「大阪万博はパビリオン内に入らなくても楽しめる」写真でまるわかり!万博を“散歩”して楽しむためのガイド
執筆者: モバイル・ITライター /石井 徹
大阪・関西万博は各国のパビリオン内の展示を見るだけでなく、その独創的な建築デザインを外から眺めて歩くだけでも十分に楽しめる。まるで世界の建築博覧会のような会場内には、各国の文化や技術を表現した個性あふれる建物が立ち並び、散策するだけで世界一周の気分が味わえる。開幕前のメディアデーに訪れた筆者が、パビリオン内に入らずとも十分に魅力を感じた10館の外観をリポート。会場の象徴的存在から各国の特色溢れる建築まで、万博を“散歩”して楽しむためのガイドとして紹介しよう。
目次
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大阪・関西万博を“散歩”してみた
圧巻の「大屋根リング」が万博体験の幕開けに
万博会場に到着して最初に目を奪われたのは、会場全体を取り囲む巨大な木の環「大屋根リング」だ。その規模は想像以上で、内径615m、外径675m、全長約2kmという数字を聞いて納得。ギネス記録に認定された世界最大の木造建築物の迫力は、実際に見ないとわからない。全周を歩くと約30分かかるというスケールだ。
万博会場を囲む「大屋根リング」は圧倒的な存在感を放つシンボルだ
内部は日よけ・雨よけになっている
中に入ると木の香りが漂い、頭上には神社仏閣を思わせる格子状の天井が広がっている。日本の伝統技術「貫(ぬき)接合」を現代的に応用した構造で、国産のスギやヒノキが全体の70%を占めるとのこと。木材の隙間から差し込む光が地面に描く影の模様は思わず写真に収めたくなる美しさで、雨の日でも快適に過ごせる空間になっている。
上部の「スカイウォーク」に登れば、高さ12~20mからの視点で各国パビリオンを一望できるのも魅力的。遠くには大阪の街並みも見渡せ、万博の全貌を把握するのにうってつけだ。
巨大な木造建築にエレベーターが組み込まれているのは壮観だ
特に印象的だったのは水辺エリアからの眺め。水面に映る大屋根リングの姿は、特に夕方になると幻想的な雰囲気に。中央に立つ白い門型モニュメントと組み合わさって、思わず足を止めてしまう絶好の撮影ポイントになっている。
大屋根リングそのものも写真映えする
ライトアップされた景色も幻想的だ
この大屋根リングを散策するだけでも十分楽しめるが、これはあくまで万博体験の始まりに過ぎない。伝統と革新が融合した日本の技術力を感じながら、これから気になったパビリオンを順不同で紹介していこう。
この記事を書いた人
最新ガジェットの動向を追い求めるモバイル・ITライター。携帯電話専門媒体の記者を経てフリーランスに転身し、スマートフォン、AI、自動運転などの最前線を取材。趣味はマンホール巡りとカワウソ観察。
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