「整形3000万円美女インフルエンサーは幼稚園の時から恋愛体質」経営者の顔も持つRちゃんがズバリ”奥手の男”から結婚していくと語る理由「ChatGPTに頼りすぎないで!」という警鐘も
執筆者: 音楽家・記者/小池直也
ChatGPTはガチで無理!
――婚約破棄のトピックもなかなかハードでした。
Rちゃん:婚約破棄するとは思ってもいなかった、ウキウキしてる時にエッセイを書き始めたんですよ。それからダメになり、全部文章を変えないといけなくて……というか書けなくなりましたね。
婚約の公表もしてなくて話せる人も少なかったし、現実を受け入れる時間が必要でした。執筆も「今伝えられることは何もないな」という感じ。でも復活した時に絶対書けるから、ひたすらタイミングが来るまで待ってました。
それが「YouTubeで言おう」と思えた瞬間。「あ、今だったら相手が言いたかったこともわかるし、感謝できているから書けるな」と考えられる状態だったので、まったく辛い気持ちはなかったです。
――別れても相手を思いやれるのは素敵だと思います。
Rちゃん:怒りと悲しみのシーズンもありましたからね(笑)。過去の恋愛では『許せない!』と思うことも多かったけど、今回は違ったんですよ。
その理由を自分に問いかけて、最後に残ったのが「ちゃんと愛されて、愛したんだな」という気持ち。そこに「私が1番だったよね?」という切なさも重なってきて。この時の経験がエッセイに書いた「愛は祈りでもあり、呪いとも似ている」という部分なんです。
――別れ話は100万円の衣装を着用のもと、フランスで行ったそうですが、詳細が気になります。
Rちゃん:全身ディオールです。このために100万のワンピースに400万のバッグも買いました。もともと彼とフランスで1日だけ会う約束をしていたんですよ。それから問題が起きて、決着の場所になった。とはいえ、フランスはいい思い出にしたかったので最終決着は日本でした(笑)。
どんな時もドラマティックな人間なんですよ。美しくないと嫌で、何かの舞台を用意したくなる。フランスにいる彼の部屋にも「Welcome to France」と添えてバラを送りましたし。常に考えているのは「勝負時、いかに自分を誰かの記憶に残すか」。それは別れ話だったとしても変わらないですね。
――エッセイ文中には「『都合のいい女』から脱出しないと、また浮気や不倫のターゲットになる」、「クズに付けこまれないで!」という表現もありました。この点について男性に言いたいことはあります?
Rちゃん:特に何もないですね。逆に女性に対してアドバイスしたいことがあったので書いたのがこの章でした。私、世の中の主導権は女性が握ってると思うんですよ。女性って利用されてるように演技できちゃうから。男性が「自分で決めた」という認識でいても、結局は周りの女性が誘導していることが多いんじゃないかと。
――ではRちゃんから見てモテる男性とは?
Rちゃん:どんな人だろう? 最近わかったんですけど、先に取られていくのは奥手な人。結局は奥手な男性がいいんじゃないかな。しかも男性からアプローチする人ではなく、女性から選ばれる人の方がモテる。たくさんの可愛い子が周りにいることより、愛する人を一番にできる男性が個人的に本当にモテる人だと思います。
私はマッチングアプリをやる男性は無理。私が求めているのは、運命的な出会いなんですよ(笑)。元彼もLINEや連絡先も消したのに、YouTubeで再会しましたから。想いがあればどこかで繋がれる。切っても切れない縁ってあるんですよ。
――最近は好きな人へのメッセージのテキストをChatGPTに提案してもらう人もいるらしいですね。
Rちゃん:ガチで無理! そうやって何かを短縮して、想いを伝えることを機械にすべて頼り始めるのは本当にセンスがない。この前、結婚式のオンラインご祝儀の話を聞いたんですよ。最先端かもしれないけど、そこまで任せたら自分の気持ちが伝わらないと思います。
ChatGPTは参考にするならいいと思う。でも、それだけに頼るのではなく自分の意見を持ってほしい。このエッセイは電子書籍も出ていますが、個人的にはぜひ紙で読んでもらいたいです。
この記事を書いた人
音楽家/記者。1987年生まれのゆとり第1世代、山梨出身。明治大学文学部卒で日本近代文学を専攻していた。自らもサックスプレイヤーであることから、音楽を中心としたカルチャー全般の取材に携わる。最も得意とするのはジャズやヒップホップ、R&Bなどのブラックミュージック。00年代のファッション雑誌を愛読していたこともあり、そこに掲載されうる内容の取材はほぼ対応可能です。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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