「知っておきたい性病対策の基本のキ」仮にかかってもオンライン診療&処方もあるから安心! まわりにバレずに治す方法も
執筆者: ライター・エディター/鈴木恵理子
#02 オンライン診療で性病予防!? “JUST IN CASE”の新しい選択肢
2025年に全国から報告された梅毒の感染者数は1万4663人。これは過去最多だった前年とほぼ同水準で、2年連続で過去最高レベルという深刻な状況です(国立感染症研究所より)。性感染症の流行が止まらない今、予防=コンドームだけでは、もう追いつかない時代かもしれません。そんな新時代の性感染症対策として注目されているのが、性感染症予防のためのオンライン処方診療サービス「JUST IN CASE(ジャスト・イン・ケース)」。
予防薬を、気軽にオンライン処方
2025年4月にスタートしたこのサービスを運営するのは「KARADA内科クリニック」。「薬で性感染症を予防する」という習慣を当たり前にしたいという想いから立ち上げられ、診療から処方まですべてオンラインで完結し、匿名性・プライバシーにも配慮。
若年層が気軽に使えるよう、Webサイトや薬のパッケージはポップで親しみやすいデザインに仕上げられています。サービス名の「JUST IN CASE」は“念のため”という意味。その言葉の通り、“ちょっと備えておく”感覚で、性感染症予防を日常に取り入れられるのがポイントです。
内服前後に性感染症検査を受けることも推奨されており、診察は感染症専門医が担当。信頼性の高いサポート体制も整っています。テストローンチでは、利用者の約8割が20〜30代と、すでに若年層の支持を集めている注目のサービスです。
処方されるのはこのふたつ
DOXY PEP(ドキシペップ):性行為後72時間以内に内服することで、梅毒・淋病・クラミジアの感染リスクを予防。
HIV PrEP(HIVプレップ):性行為前に内服することでHIV感染を予防。継続的な服用で効果アップ。
ポップで軽やかな世界観。Podcast展開も!
サービス名の「JUST IN CASE」の世界観を広げるコンテンツとして、ラランド・ニシダさんとまつきりなさんがMCを務めるオリジナルPodcast番組『ニシダとまつきの性々堂々』(2025年4月25日(金) より 毎週金曜日更新)もスタートしており、そちらも面白いです。恋愛やセックスにまつわる話題を、聞きにくい、話しにくい「恋愛やセックスにまつわるお題」に対し、MCの2人が正々堂々とざっくばらんに語るトーク番組で、性に対する意識のアップデートのきっかけにもなりそうです。
▶ CHECK!
オンライン処方サービス「JUST IN CASE」
https://just-in-case.jp/ @justincase_info
この記事を書いた人
11年間の編集プロダクション勤務を経て、2011年よりフリーランスに。雑誌やムック、ウェブなどで、ヘアやビューティページを中心に活動中。暮らしに役立つ実用系やメンズのビューティ記事の経験も豊富。好物は古物や古道具。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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