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「中2で競馬が推し活に!?」DeNA三浦監督の愛娘・三浦凪沙が綴る愛情たっぷりの競馬ガイド

執筆者: smart編集部/熊谷洋平

横浜DeNAベイスターズの三浦大輔監督を父に持ち、現在はサンケイスポーツの競馬記者として活躍する三浦凪沙さん

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プロ野球・横浜DeNAベイスターズの三浦大輔監督を父に持ち、現在はサンケイスポーツの競馬記者として活躍する三浦凪沙さん。中学生の頃、父に連れられて観戦したレースで競馬にどハマりし、その魅力を追い求めるうちに、ついには競馬を伝える仕事に就くまでに。そしてこのほど、より多くの人に競馬の面白さを知ってもらいたいと、『知れば知るほど楽しくなる!ウマに恋する競馬ガイド』を出版した。初心者でも楽しめる基礎知識から、競馬に関わる知られざる人々のインタビューまで、競馬の醍醐味を多角的に紹介する一冊となっている。三浦さん自身の競馬との出会いや、父・三浦監督とのエピソードも交えながら、本書に込めた思いを聞いた

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中2の頃に父にイヤイヤ連れていかれた競馬場

――三浦さんは、お父様が横浜DeNAベイスターズの三浦大輔監督でいらっしゃいますが、競馬との最初の接点は、お父様が所有される馬「リーゼントブルース」のデビュー戦を生観戦されたことだったそうですね。

三浦凪沙(以下、三浦) そうですね。初めて競馬場に行ったのは、中学2年生のとき。東京競馬場で行われた『リーゼントブルース』のデビュー戦でした。

――お父様が所有する馬とあって、ご家族にとって一大イベントのような感じで?

三浦 いえ、そういうのではなく、私だけ連れて行かれました。確か当時、母と弟は野球の練習に行っていて不在だったので、行けるのが私しかいなくて……。実は父は一人で行動ができないタイプの人なんです。「ちょっと着いてきて」と言われることが多くて、競馬もその一つでした(笑)。

――そのとき、三浦さんは競馬に興味はあったのでしょうか?

三浦 全く興味がなかったので、行くのは本当に嫌でした(笑)。部活もないせっかくの休みの日なのに、よくわからないところに連れて行かれることになって「えぇー……」とだいぶ渋りましたね。それでも父に頼み込まれたので行くことになってしまって。

――全く興味がなかったんですか?

三浦 もちろんなかったです!中学2年生だったので馬券も買えないですし、「馬が緑のところをワーッと一斉に走るのを見るのって、いったい何が面白いのだろう……?」とずっと思っていました。競馬中継がある週末は父にテレビを取られるのが嫌でしたし、競馬に対して良いイメージがなく興味もなかったので、行きたくありませんでした。

――それが、競馬場に足を運んでみて印象が変わった、と。

三浦 はい!行ってみたら「なんて面白いんだ……!」と思いました。リーゼントブルースがそのデビュー戦で頑張ってくれて、2着になったというのも大きかったと思います。もしそのときにあまり良いレースをしてくれなかったら、興味を持たなかったかもしれませんね。

――お父様の愛馬が馬券に絡むと、盛り上がりそうですね!

三浦 そうなんです!馬券を買えなくても、やっぱり応援しますよね。1着馬からは離されてしまいましたが、3着の馬とは結構な接戦だったので、「頑張れーっ!」と自然と応援に力が入りました。競馬場って、観客の声援、馬が走っていく音、ジョッキーの鞭の音……など、いろんな音で臨場感がすごいんですよ。そこで「競馬って面白いかも!」と、いきなり魅せられました。

――レースを実際に目の当たりにしたことで、馬そのものに対する印象にも変化はありましたか?

三浦 後日、実際にリーゼントブルースに会ったのですが、本当に可愛いくて。くりくりでキラキラな綺麗な目をしていて、「馬ってこんなにかわいい生き物なのか!」と思いました。レースも面白いし、馬も可愛いし……ということから、競馬について知りたいことがどんどん増えていきました。

――それが中学2年生のときで、そこからずっと競馬に魅せられていったんですね。

三浦 そうですね。中学2年で競馬にすごくハマってからしばらくは、父が買ってきた競馬雑誌を読んだり、無料で見られる競馬サイトもずっと見ていました。無料で見られるのに、結構充実しているんですよ。馬券は買えなくてもそこでコラムを読んだりして楽しんでいましたね。当時、あるジョッキーのコラムのファンで、メッセージを送ったこともありました。

――中学生がジョッキーにメッセージとは、珍しかったのではないでしょうか(笑)。

三浦 実際にびっくりされて、「中学生の子がメッセージを送ってきた」というコラムを掲載していただいたこともありました。私は割とオタク気質というか、推し活をするのが好きなタイプなので、競馬もそんな感じになっていったんですよね。コラムにメッセージを送ったり、そのジョッキーにファンレターを送ったりしていました。

――周りの友人は三浦さんが競馬好きなことを知っていましたか?

三浦 知っていました。「凪沙といえば競馬」みたいな感じでしたね。中学時代、英語の授業では、(調教師の)矢作(芳人)先生についてスピーチしたこともありました。そのときは「14回目の挑戦で調教師試験に合格してから、日本ダービーを勝つまで」というテーマで話したのを覚えています。

――そのネタを選ぶ人は他にはいなそうですね(笑)。

三浦 同級生と被ることはありませんでした(笑)。リーゼントブルースの写真を使ってプレゼンするとか、そんなことをしていた学生でした。

この記事を書いた人

スポーツ新聞社、編集プロダクションを経て宝島社に入社。2015年よりsmart編集部に所属し、2022年9月よりsmart Webの専任担当。タレント特集を中心に、ファッション、スニーカー、腕時計、美容などを幅広く担当。3度のメシより野球好きで、幼稚園年長の頃からの熱狂的な東京ヤクルトスワローズファン。最近はサウナにハマっており、smartサウナ部の広報担当も兼務。

X:@yoheihei170

Website:https://smartmag.jp/

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