「俳優・大東駿介が愛車ハイエースを公開」キャンプ仕様でまだカスタムは2割程度?“自分に最も合う車”を愛でる日々を語る
現場主義の男、大東駿介が語るキャンプ愛
服部 駿介のハイエースはキャンパー仕様ってことでいいんだよね?詳しくないから教えてよ。
大東 まあそうやな。オフロード調のタイヤを履いてるからちょっとした川辺も走れるし、電気を使えるようにしてるからコーヒーが沸かせたり炊飯器でご飯を炊いたりもできる。今のところ水回りの必要性は感じてない。むしろ旅先では山の近くを経由して湧き水を探すことが多いから。
服部 湧き水?
大東 常に給水タンクを積んで、それに地元の水を入れるようにしてて。その水があれば自炊できるやん。湧き水は地元の方に汲めるところを教えてもらう。だから基本はその土地のものを現地で調達する感じやな。地方で有名な飲食店とかにもあんまり行かないかも。もちろんいいご飯屋さんはいっぱいあるんやけど、土地のことを深く知ろうとすると、道の駅とかそういうところに足を運ぶ機会が多くなる。農家さんの知り合いもめっちゃ増えたな。
服部 話を聞けば聞くほどストイック(笑)。俺はたぶんキャンプに向いてない気がする。風呂に入りたいし、布団で寝たい派だから。
大東 ハイエースなら広いし服部くんのガタイでもちゃんと寝られるで(笑)。風呂は温泉とか探したらええわけやし。以前向かった先で、現地の方に「いい温泉はありますか?」と尋ねたら、山を登ったところに野湯(のゆ)があるって教えてくれて。
服部 そこ行ったの?
大東 もちろん。現地の方に野湯の作法を教えてもらって一緒に入った。その人とほんまに日が暮れるまでずっと話しながら。めっちゃおもろかったで。
服部 プライベートで何してんの(笑)。それはもう1人バラエティロケじゃん。
大東 ほんまにそうやな(笑)。仕事でも、たとえば地方の撮影が長くなったら、近くのホテルとかに泊まるやん。そういうときも現地で暮らす方とか、それこそエキストラで参加してくれてる方に声をかけて、話を聞いたり飲みに行くみたいなのは今でもしてる。方言や演技指導はもちろんあるけど、その土地の癖を吸収するために自分でやれることがある気がするし。
服部 知識欲が半端じゃないんだな。
大東 あと俺がキャンプしてよかったと思うのは、さっきの風呂のこととか、たとえば虫がいるとか、ほとんど環境に意識が向いてるわけやん。でもそれらが当たり前と思えるようになると、この世の全てを受け入れる体制ができるというか。キャンプはそういう思考の逃げ道を塞いでくれるからいい。
服部 話のスケールが急にデカくなった(笑)。
大東 (笑)。そんなら道具からは?ムラコ(MURACO)っていう日本の金属加工の工場から始まったアウトドアブランドがあるんやけど、テントにしても焚き火台にしても、とにかくプロダクトが精巧で。その出来栄えに感動したあまり、作ってる現場が知りたくて自分からムラコの方に「見させてもらえませんか」って連絡してしまったぐらいで。ありがたいことに、社長さんとご挨拶させてもらう場を設けてくれた。
服部 そんなにいいんだ。たしかにギアから入るってのもありかも。
大東 それこそ俺のハイエースを見たら心が動かされるんちゃう(笑)?キャンピングカーの旧車とかもあるしな。
服部 車から入るのが一番早いかもな。旧車もだけど、フィアット・デュカトとか新しめのキャンピングカーも気になるし。これは俺がやってるロケバス会社のほうの話だけど、モーターホームとかやれたらおもしろそうだなって。
大東 モーターホームってなんやったっけ?
服部 キャンピングカーよりもっと家みたいなやつっていうかさ。トイレとかシャワーも付いてて……(スマホで検索して)こういうやつ。
大東 ああ~めっちゃいいやん!買ったらたまに貸して(笑)。
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