「大阪万博はパビリオン内に入らなくても楽しめる」写真でまるわかり!万博を“散歩”して楽しむためのガイド
執筆者: モバイル・ITライター /石井 徹
らせんの回廊が美しいチェコパビリオン
夜になると幻想的に輝くチェコパビリオンは、ガラスと木材を組み合わせた円筒形の建物だ。チェコが誇るガラス工芸の伝統と、環境に優しい木材を生かした現代的な技術を組み合わせており、くるくると上に登っていくらせん状の回廊が最大の特徴になっている。
来場者はこの回廊を上りながら展示を鑑賞できる仕組みで、建物自体が一つの体験装置となっている。各層が少しずつずれた設計により、建物内部は開放的な吹き抜け空間になっており、光と影の演出も美しい。
らせん回廊になっているチェコパビリオン
内部にはチェコを代表するアール・ヌーヴォーの巨匠ミュシャの作品や、全長250メートルの壁画なども展示され、芸術と建築が調和した空間を作り出している。夜間はライトアップされた円形のガラス外壁が青空に浮かび上がり、万博会場の中でも特に印象に残る風景となっている。
この記事を書いた人
最新ガジェットの動向を追い求めるモバイル・ITライター。携帯電話専門媒体の記者を経てフリーランスに転身し、スマートフォン、AI、自動運転などの最前線を取材。趣味はマンホール巡りとカワウソ観察。
この記事をシェアする
この記事のタグ