「大阪万博はパビリオン内に入らなくても楽しめる」写真でまるわかり!万博を“散歩”して楽しむためのガイド
執筆者: モバイル・ITライター /石井 徹
螺旋階段が光る巨大楽譜のオーストリアパビリオン
「音楽の国」オーストリアらしい個性を放つパビリオンは、夜になると赤い光を放つ不思議な造形が目を引く。木材とガラスでできた複数の円筒形が組み合わさり、その周りを螺旋状の階段が巻き付く姿は、まるで立体的な楽譜のよう。入口に書かれた「オーストリア」のカタカナ文字は映画のタイトルから飛び出してきたかのようだ。
楽譜がデザインされたオーストリアパビリオン
「未来を作曲する」をテーマにしたこのパビリオンは、内部を歩くと自分自身が音楽の一部になっていくような体験ができる。螺旋階段を上りながら各階を巡ると、モーツァルトやシュトラウスといった偉大な作曲家たちから、最新のAI音楽技術まで、音の歴史と未来を辿る旅ができる。
建物全体が音と光のインスタレーションのように設計されており、夜間は内部から漏れる光が周囲をオレンジ色に染める。館内ではウィーンフィルの演奏を聴きながら、オーストリアの伝統的なお菓子を味わうことも。音楽ファンでなくとも、その美しい幾何学的な建築デザインに心を奪われる一品だ。
この記事を書いた人
最新ガジェットの動向を追い求めるモバイル・ITライター。携帯電話専門媒体の記者を経てフリーランスに転身し、スマートフォン、AI、自動運転などの最前線を取材。趣味はマンホール巡りとカワウソ観察。
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