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「中2で競馬が推し活に!?」DeNA三浦監督の愛娘・三浦凪沙が綴る愛情たっぷりの競馬ガイド

執筆者: smart編集部/熊谷洋平

“3連単68万円”も的中!知られざる競馬記者の仕事とは?

――今現在はサンケイスポーツの競馬記者ですが、この職業に就こうと思ったのはいつ頃だったのでしょうか?

三浦 「競馬記者になりたい」というよりも、「何かしら馬に関わるお仕事がしたい」というざっくりとした思いが高校生ぐらいからずっとありました。大学生になって就職活動をするときに「競馬や馬の魅力を伝えるようなお仕事がしたい」と思い、競馬記者という目標が固まっていったたという感じですね。

――競馬記者としての、一週間の仕事の流れを教えてください。

三浦 私の場合、茨城県にある美浦トレーニングセンター(競走馬が調教を受ける施設。通称“トレセン”)に火曜の夜に入ります。そこで水曜日、木曜日の午前中に取材をし、それぞれ午後に原稿を書きます。そして取材内容をもとにして金曜日、土曜日でレースの予想に落とし込んでいく、という流れですね。

――競馬記者としては、どのようにレース予想をしていますか?

三浦 割と実力主義です。例えば、それぞれマックスの力が100という馬とマックスの力が10という馬が同じレースに出るとして、100の力の馬が少し調子が悪いくらいでは10のほうの馬は到底勝つことはできませんよね。あくまで実力、能力主義で予想します。

――その実力や能力は、どのように判断するのでしょう?

三浦 レースをたくさん見ていると、「今回この馬は負けたけど、一番“強い”レースをしていた」というのがわかるようになります。タイムや不利(レース中に馬のパフォーマンスに悪影響を及ぼす出来事)を含めたデータだけではなく、総合的に判断できるようにしています。

――競走馬は血統も重要視されることが多いですが、そのあたりはいかがですか?

三浦 たとえ血統が同じでも、兄弟で全然タイプが違うこともあります。なので、あくまでその場その場で取材することを大事にしていますね。取材では、見るだけではわからないことを聞けるわけですが、実際にお世話している人が感じる“調子の良さ”などを聞きだして予想に活かすのが現場記者だと思います。

――取材したことを注意深く見極める、ということでしょうか?

三浦 横ではなく縦の比較ができるのが競馬記者だと思います。普段取材をしていて、例えば「悪くない」と言う方がいたとします。「悪くない」という言い回しは、一般的には良いという印象をあまり与えませんよね。でも、長く取材を続けていると、その方にとって「悪くない」は「結構良い」という意味だったりすることがあります。こうしたことがわかってくると、この仕事は面白いと感じますね。

――これまで三浦さんが紙面で予想した中で、最高の的中は何ですか?
三浦 
一度、3連単(1着~3着の馬を順番通りに当てる馬券)で68万8850円を的中させたことがあります! ただ、私はその馬券を買わず、単勝(1着の馬を当てる馬券)と複勝(3着以内に入る馬を当てる馬券)しか購入していなかったので、あまり多くの配当は得られませんでした……。これは競馬記者あるあるですね(笑)。

――その金額はすごいですね! ちなみに、そのレースの人気はどうだったのでしょうか?
三浦 
予想が大当たりすると、紙面に載るのですが、そのときは顔写真つきで大きく出ました。1着~3着の馬が、それぞれ8番人気、7番人気、9番人気という並びでの3連単だったので、個人的にもかなり大きな的中でしたね!

この記事を書いた人

スポーツ新聞社、編集プロダクションを経て宝島社に入社。2015年よりsmart編集部に所属し、2022年9月よりsmart Webの専任担当。タレント特集を中心に、ファッション、スニーカー、腕時計、美容などを幅広く担当。3度のメシより野球好きで、幼稚園年長の頃からの熱狂的な東京ヤクルトスワローズファン。最近はサウナにハマっており、smartサウナ部の広報担当も兼務。

X:@yoheihei170

Website:https://smartmag.jp/

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