【映画『かくかくしかじか』で好演】鈴木仁が明かす、大泉洋とのド迫力つかみ合い裏話&マル秘撮影秘話【東村アキコの不朽の名作が実写化】
執筆者: ライター/黒川すい
大泉洋と鈴木仁が魅せる!迫力満点の掴み合いにも要注目
──現場の雰囲気はいかがでしたか?
鈴木 僕含めみんな絵が得意なタイプではなかったので、絵画教室のシーンなどにどうやって取り組むか悩んでいたと思います(笑)。あと宮崎弁が難しくて、音声を録音して確認しながら進めていきました。
──本作は宮崎県を舞台に描かれるシーンが多いですもんね。ちなみに撮影の合間に宮崎名物は何か食べられましたか?
鈴木 いや、実はそんなに食べられてなくて……(笑)。だけど、大泉さんの車に乗せてもらって、2時間ほどかけて鹿児島に連れて行っていただきました。永野さんやスタッフさんたちと一緒に行ったんですが、そこで鍋などいろいろ食べたのが思い出深いです。
──いま大泉さんとのお話もチラリと出ましたが、個人的に今ちゃんと日高先生が掴み合うシーンのインパクトがすごかったです。大泉さんとのシーンで印象的だったことなども伺えますでしょうか?
鈴木 作中だと、大泉さんとは初日からゼロ距離でにらみ合っていましたね。お互いずっとメンチを切っている感じで(笑)。そんな感じだったのですぐに緊張は解けて、勢いで今ちゃんを楽しむしかないと思いました。
ちなみに、撮影を進める中で、プロデューサーさんが実際の今ちゃんに電話をかけてくれたんです。大泉さんが、実際の先生はどんな感じだったか?っていうのを電話で聞いていたんですよ。そこで聞いた先生の人物像を、忠実に反映させていたのですごいと思いました。僕自身も今ちゃんの格好で、実際の今ちゃんとオンラインで繋がることができたのが印象に残っています。
──初日からゼロ距離とのことでしたが、大泉さんの迫力ある場面をどう感じましたか?圧倒されませんでしたか?
鈴木 今ちゃんとして躊躇(ちゅうちょ)したらダメなシーンだったので、楽しんでやるという気持ちのほうが大きかったと思います。そのシーンを間で見ている永野さんの表情も面白かったですね。撮り終わって映像を確認しているときも、みんなで笑いながら観てました。あと(僕は)背が高いので、上からにらめるのは得だなと感じたり(笑)。ヤンキーだから下から覗いてもいいですが、上から強い感じでいけたらなと思って取り組んだシーンです。
──ちなみに大泉さんとの掴み合いのシーンって、事前に打ち合わせなどはされたんでしょうか?
鈴木 あんまりしていないです。お互い「疲れる!」と言いながら、掴み合っていましたね。カメラの位置によっては顔が隠れるときもあったので、2人で息を合わせながら取り組んでいました。
この記事を書いた人
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。
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