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「大阪万博はパビリオン内に入らなくても楽しめる」写真でまるわかり!万博を“散歩”して楽しむためのガイド

執筆者: モバイル・ITライター /石井 徹

現実と仮想が融合する「null²」パビリオン

デジタルアーティスト落合陽一氏がプロデュースする「null²(ヌルヌル)」は、万博のシグネチャーパビリオンとして異彩を放っている。全体が鏡面のような金属パネルで覆われ、表面から赤く光る球体が浮かび上がるような不思議な外観だ。夕暮れ時には建物自体が周囲の景色を映し込み、現実と非現実の境界を曖昧にする効果を生み出している。

生物的な躍動感を感じさせる「null²(ヌルヌル)」

生物的な躍動感を感じさせる「null²(ヌルヌル)」

パビリオン内部は壁と床と天井の境目がわからない鏡面空間となっており、極限までミニマルなデザインが特徴。ARグラスを着用すると仮想物体が現実空間に溶け込んで見え、触れると質感や形状が変化する未来的なインタラクションが体験できる。

テクノロジーとアートを融合させた落合氏らしい空間は、「境界のない世界」をコンセプトに、物理と情報が溶け合う近未来の可能性を提示している。まるでSF映画に迷い込んだような感覚になれる、他のパビリオンにはない独創的な体験だ。

この記事を書いた人

最新ガジェットの動向を追い求めるモバイル・ITライター。携帯電話専門媒体の記者を経てフリーランスに転身し、スマートフォン、AI、自動運転などの最前線を取材。趣味はマンホール巡りとカワウソ観察。

X:@ishiit_aroka

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