「ぽっちゃり」男子に一番似合う春服&春コーデ徹底解説!
服を格好よく着こなすための近道は、自分に似合うのが何かを知ること。そこで今回は、読者諸君にも多いであろう“痩せ型・低身長・ぽっちゃり”の体型別に、一番似合うコーデを考えてみました。お洒落熱も高まる春に向け、いざチェック!第2回は「ぽっちゃり」のアナタへレクチャーします。
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ぽっちゃり代表
宮戸フィルムさん(おミュータンツ)
身長175cm 体重83kg
Profile/みやとふぃるむ●1988年12月26日、神奈川県生まれ。東京NSC20期。2019年に相方の川嶋おもちとともに「おミュータンツ」を結成。公式YouTubeチャンネル『おミュータンツch』にて披露した、シュプリームの店員モノマネがバズり、ファッション界隈でも一躍注目を集める。昨年末に行った単独ライブも成功を収め、今後のさらなる活躍が期待される。
宮戸フィルム公式Instagram
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ぽっちゃりのリアル悩み
☑男らしく大人っぽく見せたいがなぜか可愛い感じになりがち
☑オーバーシルエットを着ると体型を隠している雰囲気になる
「ストリートスタイルが好きなんですが、たまに大人っぽい格好に挑戦するとなぜか可愛い感じに……。あとオーバーシルエットが体型を隠しているように見られるのも困りもの。で、他に何が似合うかわからない。もういい?」(宮戸フィルムさん)
ぽっちゃりの服選びのルール
☑RULE 1
アイテム選び「ワークウェアを主軸に据えて武骨さと頼れるオトコ感を演出」
☑RULE 2
シルエット「アウターはミドル丈が原則。基本はジャスト&コンパクト」
☑RULE 3
カラー「引き締め効果のある濃色が基本。白のワンポイントで清潔感も」
ぽっちゃり特有の丸いフォルムは親近感を湧かせるが、同時にキャラ感を強める要因に。そこで濃色のワークウェアを取り入れて、男っぽく頼れる雰囲気に。ちなみに隠そうとしてのオーバーシルエットは逆効果。全体をジャストサイズでまとめつつ清潔感も意識すれば、タフな大人の装いとなる。
男っぽいワークテイストを基調に
武骨さと清潔感の“二刀流”
アシンメトリーカラーのワックスドジャケットに太めのミリタリーパンツを合わせ、足元はモカシンシューズで引き締め。白のノーカラーシャツと眼鏡で、遊び心ある大人の着こなしに。
買うべき服が一目瞭然!
似合う春服早見表
OUTER(アウター)
アイテム選びのルール
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ワークアウターの代名詞である
カバーオールで男らしさをアップ!
コーデにおける割合の大きなアウターは、ミドル丈を選ぶと体型カバーが期待できる。さらにそこに男っぽさを加えて、導き出された答えがカバーオール。カラーは、引き締め効果のある黒、清潔感を漂わす白のどちらかで。
カバーオール
ワークウェアの定番であるダック地のように厚みのある固めの素材は、男らしさを演出すると同時にボディラインを隠すのにも有用だ。さらに黒ならば引き締まった印象も加わる。
カバーオール
襟やポケット部分に豹柄を落とし込んで不良っぽさを加えつつ、白をベースカラーに設定することで清潔感も創出。身幅広めのワイドシルエットはフーディを重ねるのにも適任だ。
TOPS(トップス)
アイテム選びのルール
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ノーカラーシャツで小ぎれいに見せて
オーバーシルエットで体型カバー
「首が太いぽっちゃり体型にはシャツが似合わない」なんて、ただの勘違い。むしろノーカラー仕様のタイプを選べば、首元が詰まることなくスッキリ痩せ見え。オーバーシルエットで小ぎれいに見えるのもポイントが高い。
ノーカラーシャツ
知的な印象があり、首元に開放感をもたらすノーカラーシャツは色や柄選びも重要。例えば、ミリタリーテイストを感じさせるオリーブカラー。キッチリ感と武骨さの塩梅が絶妙だ。
ノーカラーシャツ
男っぽさを狙うのではなく知的な印象を強めるならば、白やベージュのストライプ柄を選ぶのが近道。視覚効果によりスッキリ細く見せることもできるので、ぜひ覚えておきたいテクニックだ。
PANTS(パンツ)
アイテム選びのルール
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いかに脚のラインを上手く隠すか
キーワードはワーク&スポーティ
考え方としてはアウターと同じく、いかにシルエットを上手くカバーするかが重要。ディテールで男らしさを演出しつつ、脚のラインを隠してくれるペインターパンツと、軽快さをもたらしてくれるジョガーパンツが2大候補に。
ジョガーパンツ
スポーティに振るなら、リブ裾のジョガーパンツもナイス。太腿から足元へと徐々に細くなっていくシルエットが体型カバー効果を発揮。
ペインターパンツ
ワークボトムスのオススメはペインターパンツ。武骨なシルエットとハンマーループやポケッ
トなどのディテールが太さを隠してくれるのだ。
SHOES(シューズ)
アイテム選びのルール
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レザーシューズや革靴ライクな
スニーカーで、キッチリ感を足元に
全体の雰囲気と揃えるならば、武骨なブーツやボリューミーなスニーカーが定石だ。しかし、それではお洒落とは言い難い。ここはレザーシューズやトレンドとなっている革靴ライクなスニーカーで、キッチリ感を狙おう。
レザー( スウェード)シューズ
紐付きのレザーシューズに比べ、カジュアルに合わせられるのがローファータイプ。素材
にスウェードを選べば、男っぽいニュアンスも得られる。
フーディとトラックパンツのコンビネーションに、ワークコートとレザーシューズをセット。男らしさと軽快さが程よく交じり合ったスポーツMIXスタイルと相なった。
“コーデ買い”推奨!?
アイテム選び、着こなしのコツをさらに紹介!
今すぐ真似したいコーデサンプル6
「1コーデでは、着こなしのコツが覚えられたのか心配で……」なんて声に応え、その他のバリエーションもご紹介。いっそ全身真似するのもアリだね。
ジャストなサイジングを意識すれば
鬼門の白もすっきり着こなせる
流行色だが膨張色でもある白、さらに上下スウェットとなればリラックス感が出すぎて、ぽっちゃり体型には鬼門。だが、そこをジャストなサイズ選びでクリア。頭と足元に黒を配置して引き締め効果を狙ったのも正解。
ワークスタイル特有の武骨さは
ひとクセあるセレクトで打ち消す
白を主軸にまとめて清潔感とスポーティさを演出した上のコーデに対して、カバーオールとペインターパンツのワークなセットアップで勝負。ひとクセある色使いとどこかファニーなキャップで、武骨さも見事に軽減。
ここまで2回に分けて、一般的な体型別に似合う春服、春コーデをご紹介してきた。あなたの体型に関するコンプレックス、お悩みを解消し、春ファッションを存分に謳歌してください!
モデル_宮戸フィルム
写真_田中利幸
スタイリング_笠井時夢
ヘアメイク_横山雷志郎[Yolken]
文_富永トミー修朗
編集_熊谷洋平
※この記事は2022年smart3月号に掲載した記事を再編集したもので、記載した情報もその時点のものです。
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