2025年smart6月号に掲載した記事を再編集したもので、記載した情報もその時点のものです。
YURI×CHIKA×MOMOKA×KOHARUによるクロストーク
私たちらしく戦うために“本物”であり続ける努力を
――HANAとしてデビューが決まった今、どんな努力をされていますか?
KOHARU 当たり前のことを当たり前にやるというのは前提として、それ以上にクオリティを上げた日常を送ることを意識しています。
MOMOKA 挨拶とか感謝の伝え方だったり、人として大事なことにしっかり気を配れるようなグループでありたいねって、みんなで話すことがよくあるんです。どうすれば伝わるのか、どう行動すればいいのか、話し合いを重ねて、みんなで改善していこうって。
YURI その上で自分たちらしさを見失わないように。
CHIKA 私たちは、パフォーマンスよりもマインドの部分に向き合うことが多いかもしれない。
MOMOKA 磨くべきスキルはまだまだあるけれど、やっぱり気の持ちようで表現は変わってくると思うんです。まずは、心。落ち込んだり、士気を下げないように。
KOHARU 精一杯やっていても、未知のことがすごく多くて、新しく学ぶことばかり。毎日が目まぐるしいからこそメンタルが大事。
CHIKA パフォーマンスでも、個人のスキルではなくて、ライブを観てくださる方たちをどう盛り上げるかをみんなで考える時間も増えてきた気がする。
YURI みんなで自然と話し合うんですけど、その中でもよく意見を出してくれたり、まとめたりしてくれるのはCHIKA。率先して引っ張ってくれる。
CHIKA よかった(照)。
MOMOKA 照れるなよ〜(笑)。
KOHARU JISOOもすごく知識が多いから、助けてもらってますね。
YURI 私は盛り上げるのが得意じゃなくて、ライブで煽るときに「どんな言葉を使ったらいいの?」って相談したり。
KOHARU あと、声の荒げ方ね! 曲に合わせて、低めでいこうとか、叫んでみたり、ちゃんと擦り合わせています。
――デビューシングル「ROSE」の見どころ、聴きどころは?
KOHARU 感情の起伏がすごいあるよね。
MOMOKA もがいている感じ。人間の脆(もろ)さや美しさがごちゃごちゃしているというか。
CHIKA そのもがく姿がすごく美しいし、私は振り付け含めてすごく好きで。
YURI 綺麗事ばかりじゃなくて、本質を突き詰めていて、奥深さがあるよね。
KOHARU ダンスでも、花を連想させるようなポーズや構成があって、視覚的な面白さも。
CHIKA JISOOのパートから私のパートに行く流れで、ヘドバンする振りがあるんですけど、澄んだ歌声を背景にヘドバンっていうコントラストがめっちゃ楽しいよね。
――HANAを象徴するキーワードとは?
MOMOKA グループができたときに、ちゃんみなさんから「生モノ」であることを軸に置いて、生きてほしいと。
KOHARU 命を削ってやらせてもらっています!私たちにしか出せないエネルギーを存分に感じてほしいし、届いているって信じながらパフォーマンスしてる。
CHIKA 自分を大きく見せようとか、そういった嘘はつけない。生モノであるってことは、私たちが本物じゃないと通用しない。
KOHARU 一生努力だよね。生きている限り。
YURI その上で聴いてくれる人たちの支えになれる存在になれたら嬉しいよね。
この記事を書いた人
出版社でファッション誌の編集を経て、フリーエディター兼ライターに。現在は雑誌や書籍、Webなどをメインに、幅広いジャンルで記事を制作。 趣味は陶芸と金継ぎ、料理、旅。2020年に移住し、湘南暮らしを満喫中。
Instagram:@hana0910
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